星峠は、新潟県十日町市松代地域にある棚田で、大小様々な棚田およそ200枚が斜面に広がっている。 雲海が発生し、水鏡が輝く絶景スポットとして全国に知られており、筆者も2013年の5月に「水鏡の水田と朝霧」と「光芒」、2015年12月には「雪景色」を、2017年10月には「秋景色」撮影している。今回は、星峠から眺める天の川を計画した。
棚田と天の川は、前回、千葉県の大山千枚田で撮影したが、街灯の明りで田んぼの水鏡に星空を映すことができなかった。そこで、今回は光害のない「星峠」を選んだ。ただし、棚田と天の川の位置関係が悪く、星峠特有の全景と天の川を一緒に写すことはできないことは、事前調査で分かっていたので、田んぼの水鏡に星を映すことをメインにした。
現地には、残照で周囲が見える18時半に到着し、丹念にロケハン。その後、月が沈み、天の川が昇ってくるまで車内で待機したのだが、いつの間にか寝てしまい起きると午前1時半。天の川はすでに高い位置まで昇っている。急いで準備をし、気を取り直して撮影開始。いつものようにタイムラプス動画も作成できるようにインターバルで撮っていたが、どうも構図に納得がいかない。天の川が昇りすぎていて、17mmの広角レンズでは収まらない。寝坊したことと、フィッシュアイ・レンズを持ってこなかったことが悔やまれる。
今回、23日午前3時頃にピークを迎える「こと座流星群」も期待したが、1つだけ火球が流れたもののフレーム外。筆者は、天体写真ではなく自然風景写真としての星空を撮ることを目的しているが、星空撮影は、初心者だけに、まだまだ課題が山積である。
午前3時に星峠を引き上げ、その後、「儀明の棚田」「美人林」「中子の桜」を巡って13時に帰宅。順番に掲載したいと思う。
以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大拡大表示されます。
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