初秋の東京（２）

さて、今日が仕事（研修）メインの日。朝食はホテルにサービスで付いているおにぎり、ゆで卵、オレンジジュース。

前回は研修会場の食堂に２回ほど行ったのだが、今回は気分転換に外に出てみよう。と、歩いて３分ほどの中華料理「Ｓ」へ。



いかにも町の中華料理店らしく、ラーメン＋野菜炒め／レバ炒め／チャーハン等のセットがあるので、＋餃子セットにしてみた。

ラーメンは超古典的と行って良いだろうか、淡い醤油味。今風のパンチはないが、心和む味だ。後から来た餃子はパリッと焼けて熱々。タレにつけて食べ、ラーメンに入れて食べ、小ライスもあるのでちょっと多すぎるかと思ったが大満足の味だ。





で、夕方になる（途中はどうした）。
飛行機の時間まで１時間余裕があるのだが・・・、夕方から迷っていた私だが、やはりあの店かと思った瞬間、想像がかけ巡りたまらなくなった。よし、銀座１丁目の「Ｓ」バーへ行こう。

開店と同時に入店し、本日一番目の客だ。さて一杯目はこの蒸し暑さを払拭するため、「酸味の強いさっぱりしたものを」と注文。ラム＋リモンチェッロ＋レモンをハードシェイクしたカクテルが出てきた。うむ、これは爽やかである。そして、シェイクのせいでアルコールが強い感じがまったくしない。半分以上ラム酒だと思うのだが。

落ち着いたところで、２杯目はもう少し甘めにしよう。相談の結果ダークラムのダイキリを作ってもらうことにした。こちらにはキビ製のシロップが入り、ラム酒との相性も良く、少々ワイルドな味だ。

そして、想像が暴走してしまっていた３杯目。前回素晴らしかったカルヴァドスの官能的カクテルを注文するしかあるまい。作る所をしげしげと眺め、緊張しつつ口をつける。「・・・旨い・・・（想像以上に）」。

一般的に心の中で期待感が高まりすぎた時に、実際のものがそれより美味しいということは稀なのではないかと思う。それなのに、飲んでみると新発見というか、予想していない味がするのだから驚かされる（というか、味の記憶力が大したことがないというか）。

この３杯で完璧に満足し、羽田空港へ。帰宅２３時過ぎ。