天王桜は、群馬県片品村の里山に咲く一本桜で、樹齢推定300年、樹高が13.65m、樹冠幅は18.6mのオオヤマザクラの巨木である。桜の根本に石の祠「天王神様」が奉られていることから、「天王桜」と呼ばれている。平成23年には、群馬県指定の天然記念物になっている。
今年の「桜撮影」は、千葉県の「今井の桜」と、この「天王桜」に絞っており、また「天王桜」は初見であるため、是が非でも撮っておきたかった。毎日、開花情報を見ていると、4月21日に開花。その後、気温の高い日が続いたためゴールデンウイークでは遅いと判断し、24日の早朝に撮ることにした。
朝5時から撮影するためには、4時には到着しておきたい。逆算すると遅くとも午前0時半に自宅を出発しなければならない。それはキツイ。結局、23日(土)の17時半に出発し、
現地に21時半着。車内で寝ることにした。
4時半起床。前夜は一番乗りであったが、朝には他に2台。一人と挨拶を交わして、無料駐車場から数分の距離にある「天王桜」に向かった。「大きい!」しかも、ほぼ満開である。
桜の周囲360度どこからでも撮れるが、柵にロープ、建物に看板、そしてお墓・・・天気はあいにくの曇りで白い空。できれば、それらは入れたくない。一番良いと思わる撮影場所は、
私有地の畑で当然のことながら立ち入り禁止。構図が難しい。素晴らしい桜を前にして、全体を収めることができないもどかしさ。色々と悩んでいると、カメラマンの数も増えてきた。
写真に写る邪魔者にならないため、皆、必然的に同じ場所に集まる。おそらく、もっと時間が経って観光客などが大勢来たら、撮影どころではないだろう。
天気も曇りでロケハンなしの初訪。満足度が低いまま6時に現地を引き上げた。日曜日6時半、上りの関越道はガラガラ。自宅には8時半到着であった。
これまで、いくつかの「一本桜」を見て撮影してきたので、次の記事においてまとめて紹介し、本年の「桜撮影」を終了したいと思う。
お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。
天王桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 0.3秒 ISO 100(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 5:13)
天王桜
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F6.3 4秒 ISO 100(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 4:54)
天王桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 0.3秒 ISO 100(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 5:10)
天王桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/8秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 5:43)
東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます