散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

小樽(5)夕食

2007年09月14日 22時41分22秒 | 飲み歩き・北海道内
さて夕方17時過ぎになり、洋食屋「MT」へ移動。今日の小樽はまだ暑かったと、ビール小を注文し、まずは前菜盛り合わせから。



前菜はパテ、ゆでポークマヨネーズソース、ホタテ・タコ・ホッキのマリネ、ベーコンのキッシュ、チーズと干し果物のオープンサンド、ペンネトマトソース。これは中々悪くないと赤ワインを注文。

しばらくワインと前菜をやっていると、本日のメインポークソテー厚切りが到着。



本当にかなり厚めのポークソテーだが、ナイフでわりと簡単に切れる。そしてそれを頬張ると・・・、ありきたりな表現だが、肉の旨み・ジューシーさが非常に感じられる。ソースはあっさりで、肉の味を素直に出している。端っこの方に脂身部分があるが、そこもしつこくなく口中でさらさらと流れるようだ。

これは今日のメニュー選択は大正解だったなあと満足し、いつものバー「A」へ移動。本日は1番目の客となったが、その後来店する人があいつぎ、満員に近くなってしまった。

1杯目はジン+ソーダ+レモン+アロマチックビタース。ボリューム大であった夕食の後なので、まずさっぱりしたものを注文。

2杯目からは濃厚目にシャンゼリゼを注文。ブランデー口開けで、非常に良い香りが漂う。3杯目はマンハッタン。竹鶴12年を使ったマンハッタンは、ウィスキーの主張が強く、ガツンとくる感じ。

最後に古いカクテルブックを見せてもらい、ドリームカクテルというのを注文。ブランデー+ホワイトキュラソー+アブサンというレシピで、濃厚なブランデーと癖の強いアブサンが拮抗した、強めのカクテル。

本日も私好みの味を満喫し、バスで札幌へと帰宅。若干うとうとするが、無事に下車することができた。

小樽(4)美術館&文学館

2007年09月14日 17時00分12秒 | ART
歩いて市立小樽美術館へ。



■「高橋好子展」:ある時「空」の動きを見て、これを表現しなくてはと思い、作品の傾向が変わったらしい。「空」の動きを形(筆運び)、色彩でよく表現しているものもあるが、幾何学的な形が結構使われており、その点には疑問を感じる。

■「冨澤謙展」:初期作品「建物」など、ゴツゴツとした建築物の表現はたまらなく好きである。小樽運河・港などはきれいな風景画にしか見えず、ちょっと納得行かない感じ。

■3階市民ギャラリーでは「北海道現代具象展」:上手い人ばかりで見ごたえあり。いずれ札幌にも巡回するようである。

続いて小樽文学館へ。

■「石川啄木と小樽日報」:啄木にはそれ程興味がないが、やはりとんでもない人だった模様。「我に頭をさげさし人、絶対許さぬ」といった言葉を残しているようで、まさに浦見魔太郎ばり。

※小樽文学館のよもやま日記(http://homepage2.nifty.com/tamagawakaoru/yomoyama.html)に記載がありましたが、「一度でも我に頭を下げさせし人みな死ねといのりてしこと」だそうです。凄いですね。

■「さよならエンゼル展」:小樽の喫茶店エンゼル(最大6店舗あった模様)がすべて閉店したため、別れを告げる展覧会。こういう店に行って食事をするのを楽しみにしていた人は多いだろうなあ。



文学館の古書コーナーでは「国宝三十三間堂」という図録があったので、購入。

小樽(3)天狗の館

2007年09月14日 15時06分45秒 | 旅日記
さて、今回小樽で見たいと思っていたのが天狗山の「天狗の館」である。先日、北海道のローカル番組「素晴らしい世界」で、みうらじゅんがここを訪れ「今、天狗ブームが来ていますね」といたくご満悦で帰った施設である。



ロープウェーに約4分乗車し、天狗山山頂へ。



ここには「小樽スキー資料館」もあるのだが、そこをすっ飛ばして「天狗の館へ」。



所狭しと数百点の天狗関連グッズが並ぶ中、次の写真はみうらじゅんが置いていった「テングー(ピングーとは関係なし)」。番組内で置いたとおりに残されていた。



それ以外は壁面やガラスケースに天狗の面・面・面。



みうらじゅんが訪れた時には、他の客がゼロで「おっかしーなあ、天狗ブームのはずなのに誰も見に来ないなあ」とぼやいていたが、本日は私以外に10人以上の見物客がおり、本当に天狗ブームが来たかもしれない(そんな訳ない)。

山頂レストハウスを出ると、そこにも願いをかなえてくれる「鼻なで天狗さん」、天狗の顔ハメとマニアックな品揃えであった。





天狗を満喫し、小樽駅前に戻る。徒歩で小樽市美術館へ。

小樽(2)刺身定食

2007年09月14日 12時52分45秒 | 食べ歩き
手宮からバスに乗り、祝津方面へ。水族館、にしん御殿などは無視して、昼食を「A」食堂で取る。つぶ焼きとビール、それから刺身定食を食べることにした。つぶ焼きは綺麗に身が取れ、新鮮な感じ。



刺身定食が到着。刺身はツブ、イカ、ボタン海老、〆ニシン、ホタテ、マグロ、ハマチ? が付いており、後、鮭のアラ汁、自家製塩辛・海苔の佃煮。刺身は総じて良いと思ったが、結構値段は高いよね。はるばる街外れまで来た割には、市内価格と変わらないような気がする。



アラ汁は野菜で水増しせず、脂がほど良くまわった濃厚な感じ。自家製塩辛・海苔佃煮はあっさりした味付けで、味のアクセントとしてとてもよかったと思う。





さあ、次は天狗山だ。

小樽(1)総合博物館&手宮洞窟

2007年09月14日 11時40分43秒 | 旅日記
私の夏休みも後半戦に突入、本日は久しぶりの小樽へと行ってきた。バスで小樽駅前に到着、早速、新生小樽市総合博物館に行くためこれまたバスで手宮へ。基本的な立地は小樽交通記念館と変わりはない。

博物館に入り、まずは電車・列車・汽車関係の展示を見るが、昔の時刻表や鉄道路線図にはついつい見入ってしまう。次の写真は「特急」「急行」等の表示板で、昔懐かしい列車名が見て取れる。



博物館2階の科学展示などはさーっと見て、1時間に一回程度運行している「アイアンホース号(蒸気機関車)」に乗ってみることにした(乗るのは後ろについているトロッコ列車)。結構スローモーな速度でアイアンホース号は敷地の端っこまで走り、そこで転車台にのり方向転換。



この辺、”鉄”密度の高い人にはたまらないかも知れない。しかし、トロッコ列車に乗っていると、走る雄姿を全く見ることができないという問題もあるなあ。まあ、大体見終わり次は博物館の裏手にある「手宮洞窟」だ。



ここでは洞窟内に1600年ほど前に掘られた、文字とも絵とも取れるようなものが保存展示されているのである。ボランティアの方の説明を聞くと、昔は「手宮文字」ということで、文字扱いされていたようで、それも「ルーン文字説」「古代トルコ文字説(しかも解読しちゃったらしい)」「日本書紀の内容が書かれている説」などがあったらしい。



現在では文字説はトンデモ扱いに近く、人間が動物のマネをしたシャーマニズム的な絵図であろうという説が主流らしい。日本海沿岸のロシア・韓国・中国でも類似の模様が発見されているらしく、一大文化圏が形成されていたことも考えられるようだ。非常に面白かった。

3Dシアターによる説明。ウサギっぽいのが、洞窟に掘られている形



続く