今日は40年来の友人Aくんの馴染みのお寿司屋さんにお邪魔した。場所は神楽坂、神楽坂通りを歩き、善国寺の反対側に。先の路地を左に曲がったあたりにある。お店の名前は『かぐら坂 新富寿司』という。
店に入るとカウンター、後ろにいくつか席もある。ちょうどAくんとは店の近くで出会い、迷うことなく入店できた。カウンターの一番奥に陣取り、飲み始める。初見の店のため注文はAくんに任せた。
まずはビールで乾杯、モルツは美味い。刺身の盛り合わせからスタート。お皿に右から酢締めのイワシ、生だこ、イカ、赤貝、中トロ、赤身、ニシンの酢締め、カワハギの肝乗せとバラエティに富む。
まずはイワシから頂くが軽く酢に浸してあり、微妙な塩梅が嬉しい。ツマの大根も酢で締めてあり、細かいところまで手が込んで、もちろんネタは新鮮。
すぐにお酒を注文。まだ寒くもないが、燗を付けてもらう。土佐鶴(高知県)は辛口、刺身によく合う。
白子のバター焼き。バターで焼いて甘辛に詰めてある。淡白になりがちな白子もしっかり味が入っていた。
サワラの幽庵焼、穴子の白焼と続く。いずれも酒が進んで止まらない。Aくんの入れている角瓶をハイボールで割ってもらい、チャンポンで飲む。
イカのわた焼き、鰹の酒盗、茄子焼きなどをお願いする。酒盗は細かく切ったクリームチーズが敷いてあるのがにくい。
腹がいっぱいになる前に寿司を食べねばとお好みで注文。酢締めが旨いことからまずは小肌、具合がいい。
イワシ、マグロの中落ち、カワハギ、タコ、アジと続けて頂く。
鉄火巻、干瓢巻で締めるが、3代目店主の握りはシャリの固さが抜群。ほろっと口の中で解ける感覚がいい。
もう、お腹いっぱい。それにしても酒が弱くなってきたことを嘆くばかりであった。
最後に味噌汁を頂き、お開きとした。
店には英語、フランス語を話せるスタッフもおり、ホテルからもお客さんがやってくるほど。歴史はあるが、アットホームないい店であった、ご馳走さまでした。
かぐら坂 新富寿司
新宿区神楽坂4ー4ー17
05055922522