第30話「龍馬の秘策」はこちら。
前回の視聴率は17.9%。復活しておる。ほんとに視聴率はよくわからん(笑)
とか言いながら、わたしだってどうしてまた「となりのトトロ」を観てしまい、またしても涙しているのかもわからん。ここにきて20.2%とは。なによりも、北林谷栄の追悼としても機能していたのだけれど(あの、おばあちゃんが深々と頭を下げる所作だけでも泣けます)。
さて、いよいよ坂本龍馬の最大の事業、薩長同盟への動き。え?こんなに簡単に実現しちゃうの?と思ったらさすがにそうはいかなかった。
福田靖らしく、図式的(逆にいえば視聴者にわかりやすい)な脚本が炸裂しているのだけれど、いくらなんでも直球すぎる交渉術なので苦笑。
戦争や革命の背景には確実に経済のコンフリクトがあり、だから戦争や革命の勝者になろうと思えば“資本の投下先”として有望だと思わせる手練手管が必要。
薩摩と長州はそれをわかっていたわけだし(たとえ一部だとしても)、もっと重要なのはその考えを推し進めるだけの経済力があったということか。
中岡慎太郎役で上川隆也登場。この人の人気って何なんだろう。もう一歩脱皮するためには、極端に邪悪な役を経過するべきだと思うのだが。
ということでわからないながらも今回の視聴率は18%と読みました。だって“隠密”なんてもんがまだ健在だったってことは、龍馬伝が時代劇だってことを思い出させてくれましたし(笑)
第32話「狙われた龍馬」につづく。