いよいよ本番、『第57回元祖有名駅弁とうまいもの大会』に行く。コロナ前は開店同時に入店するため9時45分には開店前の入口に並んでいたが、ネット予約が始まり、また入店者が減ったこともあり、10時半頃に到着。
まずはエレベーターで7階のメイン会場に上がる。いつものようにダークダックスの『汽笛一声』が響く会場はそれほど混雑もしておらず中に入る。人気駅弁の『いかめし』(森駅)などには列はあるが、5分も待てば買える程度。
今回は人気駅弁屋の新作弁当としてここでは『いかめし丼』を販売してはいるが、人気はいつもの『いかめし』の方である。
他にも『炙り牛タン弁当』(仙台駅)、『海の極み弁当』(いわき駅)なども特に列はできていない。
駅弁大会の駅弁には3種類あり、①その場で製造するいわゆる実演弁当、②予め作ったものを販売する駅弁、③現地で製造したものを運んできて販売する輸送駅弁となっている。コロナ対策もあり、今回からは7階では①②、別会場の4階では③を販売する形に変わっていて、さらに予めネット決済した駅弁を当日引き渡すNet予約もある。
実は昨年はNet予約をして別会場で受け取りしたのだが、同じ駅弁を当日購入する方がスムーズに受取れたため、今回は直接お店で買うことにした。4階の輸送駅弁の売り場には行かなかったが、私が7階の会場を歩いていると4階から列が7階まで続いていたので、こちらは以前と同様時間がかかった模様である。
私が今回購入したのは海鮮系は『北海海鮮三昧』(旭川駅、1880円)これはパンフにある『蝦夷わっぱミックス』の隣で売っていたもの。寿司飯の上に甘エビ、カニ、イクラ、ウニ、ホッキ貝、サーモン、ホタテが乗った海鮮丼。
それぞれの具が新鮮で上から見ると1つしかなかったはずのウニが2つ、とにかく盛りはいい。
牛系は『米沢牛焼肉重松川辨當』(1600円)、いつもの牛肉ど真ん中のようなすき焼風ではなく焼肉風にこだわってみたが、予想通り焼肉のタレはご飯にはよく合う。さらに大きな肉団子が付いているがこれが絶品。
もう一つは鶏系、そぼろだけの鶏めし(折尾駅)も好きだが、今日は『比内地鶏の鶏めし』(1200円)。
乗っている鶏肉も比内地鶏だけあって歯応えもあり、じわっとくる旨味もすごいが、この駅弁でうまいのはやや甘めのご飯。これだけでも比内地鶏を彷彿することができる美味さである。
あと気になったのが牡蠣を使った弁当。有名な『氏家かきめし』(厚岸駅)の他にもゴロゴロと牡蠣の乗った『どっさり牡蠣めし』(姫路駅)。
鰻の乗った『うなぎ稲荷』(豊川駅)など。来年こそ少し違うジャンルを攻めてみたい。