霧氷の魅力を最大限に表現できる撮影場所の一つが霧ヶ峰である。霧ヶ峰ではダイヤモンドダストとサンピラーも見ることができる。そのポイントからは、過去に2回ずつ撮影しているが、来たからには寄っておきたい。ダイヤモンドダストとサンピラーが見られる条件の日は、多くのカメラマンが並ぶが、
この日の霧ヶ峰の気温はマイナス3℃で強風。湿度は十分でもダイヤモンドダストとサンピラーは期待できない。到着すると、先客は7名ほど。やはり少ない。それでもカラマツ霧氷は付いていた。
朝日を浴びてオレンジ色に染まった雲が斜面を撫でるように流れていくと、次には真っ白なカラマツ霧氷が現れる。そして霧氷も逆光の朝日で淡いオレンジ色に輝く。このポイントからのカラマツ霧氷は何度も撮影しているが、刻々と変化する色彩を見るのは初めてである。風景は、まさに一期一会。この光景も二度と見ることはできないだろう。
この冬は、綿密に計画を立て、気象データを日々チェックしながら、天候に応じて被写体を変えて遠征している。マイナス15℃の中で撮影した「開田高原の霧氷」のRAWデータを現像前にすべて失うと言うアクシデントもあったが、それ以外は条件の良さと積極的な遠征が相まって、この冬は、例年になく充実しており、年末に掲載している「自己ベスト」の上位になるような写真が撮影できているように思う。今回の「車山高原/霧ヶ峰の霧氷」も過去の霧氷写真とは一味違った作品になった。そろそろ昆虫が恋しくなってきたが、もうしばらくは、自然風景写真を楽しみたいと思う。
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霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:19)
霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/50秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:22)
霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/250秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:25)
霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/20秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:25)
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