富士と星空を撮ろうと新月、またはそれに近い月齢の週末を選んで夏から待っていたが、毎月のように雲が多く、ようやく12月にチャンスが訪れた。撮影地に選んだのは、富士山を最も美しく眺められる地として知られる精進湖である。今年1月29日の早朝に、朝焼けを狙って撮影に訪れ、不満足な結果を「精進湖より富士」としてブログに掲載しているが、今回は星空とのコラボレーションである。
16日の17時に自宅を出発し、途中で夕食を済ませ19時前に到着。GPV気象予報では快晴であったが、富士の上空と静岡県の方向に雲。空もまだ完全には暗くはなっていない。ただし、ほとんど風がなく、湖面が水鏡になって見事な「逆さ富士」である。きっと、輝く星々も湖面に映るに違いないと期待しながら、雲が切れるのを待った。気温は0℃であったが、撮影場所の水際まで車で行けるので、車の前にセッティングしたら、後は車内で待機できるので楽である。
20時。幾分、雲がなくなってきたので撮影開始。微かに期待した「ふたご座流星群」は、肉眼では数個確認したがカメラ方向には流れず、代わりに上空を通過する旅客機の光や富士の麓を走る車のライトが横切る。それらをやり過ごしながらシャッターを切り、一枚だけ流星が写っていた。その後、邪魔者である雲が増えてきたため、21時半で撮影を終了した。
風景撮影では、いつも横位置で撮っているが、今回はすべて縦構図で撮影。星空風景は、ブログ記事「星のある風景」に数枚を掲載しているように、撮る頻度が非常に少ない風景であり、技術的に未熟であるため、今後撮影回数を増やしていきたい。天の川のタイムラプス撮影にも挑戦したいと思う。
以下の掲載写真は、683*1024 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。
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星空と流れる雲と富士山のバランスがいいと思います。
コメントありがとうございます。
私もそう思って一番目に表示しました。
雲が邪魔だと思っていましたが、
色々とご意見をいただくと、
雲のお陰で富士が引き立っているようです。
星は今一ですが、逆さ富士が綺麗でしたので
我慢します。