第三話「命の使い道」はこちら。
またNHKは現総理がらみでごたついてます。わたしは朝日新聞にはいろいろと言いたいこともあるけれど、この騒動では新会長の方がやはり不用意に過ぎると。あんな発言をすれば、ああNHKは今度はこの路線で行くんだなと誰でもが予断を持つのが第一。
それから、不用意な発言だったと謝罪しても、マスコミ向けであのレベルなのだから、内部ではもっと激烈な発言をしているんだろうなと簡単に類推できますもの。
さて、お友だち首脳がまだかんでいない企画の軍師官兵衛。前回の視聴率は18.0%と上昇。2回目の面白さが影響したのかな。トップテンのなかに大河ドラマがデンと控えているのは久しぶり。
今回は、官兵衛が(また例によって偶然出会っていたという仕込みあり)妻と出会い、祝言、初夜まで一気に走る展開。酒井若菜が姉で中谷美紀が妹なのはさすがに苦しいけれど、そんなことを言っていたら一年間のドラマはしんどいので温かく見守ってあげましょう。「木更津キャッツアイ」ファンのためのサービスキャストなのかもしれないし。
外様であるために恭順の意をあざといぐらいに示さなければならない黒田家は、この縁組のおかげで当座はしのげる。いじわるな義兄がいるのは官兵衛も気が重いことではあるだろうけれども。
美濃を奪取し、岐阜と名をあらためさせた信長は「天下布武」を掲げて天下をとるパフォーマンスを見せる。丹羽長秀、柴田勝家など「清須会議」でおなじみの面々登場。あの映画では官兵衛はそれはそれは腹黒い策士。今回はまださわやかな青年なのがご愛敬。
「戯れ言じゃ」
と上洛など考えてもいず、幼い嫡男の行方を案じる主君の片岡鶴太郎は、それはもう太平記どおりの小人物をこしゃくに演じていてうれしい。高岡早紀は、貞淑ぶりがかえって怖い(笑)。絶対これからなんかあるな。
今回の視聴率はまた上昇して19%近くまで行くと読みました。なにしろ岡田准一の主役ぶりが美しすぎる!
第五話「死闘の果て」につづく。