お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

鼻につく

2007年07月09日 | 仏教
 昨夜の「若っかもんで呑もう会」
「若っかもん」とは、佐賀弁で`若い者`のこと。
 
 お寺でご法話を聞くには、まだちょっと、抵抗がある、若手(団塊世代以下のご門徒)男性にも、お寺に足を運んでいただこう と始めた懇親会です。 
 だから、仏教抜き(おつとめ、ご法話なし)で、楽しく集まろう ということにしています。 だから、こちらから抹香臭いことは何も言いません。

 でも、昨晩は、T氏が門徒会館の仏壇のお荘厳(しょうごん・お飾り)について質問されたので、
 「三具足」(みつぐそく・普段のお荘厳で、向かって右にロウソク立て、真ん中に香炉、左に花立て の3つ)と、仏事をつとめる時の
 「五具足」(ごぐそく・外側に花立て一対、その内側にロウソク立て一対と真ん中に香炉 の5つ)

の説明をしたり、

 あるいは、仏教教義に関する話題があり、結構、皆さんが本音で語ってくださって、なかなかおもしろかった。

 その中で、「そうだろうな」と同意したのは、

  浄土真宗が、一番すぐれた教え のような言い方をされることに、 あるいは、「浄土真宗では、○○しません」「浄土真宗では、××しちゃいけません」と頭ごなしにポンポン言われることに、 抵抗を感じる  と言われたことです。

 それは、私も若い頃感じていたことで、若い私は、義父と夫に皮肉を言ったことがあります。「あなた方は、他宗の寺に生まれていたなら、やはりその宗派が一番すぐれていると言っていたのではありませんか? 浄土真宗の寺にお生まれになって、よかったですね」(私は、従順でない、生意気な嫁だったので・・・その当時の素直な感想を申しました) 

 かってそうだった若い頃の私の感覚を忘れて、今、真宗大好きの私は、押しつけがましい、鼻につく僧侶と化しているのでは、ないだろうか・・・
 私自身の反省です。

 本音を語ってくださったN氏は、こう言われました。

 「押しつけや、他宗をあなどった言い方ではなくて、ただ、浄土真宗のすばらしさを説いて、皆さん、どう思われますか? ご一緒にいかがですか? と、言ってもらえる法話がありがたいと思います」

 

  
コメント (2)
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