事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「やさしい死神」 大倉崇裕著 創元推理文庫

2016-11-23 | ミステリ

大倉崇裕って落語を題材にした作品でデビューしてたのか!知らなかったー。落語とミステリがとても相性がいいのは、北村薫の円紫さんとわたしの長大なシリーズでもおなじみ。こちらのヒロイン緑さんは、「わたし」ほど内省的ではなく、そこがいいです(笑)。モチーフとなる落語ときちんと連関していて、きちんとオチをつけている。もっとこのシリーズを読もう。

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「プロ野球 見えないファインプレー論」仁志敏久著 ソフトバンク新書

2016-11-23 | スポーツ

トップバッターの特権とは、カウントもランナーも気にせず、頭の中で第一打席をひたすらシミュレーションできること……仁志は野球がほんとうに好きなんだなあ。

常総学院=早稲田大学=日本生命=巨人=DeNAと、陽のあたる場所を歩いてきた彼は確かに野球エリートだ。でもその陰でひたすら努力してきたことがうっすらとうかがえ、感服。常総の木内監督が、実はその采配に反抗する選手を待っていた話など、うなる。

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