散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

行ったことのある都道府県(1) 北海道・東北

2008年11月09日 23時00分34秒 | Weblog
これまでに行ったことのある都道府県について、イメージを書いてみよう。47都道府県制覇には程遠いけれども・・・

■北海道
・生まれてからずっと住んでいる。

■青森県
・ねぶたに関する熱さは洒落にならない。
・ねぶたに参加しないかといわれて、「いや、いいです」といったらその人の顔色が少し変わった。
・タクシーの運転手さんにねぶたの話を聞いたら、「最近は商業主義で」というから、そこで話が終わるのかと思ったら、延々とその後、思い出話をされた。

・ホタテが旨い。
・酸ヶ湯温泉は建物といい、でかい混浴の風呂といい素晴らしいと思う。
・駅前ビルに図書館が入っているのがいい。
・しかもそのビルの地下は、昔ながらの魚市場なのだ。

・青森のイニシャル”A”をかたどったアスパムという建物がある。
・駅のすぐ横は昭和の香りを残した飲み屋街と食堂があった。
・怪しいスナックに恐る恐る入ったら、おばちゃんがビールとホタテを焼いて出してくれた。確か1200円だったので、良心的だと思う。

■宮城県
・20年以上前だからなあ。
・地下鉄が1本しかないのがつまらない。
・なるべく大きそうな駅でおりたら、駅前に何もなかった。
・地下鉄のトイレにトイレットペーパーがあるのは、札幌より良いと思った。

・東北大学は駅前からずいぶん遠くにある。これは北大の勝ちだ。
・当時、マテ茶とかキンカンのジュースとか不思議なものを発見した。
・七夕はお祭りのパンチに欠ける。

・飲み屋でウィスキー水割りを飲んでいたら、途中で「絶対こちらの方がお徳ですよ」と飲み放題に切り替えてくれた。さらに抽選でボトルが1本当たった。東北大の学生にボトルカードを渡してきたが、とてもよい飲み屋だったと思う。
・当時は金がなかったので、牛タンとか全然食べてない。

さて、東北では秋田、山形、福島には行ったことがない。いずれも興味のある県なのだが・・・。

※追記
私は47都道府県、県庁所在地も多分いえるのだが、うっかり岩手を抜かしてしまった。岩手の人、すみません。触れるのを忘れていましたが、行ったことがありません。盛岡の3大麺に興味があります。

20081109最近読んだ本

2008年11月09日 22時49分04秒 | 読書
■「ホットドックの丸かじり」東海林さだお
盛り合わせが好き、今あえてみりん干しを食べてみる、と今回も鋭い東海林さだおである。特に「人参はあらゆる料理に出てくるが、主役になる事はない」というのも面白い着眼点だ。確かに人参の名前がついた料理はほとんどないといって良いだろう。

■「大相撲殺人事件」小森健太郎
本格推理がバカバカしくて非現実的だというのは、もちろんよく分かっているのだ。しかしそれでもそれを愛することができるのは、何とか無茶な話を納得の行くようにする作者の努力を「そこまでやるなら認めよう」ということになるからだ。小森の作品からはいまだかつてそれを感じたことがない。単に無節操なだけなのである。

■「プロバビリティ・ムーン」ナンシー・クレス
太陽系の外側で他星系へのトンネルを発見。宇宙に進出した人類は、人類によく似た種族を多数発見する(更に高度な異星人が種をまいたという設定らしい)。しかし、1つだけ全く異質な異星人と交渉の余地もなく交戦状態に入ってしまった。

そんな時、ある星系で究極兵器となるかもしれない巨大な人工衛星を発見。それが人類勝利の切り札となるのだろうか。しかしその星に住む異星種族もまた謎めいた種族であった。SFのアイディア満載の楽しい作品。

以下、図書館の4冊。
■「自分で決められない人たち」矢幡洋
優しいといえばそうだが、人に依存する傾向のある人たちの話し。私は日本人の平均からすると、逆サイド側の人間である。

■「日本の大難題」白井久也、安藤博
2000年の日本の状態はかなり閉塞していた模様。その結果、小泉政権が生まれてさらなる閉塞を生んだとさ。おしまい。

■「ポケットは80年代がいっぱい」香山リカ
年代が私より微妙に上のせいか、都会暮らしのせいか、サブカルにどっぷり浸っていた作者である。私は田舎に住んでいたため、商業的に成功した物しか届かなかったなあ。

■「神々の食」池澤夏樹
沖縄の食の良い面を紹介する本。その一方でジャンクな面があることも否定できないはずである。

日曜日のビストロ

2008年11月09日 14時18分27秒 | 食べ歩き
二十四軒のビストロ「PE」に行くのは、一番日曜日が多い。今日はシェフに「SHさん、今日あたり来るんじゃない?」と噂されていたようである(そんなに頻度高く行っているわけでもないのだが)。

11月に入り、今日の前菜は銀杏のキッシュ、鯖とオリーブのギリシャ風リエット、季節野菜のワイン煮、ホエー豚の自家製生ハムとシュークルート。



銀杏のキッシュを食べると、なぜ昔は銀杏を食べなかったのだろうと思うくらい美味しい(単に食べる機会がなかったのだな)。それから今日は鯖のリエットが特筆ものであった。しかし、鯖が苦手な人は苦しむくらい素材の味が出ていると思う。生ハムは塩気が効いて、脂の部分が美味しい。

続いてマグロのソテー赤ワインとバルサミコのソース。ふむふむ、これはソースの酸味と野菜のほろ苦さが、あっさりしたマグロに複雑さを付け加えているな。



最後のデザートはゴディバリキュールとチョコレートのブリュレ、エピスの焼きメレンゲ、アーモンドキャラメルのアイス、ケーキっぽいもの(名前忘れた)だ。ブリュレは表面がキャラメル状になり、それをカチカチと割って食べる。苦めの味わいとアイスをあわせるのも相性が良い。

そしてちょっと驚いたのはエピスの焼メレンゲだ。メレンゲだから、非常に軽い口当たりなのは当然だが、軽い酸味のある味わいは食べるまで全く想像もつかない味だ。



ということで満足の昼食。帰りに山の手図書館によると棚整理のため休館。慌てて西区民センターの図書室まで戻り本を借りる。やれやれ。

20081109ギャラリー巡り

2008年11月09日 14時07分48秒 | ART

今日は宮の森美術館の1箇所だけなので、厳密にいうと巡ってきたわけではない。

小雨降る寒い中を歩いて宮の森美術館へ。展示室に入ると、まずは岡部昌生の「都市からの手紙1977-2008」だ。先日、CAI02における岡部の展覧会を「面白くない」と言い切ってしまったが、今回はそれでも興味を持ってみることができた。その理由だが、一言でいうとバリエーションが多いということであろうか。

続いて第2室では久野志乃の何とも危うい画だ。夜二人の女性が座り、そこに光るものが空から降ってくる。光のせいで女性と周囲の緑が色彩を持って見えてくるのだ。何よりもその色彩と物語性が気になる作家である。

続いて祭太郎の「はじめての受け身絵」という作品。裸の背中に絵の具を塗り、受け身を取って絵を書くという作品だ。ボクシンググラブに絵の具を塗ったり、髪の毛に絵の具をつけて画を書いたりするのと同じ系譜といえるだろうか。

ビデオで作品作成の様子が分かるのだが、面白いのは受け身をとった後、絵の具がずれないように祭太郎の手足を4人の人が持って紙のうえから移動させるのである。何ともなすがままの彼が面白く、悲しい。

続いて、今村育子の「わたしのおうち」だ。今回は板で作った家の形にさらに二重の暗幕を通って中に入る。その漆黒の中に浮かび上がるものは何だろうか。目が慣れるまでしばらく時間がかかり、慣れても本当に正しく見えているのかが分からない。あまつさえ、暗闇の中に変な模様が見えてくるのだ。恐らく錯視の種類の一つであろうが、どこまでが作家の狙いだろう。

一番奥にあるのがニナ・フィッシャー & マロアン・エル・サニの「The Rise」。十数分の映像作品だが、これは非常に面白かった。何となく1分くらいで方向性は読めるのだが、その先には・・・。これは書いてしまうと全く面白くないと思うので、作品説明はやめておく。ぜひ最初から最後まで見てほしいとだけ言っておこう。