乗鞍高原の星空を撮影した。乗鞍高原は光害がなく、月が出ていない晴れの夜であれば星空が美しいのは分かっているが、今回はトンボ撮影がメインで訪れ、出発前の天気予報では深夜は曇りの予報であったこと、いつも遠征は極力少ない機材を持って出かけていることから、風景撮影用のカメラとレンズは家に置いてきた。
しかしながら、午前1時に到着すると多少雲はあるものの満天の空で、乗鞍岳から昇る夏の天の川が美しい。気温17℃。熱帯夜の連続である東京都内から解放され、空気の味も香りも良い乗鞍高原。そして星々。撮らない訳にはいかない。風景用のカメラとレンズを持って来なかったことを後悔しながら 昆虫撮影用の EOS 7D とたまたまカメラボディに付けていたシグマのフィッシュアイ・レンズを空に向けた。
何とか星々は捉えることができたが、星景写真でいつも使用している35mmフルサイズのカメラとCanonのLレンズの解像度にはまったく及ばず、満天の星々を絡めた「風景」でも星々を美しく撮った「天体写真」でもない、単に星が多く写っている星空写真という結果に終わってしまった。今後は、なるべくフルセットの機材を積み込んで出かけようと思う。ちょっと悔しいので、2018年7月に同じ場所で撮影した天の川の写真3枚(初公開)も掲載した。
奇麗な星景写真を撮るには赤道儀が必須である。大きな印画紙にプリントアウトせず、Web上に掲載する程度の私は赤道儀を使用していないが、やはり30秒露光でも星が動いてしまうため点像には写っていない。今後は購入を検討したいと思う。
以下には、今回撮影したEOS 7D とシグマのフィッシュアイ・レンズの写真3枚と、過去に撮影した EOS 5D Mark Ⅱと Canon EF17-35mm f/2.8L USMの写真1枚を掲載した。また、以後の撮影した乗鞍高原の星空は、次の参照をご覧いただきたい。
乗鞍高原の星空における当ブログ参照記事
以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) 2020 Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます