事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

MI5

2019-03-06 | 洋画

ビル・ナイが主演する「MI5」のシリーズをご存じですか。Military Intelligence Section 5といえば英国諜報部。優秀な分析官だったジョニー・ウォリッカーを主人公にした三部作。

(1)MI5: 消された機密ファイル
Page Eight

(2)MI5: 灼熱のコンスパイラシー
Turks & Caicos

(3)MI5: 世界を敵にしたスパイ
Salting the Battlefield

あ、まずはビル・ナイを知る人の方が少ないかも。えーと、えーと、みんなが見た映画で彼が出ていたのは……「パイレーツ・オブ・カリビアン」のデイヴィ・ジョーンズかな。顔の両側から触手が出ていたので顔がわかりませんよね(笑)。

このおじいちゃん俳優は他にも「ラブ・アクチュアリー」や「ナイロビの蜂」などの渋い脇役が似合っていて、わたしは好きな役者なの。いかにもイギリス人、という紳士的な風貌(触手がないときに限る)は味わいが深い。

にしても、この三部作のことをわたしはまったく知らなかった。いつ公開されたんだ?ゲオの棚で一作目をたまたま見つけたからよかったものの。

あ、そうなんだ。BBCが制作したTVムービーだったのか。にしても豪華なキャストをそろえている。マイケル・ガンボンレイチェル・ワイズ(「スターリングラード」の美尻は健在でしたっ)、レイフ・ファインズ(首相役)、ウィノナ・ライダークリストファー・ウォーケンヘレナ・ボナム・カーター(ずいぶんと立派な身体になってます)、フェリシティ・ジョーンズ…

カーチェイスなし、暗号なし、拷問なし、濡れ場なし。この、およそ007やミッション・インポッシブルの対極にあるような地味ぃな作品が、めちゃめちゃに面白かったのである。だってウォリッカーは、かつて愛したことのある女性たちの活躍によって……そこんとこは徹底的に007でした。レジ袋をぶら下げて(中身は剣呑なものだろうが)静かに歩くシーンがひたすらつづく。こういう作品、もっと見たいなあ。

コメント (2)
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日本の警察 その102「棲月 隠蔽捜査7」 今野敏著 新潮社

2019-03-06 | 日本の警察

その101「コールドケース」はこちら

大森署の名物署長となった竜崎が、部下を掌握しきっていることが何度も強調される。いつもそうだけど今回はあざといくらいだなあと思っていたら、なんとラストで……なるほどね。県警の人事の季節に読むのにぴったり。いやしかしキャリアは降格人事をくらったら普通は辞めるという決めつけもすごい(笑)

今日は職場で所属長のハンコ押しネタで盛り上がったので、竜崎の毎日の押印回数ってどれだけなんだとつくづく。

その103「紅のアンデッド」につづく

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