お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

こころの余裕

2007年07月24日 | 仏教
 本願寺新報7月20日号 の 友久久雄先生(龍谷大教授・京大病院医師)のコラム「楽に生きる」に「心が変える時間の長さ」という記事が掲載されています。

 カウンセリングにおいて、子どもが話をしてくれないという親の訴えがよくある。子どもに聞いてみると、親が話を聞いてくれないからだという。

 私も、たびたび、子どもから「話す気が失せた」と、しかられる。
 だいたい、バタバタしながら、聞いている時・・・その「~しながら、ついでに聞く」という態度が、子どもにとって落胆、許し難いことのようです。

 そうですよね。例え、ちゃんと話を聞いているとしても、「~しながら」って態度で聞いていたのでは、話手は、自分の話をきちんと聞いてくれているとは、受け取れないし、話しづらい、当然です。

 友久先生は、
 話し手が話しやすいかどうかは、聞き手の態度に大きく左右される。心にすれ違いのある親子では、親が心の中で子どもを責めたり拒否しながら聞いている場合が多い。(略)重要なことは、親が子どもの心に添って話を聞くことである。(略)
 心が時間を変えるということがある。心しだいで、同じ二分も長くも短くもなる。

 私は、子どもが愚痴を言う時に、うんうんと聞かずに、すぐ、子どもの話の途中で、自分の意見を言いたくなる、それも子どもを責めるようなことを・・・
 これでは、子どもを激怒させ、
「二度と話したくない」と思わせてしまうのは、当然・・・

 子どもは、ただ、ツライ気持ちを親に聞いて欲しいだけなのに、気持ちに添ってくれるどころか、親の価値観や、もっともな意見を頭ごなしに言われては、たまらんだろう・・・
 他人様には気遣いしても、遠慮がない分、家族には配慮が足りなくて・・・
 家族の気持ちを思いやる、心に余裕 がないことが多い。
 
 そんな未熟な私のことを書かれているようで、大いに反省させられました。

 
コメント (2)
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