事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛~第三話「命の使い道」

2014-01-19 | テレビ番組

Bdmemxtciaehih9 第二話「忘れえぬ初恋」はこちら

昨夜オンエアの、庄内映画村でも撮影された「足尾から来た女」にはたまげた。足尾銅山がらみのお話とはいえ、あそこまでフクシマな展開にもっていくとは。銅の緑青が、まるで放射能のように見えます。

現首相とはいろいろとあったNHK。経営委員にお友だちが入るなど、どうも息苦しそう。しかしこんなドラマの企画がとおり、ゴールデンに放映されるなど、まだまだ気骨のあるドラマ人は健在なんだな。え、来年の大河は長州が舞台ですか。はあああ。

批判も多いらしい藤村志保のナレーション。でも昨日のドラマを見てもらえば、訥々とした語り口で、これは大過去のお話なんですよということを伝えるのが狙いなのがわかってもらえるはず。あの人の身上はうっすらとしたユーモアですもの。

さて兵庫県のお話。前回の視聴率は16.9%と少し下がった。1回目があまりに紙芝居だった影響かなあ。

初恋の相手を失った官兵衛が自暴自棄になっているのを、祖父(竜雷太)はいさめ、父(柴田恭兵)は堺に送り出すことで……なストーリー。主人公の腕の中で絶命するお姫さま、盗賊に襲われたところにあらわれる武芸者(田中哲司)と、今回も紙芝居をやりまくってます。

その一方で、のちに官兵衛と秀吉の二兵衛とよばれた竹中半兵衛(谷原章介)が、トロイの木馬作戦で頭角を現す。かっけー。

もうちょっとひねった展開を期待したのだけれど、全体にどうもあっさりしている。お姫さまの歩き方が時代劇になっていないのもきつい。ただ、役者の味がけっこういけているので退屈はしない。堺への旅も、これは西遊記でしたっけ?な印象。濱田岳はいつまでもこの感じでドラマにからんでほしいな。

なにより、岡田准一の立ち姿がすばらしい。小さな身体に、これから度量と才覚が満ちてくるのだろう。わたし、まだこのドラマにつきあいますよ。

視聴率は……うーん、ちょっと上がって17%台か。

第四話「新しき門出」につづく。中谷美紀登場。おいおい初恋の相手が亡くなってわずか一週間で(笑)

コメント
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