お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

がばい

2007年07月18日 | 雑感
 「がばい」は、今や全国区になった佐賀弁で、「すごい」という意味ですが・・・

 昨日、「法専寺の母」(私の母親のようにお世話になっている、ご近所の80代ご門徒女性)が、先日体調不良だった私を心配して、具だくさんの寿司を作って来てくださいました。(何と有り難い 私は幸せ者です

 「法専寺の母」Mさんとの話題は、やはり、新潟の地震のこと。Mさんは、
 
 「被災された方々の悲惨な状況を見ていたら、自分たちが、戦後引き上げて来た時の状況を思い出した。でも、現在の被災者の方には、おにぎりの配布があるから、まだいい。当時、自分たちは、何もない状況で、全て、自分たちで何とかしなければ、ならなかったから・・・」(と、いう主旨のことを佐賀弁で語られた)

 う~ん、そういう見方があったとは・・・さすが、戦中戦後をたくましく生き抜いてこられた方の言葉は重い。

 昨日テレビで見ましたが、ライフラインの停止した自宅で、インタビューを受けられていた、同じく80代の女性も淡々と語られていましたね。
 「昔の生活に戻ったと思えばいい」

 スイッチを押せば電気、ガスがつき、水道ひねれば水が出る 
 道路も車でスイスイ、電車もバスも走っていて、当然で
 携帯電話もパソコンも、生活必需品で
 店には、食品、衣類、医療品・・・何でも大量にあって
 
 あまりに恵まれた生活に慣れている 今、

 不平不満、不自由を感じる度合いが大きいのは、辛抱の体験が薄い若い者なのかもしれません。

 でも、長年築き上げた生活を、思い出を一瞬で失う苦痛、悲嘆。 私なら耐えうるだろうか・・・ 

 肝のすわった、がばいばあちゃん 達 すごい  

 
コメント
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