散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

食べるか飲むか

2006年08月23日 21時58分48秒 | 飲み歩き・琴似界隈
予定通り早めに仕事が終わったので、二十四軒の「ビストロ・プロスペレ・アンサンブル」へ。本日はちょっと飲むほうに重きを置いてみようかという構想である。

とは言え、料理メニューもたまらない品揃えである。前々から(仕事時間中に)どういう展開で行こうかと考えていたのだが、すっかり忘れて自家製ソーセージと生ハムの盛り合わせ、鱒のソテーポテトソースの2品にした。

最初に白ワインを飲んでいると、ちょっとだけアイスバインが登場した。冷製肉料理と白ワインの組み合わせは、肉料理に? という話もあるだろうが、夏の暑い日には白ワインがぴったりだと思う。アイスバインも肉の部分も煮凝り状の部分も美味しい。

前菜のソーセージは和牛サラミ、豚ソーセージ、羊ソーセージ、生ハムは仔羊、豚、(もう一個なんだっけ?)である。まず焼いてある豚ソーセージにナイフを入れると肉汁がジュワッと流れる。ああ、もったいないと内心思いつつ口へ、旨い。

色々種類があるので、次々と口にするのだが、比べてみると味の違いが歴然で、非常に面白い。シュークルート好きの私には、付け合せのそれがまた嬉しい。自分でも作って見たりするのだが、やはり味の輪郭のくっきり度合いが違うのである(それはそうだ、比べるな)。

メインの「鱒のソテーポテトソース(名前違ったかな?「ポワレ」かも知れない)」が到着。鱒にポテトの薄切りを貼り付けてこんがりと焼き(ちょっとポテトチップ状態)、ポテトのソースをたっぷり添え、クレソンを上に盛ったものである。私の筆力が及ばないため、多分、この表現から想像されるだろう味よりもっと旨い品である。焼き加減か、ソースの風味(何か工夫があるのだろう)か、香草の香付けか…。飲み物は赤ワインに切り替えてみた。

今日は食べるのが45%、飲みが55%くらいのウェートかも知れない。最後に目の前にあるグラッパに興味が湧き、注文。ハードリカー好きの私は、飲まずには帰れない。アレキサンダープラチナという度数が60度のグラッパで、「おおっ」と思うほど多めにつがれたのを一口。

グラッパには「荒っぽいな」と思うものが結構多いのだが、これは風味がしっかり、香りも良く60度というアルコール度数を感じさせない(←それはとても危険なのでは)。料理も満喫、酒も満喫、いろいろ話もしていただき、すっかりご機嫌の帰還であった。