視聴率オタクとして、大晦日の結果についてはいろいろと考える。
NHK「第64回NHK紅白歌合戦」前半36.9%、後半44.5%
日テレ「ダウンタウンの笑ってはいけない地球防衛軍24時!」19.8%(第1部)17.2%(第2部)
TBS「大晦日スポーツ祭り!KYOKUGEN2013 史上最大の限界バトル」9.3%(第1部)14.5%(第2部)8.0%(第3部)6.1%(第4部)
フジ「祝!2020東京決定スペシャル 東京五輪夢と奇跡の物語 」2.0%
テレ朝「今年スゴかった人全員集合テレビ2013 」8.2%(第1部)4.3%(第2部)3.4%(第3部)6.3 %(第4部)
紅白歌合戦が堅調だったのはめでたい。見てないけど(笑)
要因の筆頭はもちろん「あまちゃん」。わたしもあとでYouTubeでチェック。「潮騒のメモリー」を
でかます企画は、わかっていても泣ける。それを宮本信子とクドカンが審査員席で見ているという設定は、宮藤の計算通り。
「♪北へ行くのね ここも北なのに」
には死ぬ(笑)
橋本愛は他の役がめちゃめちゃ深刻なのに、あまちゃんでだけアイドルで“緊張して声が震えている”という、これも昔のアイドルっぽくてすばらしい(本当に緊張していたのだろう。なにしろ彼女の方が意外にも能年よりずっと年下だし)。
小泉今日子の視線がミスリードして、意外なところから薬師丸登場。そして最後にクドカンらしいオチもつくという、まことにけっこうな趣向でした。
意外だったのはダウンタウンの「笑ってはいけない~」が歴代最高の数字をとったことで(これはリアルタイムで見てました)「うーん、今年はそんなに出来はよくないんじゃないか」と思ってただけに。
でも夕べの未公開シーンスペシャルを見ていて、こっちの方が面白いんじゃん!とあきれた。ひたすらユルユルで、視聴者を極限まで弛緩させる企画を大晦日にやろうと思いついた知恵者がえらい。すぐにこんな再放送っぽい企画をやるという企みもうまい。板尾の嫁とジミーちゃんが見たくて、わたしは来年も日テレを見るだろう。人間は、笑ってはいけないとされると笑ってしまうものなんだなあとつくづく。
TBSの井岡の試合は面白かったらしいので、ちゃんと数字がとれたのはめでたい。わたしは亀田関係が本当に嫌いなので、ちゃんとしたボクシング(だったのか?)が人気が出るのは歓迎。
しかしよく考えるとこの三局で80%近い。ってことは他は……言うまい言うまい、フジが(表には載せていないけれども)テレビ東京にも負けていたなどと。言っちゃったけど。
栄枯盛衰は世の習いとはいえ、こんなところにもフジの凋落が。お勉強になります。