ホタルの独り言 Part 2

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スメタナ「モルダウ」(玉川大学管弦楽団)

2015-10-28 23:20:01 | 音楽

シリーズ:自演クラシック音楽1.~玉川大学管弦楽団

スメタナ 連作交響詩「わが祖国」よりモルダウ

 前々記事にて掲載した音楽ムービー。懲りずにまた作成した。今回は、「モルダウ」である。

 「モルダウ(The Moldau)」は、チェコの作曲家スメタナ(1824~1884)による全6曲からなる連作交響詩「わが祖国」の第2曲。モルダウ川(Vltava)は、ボヘミアを南から北に流れ、ラベ川(エルベ川)に合流するチェコの重要な河川の一つであり、曲は、源流からプラハ市内へと続く、上流から下流への川の情景が非常に鮮明に描写されている。
 スメタナの「わが祖国」では、この「モルダウ」が有名だが、是非、全6曲を聞いて頂きたい。お薦めは、社会主義化を逃れて亡命したチェコ出身の指揮者クーベリックが、祖国の民主化に際し42年ぶりに帰国し、かつての手兵チェコ・フィルハーモニーを振った「プラハの春」の記念的演奏の翌年、チェコ・フィルと共に1991年11月2日東京サントリーホールで行った、格調高く気迫に満ち溢れた演奏(ライブ録音)である。第5曲「ターボル」から間を置かずに第6曲「ブラニーク」へ。冒頭の金管楽器の気合いに満ちた美しいファンファーレに鳥肌が立ち、最後の「高い城」のメロディーには、涙が止まらない。CD及びDVDが販売されている。参照:クーベリックの「我が祖国」に感涙

 この動画は、玉川大学管弦楽団(首席フルートは、私)が、1986年に演奏した時のライブ録音を編集したものである。オーケストラでのフルート吹きなら、「モルダウ」は一度は吹いてみたい曲の1つである。LPレコード化したものを音源としているため、後半は雑音がかなり入ってしまっている。

Youtubeの再生は、設定をHDに

スメタナ 連作交響詩「わが祖国」よりモルダウ(1986年10月5日 川崎市麻生文化センター ライブ録音)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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2 コメント

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こんにちは (多摩NTの住人)
2015-10-30 07:36:05
主席フルートはさすがですね。小さな川の流れがしだいに大きくなっていくモルダウの旋律がとても好きです。映像とともに楽しませていただきました。
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恐縮です。 (ホタル)
2015-10-30 21:26:43
多摩NTの住人様、こんばんは。
モルダウは、フルート吹きならオーケストラで一度は吹きたい曲の1つで、随分昔のことですが願いが叶いました。
心に沁みる旋律、もっとこう演奏すれば良かったと反省も多々ありますが、思い出の1ページです。
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