『秋の甲斐路へ』⑨、武田神社を2時半に出て愛宕トンネルから国道20号線、さらに137号線を通り、富士吉田のLa Vista河口湖というリゾートホテルに向かう。3連休の初日というこどあり、また、天候が悪いことから道路は渋滞。特に137号線に入ると上り坂なのだが、トラックやマイカーなど交通量が増えて、35kmくらいしかないのに2時間掛けてようやく辿り着く。
丘の上にあり、河口湖がよく見えるはずだが、暗くなりかけていて湖面も良く見えない。しかし、素敵な山小屋風のホテルはウェルカムドリンクが山梨ワイン飲み放題、窓に向いた椅子に座り、優雅に外を見る。周りの席はほぼ外国人観光客、彼らはやはり絵になる。夕食まであまり時間もなく、温泉は食後にした。
5時半からディナーとなったが、広いダイニングには多くの外国人、日本人かと思っても中国人や韓国人。やはり富士山の人気なのか。
まずは『温州みかんのカクテル』で乾杯、前菜には地元の素材が多く使われていて『煮貝』『シカのロースト』『富士桜ポークの柔らか煮』など。
添えてあったとりどりのピクルスも美味い。ビールは富士桜高原麦酒のピルスナー。軽くて美味いビールである。
『紅茶鴨のコンフィ』にはイチゴのソース、甘酸っぱく、柔らかくなった鴨とよくあっている。ワインは勝沼醸造の軽い赤を合わせてみた。
スープは『カニ味噌のロワイヤル、ズワイガニと百合根添え』、見た目は茶碗蒸しのようだが、香りがクロスオーバーしている。ただ、写メは忘れて飲んでしまう。
『甲斐サーモンの白ワイン蒸し』、敷いてある白菜が甘く、絶妙。実に繊細でワインに合う。
『黒毛和牛のロースト、生ワサビ添え』、ソースにはマデラ酒あたりが使われている。量もちょうど良い。
『カマンベールとクリームチーズ』、ナッツのキャラメリゼとメープルシロップが添えてあるのが嬉しい。
ドルチェは『アップルパイとほうじ茶アイス』、コーヒーも頂き、満足でした。
部屋に戻り、大浴場、露天風呂をはしご、雨の降りかかる中、ゆったりして早めに就寝。
翌朝、外を見て驚いた。目の前に大きな富士山、稜線までくっきり、この旅行の目的を果たすことができた。そのあとはバルコニーにある露天風呂に浸かりながら富士山を眺める。これぞ満足である。やはり文化の日は絶対に晴れてくれる。バンザイ!(以下、次回)