散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

ワイン会

2008年11月29日 23時16分58秒 | 飲み歩き・琴似界隈




ワイン会の前に、すすきののバー「C」へ。ウィスキーソーダ、バンブー、サイドカーを飲む。

琴似に移動して、ビストロ「PE」へ。今日はワインが11本だったかな? カヴァ、シャンパンからスタートし、その後3本白ワイン。白ワインの中ではブルゴーニュのアリゴテ種の葡萄でつくったワインが面白い香りである。

その後、しばらく赤ワイン。私が持ってきたオーメドック1998はちょっと香りと味が開くまで時間がかかったが、なかなかだったと思う。後でもう一本持ってきた白ワインが登場。やや甘めなので、デザートワインの位置におかれた模様。

いろいろ面白かったが、相変わらず憶えてない。食べたものは、パテ・生ハム・ピクルス、銀杏のキッシュ、チーズフォンデュ、ワカサギのソテー、鶏のカレー風味、パスタ。ワカサギは天ぷらにしてしまうとふわっとした香りだけになってしまうが、衣がなくシンプルに調理すると白身の味がしっかり感じられる。

たっぷり飲み食いして、概ね年齢の順番に帰宅。私ももうダメだ・・・。

20081129ギャラリー巡り

2008年11月29日 17時23分51秒 | ART
本日のギャラリー巡りは、札幌市資料館→サンプラザ→テンポラリースペース→芸術の森美術館→時計台→たぴお→大同→紀伊国屋→三越→スカイホール→さいとう→ARTスペース→趣味の郷の13箇所。

■札幌市資料館「没後20年回顧展 おおば比呂司の世界」。おおば作品をたっぷり見ることができる。あの独特のデフォルメイラストはもちろんだが、原画を見ると結構心象風景に近いような独特の感覚がある。

■札幌サンプラザ「あなたと共に育てたい北区のアーティスト展」。以前はこちゃこちゃとした展示だった記憶があるのだが、今回は見やすくなっていると思う。川西勝「樹」、佐藤武「記憶」に目が行く。佐藤武の作品はかなり昔の鋭角な感じ。

■テンポラリースペース「ALGILLN'NE展「モーラ」」。地図の上にシートを重ね、線描と点描の作品が描かれている。私は点描の方が好きで、墨絵のようなもやもやとしたものがたまらない。

床の隅にある作品は”もやもや”が地図のようである。こういうのを見ると「この辺に首都があるんだろうな」とか「ここは汽水湖だから、漁業が盛んで・・・」などと考えてしまうのだ。

■芸術の森美術館「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション展」。素晴らしい作品とダメな(好みでないと言ったほうが良い?)作品の落差が激しい。ダメ作品は無視して、気に入ったものについて書こう。

西尾康之「巨大女為正義」:ロビーにおいてある小さなテラコッタ。女性ヒーローがビルをぶち壊している作品で、確かにヒーローモノってそういうところがある。
加藤美佳「パンジーズ」:未完成で人形的な少女の顔を描いた作品。動物の骸骨に顔を寄せている所はヴァニタス画の感じがするが、まつげ・産毛まで描き込んだ圧倒的な迫力が素晴らしい。卵型キャンバスの不安定な所も効果的だ。
池田光弘「untitled」:鋭い枝の生えた倒木に、白抜きの人が立っている場面。素晴らしい描写力だ。

池田学「領域」:キャンバス上にマイクロ水族館というか小さな生態系を再現させてしまった、濃密な大傑作。
青山悟「校庭(西)」「校庭(東)」。遠めに見ると写真のようで「近づくと”画”っていうパターンか」と思って近づいてみると刺繍なので驚く。校庭に残る足跡はパターン化されていないので、大変な作業だと思う。
山口晃「今様遊楽園」:テーマパークというかスーパー銭湯を洛中洛外図風に描いた作品。すだれオヤジが卓球をしていたり、カラオケ、風呂で一杯と細かい見所が沢山ある。

会田誠「大山椒魚」:素晴らしい大作だ。圧倒されるほどにデカイ作品で、少女を描いた線が上手い。ヌードを描いたからといって必ずしもエロくなる訳ではないが、これはかなりエロい。
天明屋尚「ネオ千手観音」:銃器を持つ千手観音は悪をなぎ倒すのかもしれないが、無表情なところが怪しい。帰依しない人もなぎ倒しそうだ。
Mr.「ドイツ人かもしれない」:思いっきりアニメ調の闇夜に立つ少女。不釣合いさに笑いがこみ上げてくる。

須田悦弘「泰山木-実」「雑草」:展示の壁部分にヘコミを作り、内側を緑色に塗ったスペースに木彫を配置しているのだ。
照屋勇賢「告知-森」:シャネルとゴディバの紙袋から樹木の形を切り出した作品。これは百聞は一見にしかずという感じ。ぜひ見てほしいものだ。
鴻池朋子「第4章 帰還-シリウスの曳航」:球状に狼が群れて海の上を飛んでいる作品。物語性が高い。
鴻池朋子「惑星はしばらく雪に覆われる」:狼の姿にガラスを貼り付けて光を照らしているもの。狼もよく作ったと思うが、乱反射する光が壁に映って美しい。よく見ると狼は6本脚だなあ。

気に入らないものは”無視”が基本的なスタンスなのだが、村上隆に対してだけ一言。「新しいものが何一つない。日本文化を知らない外国の人には珍しいと思われるのだろう」。

■ギャラリーたぴお「たぴお忌 竹田博遺作展II」。かなり抽象にせまる風景画が多いのだが、一点だけ山間の城とその周りに昆虫を描いたやけにリアルな作品があった。気になる。

■三越「ダン・ゲァハルツ絵画展」。どこかで見た様でもあり、近くで見ると荒っぽいタッチなのだが、しかに何か気になる作品だ。

衝撃の閉店76

2008年11月29日 13時31分46秒 | 写真館


北17条にあるやきとり「K」が閉店してしまった。この店は北大体育会に入った人は必ず行ったのではないかと思われる所で、私は3桁の回数は行ったと思う。

最近は去年1回行ったと思うが、やきとりの予想外な美味しさに驚いたものである。昔は激しく飲んで記憶をなくしていたので、食べ物の記憶があまりないのである。



私の思い出の店が失われた。

中華料理店のラーメン

2008年11月29日 12時25分04秒 | 食べ歩き
北24条のサンプラザから戻る途中、中華料理店「Y」を発見した。雑居ビルの2階にあるので目立たないが、店頭看板の「ラーメン&餃子」に引かれてしまった。

最近開店したのだろうか、きれいな店内である。メニューは多彩で本格的な中華料理店だ。精進料理や土鍋料理があるのも、珍しいだろう。

しかし今回は醤油ラーメン&餃子で行こう。



醤油ラーメンはいわゆる日本のラーメンとはちょっと違う。あっさりした味、上に載っているのは青菜と鶏チャーシューである。大体私は一口目から「旨い!」というラーメンはくどいと思っている。「あれ、物足りねえなあ」→最終的に「これで良かったのだ」という味付けが良いと思うのだ。そういう意味でこのラーメンはちょうど良い感じがする。

餃子は中央部がぷっくりとした手作り。皮が若干厚め、中の具はあっさりという完成された味だ。



また来店してみたい店だが、北24条で食事をする機会があまりないのが残念だ。