「愛のひだりがわ」筒井康隆
ジュヴナイルと書かれていたが、近未来世界の背景の面白さを含めて大人も十分読める面白さ。
「二島縁起」多島斗志之
謎そのものはたいしたことがないが、海上タクシーが舞台になったハードボイルド物。人間関係も適度に書かれている。
「蜻蛉始末」北森鴻
明治初期が舞台になった作品のため実は避けていたのだが、この作者の力量はさすが。時代に流されそうになり必死に生きる人物造形はうまい。
「もっと知りたい伊藤若冲」佐藤康宏
先日、三の丸尚蔵館で若冲を見て以来、気になって見たくてしょうがない。この本ではプライスコレクションの「鳥獣花木図屏風」は模倣作と断言している。確かにそう言う説があるのは知っていたのだが、断言して大丈夫か?
以下、図書館の4冊。
「竹家食堂物語」大久昌巳、杉野邦彦
北海道大学前で「ラーメン」が誕生するまでの物語。文章のスピード感があり、時代の雰囲気がよく出ている。
「北海道おもしろ博物館」松田忠徳
ぜひ地方の資料館などには足を運んで欲しいものだと思う。必ず知らない事実を発見するだろう。
「芸術原論」赤瀬川原平
かなり昔の本で、硬めに芸術を論じている。
「書票を楽しむ」土屋文男
時々書票の展覧会を見かけるのだが、小さい面積に凝縮され、かつ割りと趣味的に凝ったものが多いのでとても楽しいものだ。しかし、かつて書票の世界会議が札幌で開催されたとは知らなかった。今、この文章を書いていて、書票という言葉が変換候補に出てこないのは悲しいものがあるなあ。
ジュヴナイルと書かれていたが、近未来世界の背景の面白さを含めて大人も十分読める面白さ。
「二島縁起」多島斗志之
謎そのものはたいしたことがないが、海上タクシーが舞台になったハードボイルド物。人間関係も適度に書かれている。
「蜻蛉始末」北森鴻
明治初期が舞台になった作品のため実は避けていたのだが、この作者の力量はさすが。時代に流されそうになり必死に生きる人物造形はうまい。
「もっと知りたい伊藤若冲」佐藤康宏
先日、三の丸尚蔵館で若冲を見て以来、気になって見たくてしょうがない。この本ではプライスコレクションの「鳥獣花木図屏風」は模倣作と断言している。確かにそう言う説があるのは知っていたのだが、断言して大丈夫か?
以下、図書館の4冊。
「竹家食堂物語」大久昌巳、杉野邦彦
北海道大学前で「ラーメン」が誕生するまでの物語。文章のスピード感があり、時代の雰囲気がよく出ている。
「北海道おもしろ博物館」松田忠徳
ぜひ地方の資料館などには足を運んで欲しいものだと思う。必ず知らない事実を発見するだろう。
「芸術原論」赤瀬川原平
かなり昔の本で、硬めに芸術を論じている。
「書票を楽しむ」土屋文男
時々書票の展覧会を見かけるのだが、小さい面積に凝縮され、かつ割りと趣味的に凝ったものが多いのでとても楽しいものだ。しかし、かつて書票の世界会議が札幌で開催されたとは知らなかった。今、この文章を書いていて、書票という言葉が変換候補に出てこないのは悲しいものがあるなあ。