散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070924最近読んだ本

2007年09月24日 17時29分27秒 | 読書
「パズラー」西澤保彦
短編集でもロジック構造はさすが。とはいえ、シリーズ物の文庫が早く出ないものか。

「神々のプロムナード」鈴木光司
中盤までの緊迫感とネタが割れてからのショボさの対比が凄い。

「快食会談」荻昌弘
開高健、池波正太郎、おおば比呂志等との食にまつわる対談集。良くも悪くもクラシック。

「Fake」五十嵐貴久
芸大入試(の1次試験)にカンニングでのぞんだ主人公達はまんまと罠にかかった。罠にかけられた屈辱を晴らすべく、その相手からポーカーで10億円奪取をもくろむが・・・。ポーカーシーンはスリリングだったが、構造的には驚きがない。

以下、図書館の5冊。
「絵とき横浜ものがたり」宮野力哉
浮世絵や洋画を見ながら、横浜開港以来のお話がよく分かる。こういう所で、浮世絵鑑賞能力も上がっていくのかいな。

「シルクロード入門」長澤和俊
なんとなく憧れムードが漂うが、決して行くものではないということか。

「義経から一豊へ」小島毅
どうも登場人物に脈絡がない。

「江戸庶民の衣食住」竹内誠
浮世絵や図版で分かりやすく解説。やはり”食”に興味がわく。

「テーマで読む現代史1945-2005」盛田真史
歴史は繰り返すとはよく言ったもの。なぜに昔大人が「新しいものなど無い」といった態度を取るのか不思議だったが、それが分かってきた私ももう年である。今も昔も変わらず、豪快な事故や事件があるものだ。

秋の始まりの終わり

2007年09月24日 13時35分11秒 | 食べ歩き
タイトルにはさしたる意味は無い。今日は琴似界隈を散歩。喫茶「H」に立ち寄り、昼食はグラタン風ハンバーグセット。熱々だった。

ここの今月の絵画展示は「道産子の観たあこがれのパリ」。今日の私は高橋英生作品が興味深かった。パリの白壁に濃厚な黒、または赤の色彩が映える。目の前には岩船修三「善い狐の神さま」。緑の色調が落ち着いた感じを与える。