邦画篇はこちら。
今日は洋画篇。わたしのベストはこうだ。
1.「リンカーン」(スティーブン・スピルバーグ)
2.「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(アン・リー)
3.「42 世界を変えた男」(ブライアン・ヘルゲランド)
4.「ゼロ・グラビティ」(アルフォンソ・キュアロン)
5.「オズ はじまりの戦い」(サム・ライミ)
次点は「嘆きのピエタ」(キム・ギドク)「パシフィック・リム」(ギレルモ・デル・トロ)
……こんなところだろうか。なんとまあしかし、ハリウッドど真ん中のメジャーな作品が好きなんだオレは。
実はアメリカ映画は興行的には絶好調。中国の市場が成熟してきたことがその原因のようだけれど、ために日本の相対的市場価値は低下している。そればかりではないにしろ、日本の観客は洋画をどんどん見なくなっている。
それが良い悪いを語る段階はもう過ぎて、日本人は日本のことにしかあまり関心がない傾向が定着してしまったのである。
かつての日本なら、東和やヘラルドなどの邦人系の配給会社が、なにもしなくても本国でヒットした映画をのんべんだらりと配給していればよかったメジャー系(別にCICとかUIPのことを言っているわけでは……)にけんかを売り、よく考えればB級な作品を強引にヒットにもっていったものだっけ。
なぜイタリア製ホラー「サスペリア」があんなにヒットしたのか、同じ時期に公開された「レイダース」よりも「キャノンボール」の興行収入が上回ったのはなぜか、解答はすべてそのけんかのなかにある。客もしかし性懲りもなくよくだまされたなあ(笑)。
しかしそんな時代はいまいずこ。トム・クルーズやブラピの映画だって安閑としてはいられない世の中になってしまったのだ。うーん。
俳優ではリンカーンを演じたダニエル・デイ=ルイスがダントツ。神様が、いやリンカーンが入っていたとしか思えん。
次回は読書篇です!