宝島社というのは不思議な存在で、革マルの闘士だった社長のもと、アンダーグラウンドやサブカルにめっぽう強いところを見せるかと思えば、豪華おまけ路線で女性誌の売り上げを伸ばすなど、なんか、得体は知れないが元気はいい感じ。
わたしにとっては「このミステリーがすごい!」の出版社だけれど、それ以前は別冊宝島というムックを何冊も何冊も読んだものだっけ(というか、「このミス」だって実は別冊宝島の一環だったのである)。
題材や切り口が、たとえば総合誌などと歴然と違っていたのと同時に、有能なライターやイラストレイター、そして有能な編集者をかかえて突っ走っていた。
そんな別冊宝島は今どんな特集を組んでいるのかな?おっと、「誰かに教えたくなる統計・確率」ときたか。なんか、面白そうだ。わたしも教えたくなっちゃいました。
内容は、どこから引っぱり出してきたかあやしいものだが、誰もが気にしながら、しかしどんな確率でものごとが行われているかをどんどん紹介している。まあ、VOW(お若い読者はご存じないかも)の会社のことなので、しゃれとして受け取ってもらえれば。
・夫が浮気をしている確率……55.2%
いきなりだけど嘘だろう!「夫が浮気をしたことがある」確率ならばともかく(ともかくじゃないか)、半数以上の夫は妻以外の女性と現在形でそういうことになっているというのだ(笑)。
みなさんの職場はいかがですか。お盛んですか。わたしの身の回りを見渡して………………まさか。まさかまさか。っていうか男性読者諸君!きみたちはひょっとして。あ、どうしておれは怒っているんだろう。
・キャビンアテンダントが関西外国語大学出身である確率……9%
ほお。この大学はとにかくひたすら語学をみがく方針らしく、しかも毎年CA採用数全国トップなのだとか。これはほんとにお勉強になる。ちなみに、CAは和製英語。ほんとはフライトアテンダントですってよ。なんでこんな生意気な言葉が和製英語なんだよ!以下次号。
誰かに教えたくなるアレの統計・確率 価格:¥ 1,008(税込) 発売日:2013-08-23 |