散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

名店発見

2008年11月22日 20時50分44秒 | 飲み歩き・北海道内
16時半頃文学館を出たものの、さてどこに行こうか。どうにも決めかねて結局歩くこと1時間、17時半開店の蕎麦屋「A」に行くことになった。以前から気になっていた店ではあるのだ。



まず燗酒と鰊薫製、ゆり根の天ぷら。



燗酒が美味しい店はいいなあ。鰊薫製はおつまみにちょうど良い感じ。ゆり根天ぷらは揚げ具合が非常に良い。最初はかすかにカリッとした歯ざわりが感じられ、やがて余熱でほくほくの感じになるのだ。



続いて加賀の井を冷やでもらい、鳥焼を注文。鳥には抹茶塩と一味唐辛子をつけて食べる。加賀の井はトロリとした味わい。最後はもちろんセイロでしめる。細い蕎麦はしゃきっとしているし、蕎麦汁もバランス良く、これはなかなかの味わいであった。



2軒目はいつものバー「A」。1杯目ジンフィズ、2杯目シャンゼリゼといつもの注文。3杯目はブランデー+スイートベルモット+アロマティックビタースの組み合わせで優雅なカクテルにしてみた。

店内にはジュークボックスが新たに置かれているが、現在まだ修理中とのこと。次回来た時には、懐かしい音楽が楽しめるかもしれない。

最後の4杯目は前回とてつもなく美味しかったレディーズカクテルを注文。この間はベースにマッカラン10年を使ってもらったが、今回はマッカラン12年グランリゼルバを使用する、贅沢バージョンだ。

しかし、この味は凄いよ。作っているときから、香りの良さが段違いだ。そして飲むとベースのウィスキーの強靭さが発揮されているが、しかしカクテルとしても完成度が高いのである。脇役陣もアニス、アブサン、ビタースと強力ぞろいだからなあ。

蕎麦屋の冷や酒と、カクテルが効いてきた。バスには無事乗り込んだが、途中うとうと。無事、自宅にはたどり着いた。

20081122ギャラリー巡り

2008年11月22日 16時25分35秒 | ART
本日のギャラリー巡りは遠出をして、ダラスペース→小樽美術館→小樽文学館の3箇所。

■Dala Space「Chinatsu AITA Exhibition at Mt.Haruka」。宮の沢からバスに乗り、はるばる西春香へ。桂岡までは結構店があるなあと思ったが、その先突如として何もなくなる。



歩いて約2分で、Dala Spaceへ。ちょうどギャラリーから出てきたダムダンライさんに挨拶をして、早速展示場へ。普通の家の一角をギャラリーにしているようである。



まずは會田さんの大作「train 2008,6,11a」「同b」。全道展では「b」が出品されていたと思うが、そうか「a」もあるのだね(当たり前か)。これは本当に間違いない傑作で、世界観の素晴らしさと緑・紫の色彩の深みが両立していると思う。

続いて新作「windpipe-sleety 2008,11,18,a」「同b」「同c」。もやのかかったような白地に薄紫でニョロニョロのようなものが描かれている。ふーん、sleetyって「霙の」ということか。不思議な作品で、ちょっと本人解説を聞きたいところである。

ダムダンライさんにコーヒーを御馳走になり、お子様の画を見せてもらう。紙を綴じて作った画ノートに大量に鬼太郎キャラクターが描いてあった。さすがにダムダンライさんの子どもというか、画が好きなんだなあという感じ。

バスが1時間に1本しかないので、もう少し見ていたい気分を残して小樽へと向う。途中、吹雪っぽくなるが、小樽ではまた天気が回復。



いつも寄る古本屋さんを経由して、昼食(別項)を取り、市立小樽美術館へ。1階中村善策記念ホールでは、「全貌展」を見た中学生が壁新聞をつくり、中村善策のことを書いていた。新聞によると「善策さんはウィスキーとワインが好きで、痛風のため刺身や三平汁を食べていたが、ビーフシチューも好き」とのことであった。

続いて2階の「小樽風景」展へ。見たことのある作品(美術館蔵)もあるが、かなり作者蔵の作品も出品されており、「思い入れの小樽展」という感じだ。

山下脩馬「紙飛行機」:モザイク上の小樽の街の上を紙飛行機が飛ぶ作品。何となくプロレタリアアートの雰囲気がする。
佐藤善勇「運河沿いの工場」:150号くらいか? これでもかとゴツイ工場が描かれている。
羽山雅愉「黄昏・小樽08」:幻想的な小樽を俯瞰気味に描く作者だが、この作品は道路に立った目線でリアルな感じに小樽を描いている。

小平るり子「遠き日の栄光」:忘れ去られそうな小樽の過去を描いているが、結構そういうところが好きなんだけどね。
輪島進一「手宮心象」:近くで見るとラクガキみたいな線が沢山描かれているのだが、離れてみるとそれによって街が命を吹き込まれているように見えるのだ。
小川清「小樽風景」:ぎりぎり昭和時代の小樽風景。遠くに見えるのは展望レストランだろうか。

堀忠夫「小樽倉庫」:人間の不在感が非常にする画で、建物の存在感だけが感じられる。
木嶋良治「雪の街」「雪の日」:陰鬱な冬の夕刻、雪のため真っ白な屋根と対比するように暗い壁が見える。

雪国の人ならば分かるように、決して雪国の冬は綺麗なばかりではない。何よりも寒いし、雪の降り始めと雪融け頃は道路がぐちゃぐちゃになり、かなり汚い。そういう雰囲気も含めての小樽風景と言えるだろう。

■小樽文学館「小樽ちまちま文豪展」。小樽に関係のある作家と世界の偉人の人形&エッセイ展。話題の展覧会だけあって、普段よりも人が多い。展示のほうだが、人形も良いが、エッセイで紹介される偉人達のエピソードが爆笑だ。記憶で書くので多少違うかも知れないが、面白いものを紹介してみる。

ファーブル:良い教師だったらしいが、怒ると怖い。真っ赤に燃えるストーブを怒りのあまり蹴倒して、教室を火の海にしたこともあるとか。



赤塚不二夫:ぼったくりバーで金を巻き上げられたが、次の日以降も連日通いつめ、お店の人が怖くなって「もう勘弁して下さい」と言うと「何で? いい店じゃん」と言ったとか。



サリバン先生:ヘレンケラーの方が有名(人形もヘレンケラー)だが、この人がスゴイ。14歳まで文盲だったのが一念発起して先生になり、ヘレンケラーを暗闇から導き出したのは何と20歳のことらしい。



いつもの通りコーヒーを飲んで、さて夜の小樽に繰り出そう。


行ったことのある都道府県(4) 関西

2008年11月22日 08時07分32秒 | Weblog
滋賀県には素晴らしい仏像があるのだが、行ったことがない。和歌山もない。熊野古道にはそれ程興味が湧いていないが、仏像は面白そうだ。

■大阪
・大阪は殆ど”キタ”しか行ったことがないんだよね。
・関西空港に行くために難波だけは通過したことがある。
・うどんはふにゃふにゃでダメだった店と、すごいなめらかな(讃岐うどんかもしれない)店に行った。

・立ち食いで串カツも食べた。
・人が路上で寝ているのがちょっと嫌。しかも横断歩道を遮る方向に寝ていた。
・意外と親身な人が多く、いろいろ相談に乗ってくれる。

■京都
・仏像の凄さはたまらないものがある。
・碁盤の目になっているので分かり易いと思ったが、南北の方向を間違えた。
・四条の1本裏手(札幌で言うと、三越の裏側みたいな所)に恐るべきいい居酒屋がある。

・国立博物館があるのが羨ましい。
・洋風の食堂兼スタンド居酒屋があって、感涙。
・鱧の皮とか、鶏肝とかで、安くて旨い一品がある。
・ラーメンが意外と濃厚。東京とかである”京風ラーメン”って、一体ナンなの。

・ずいぶん昔にきつねうどんを食べて、出汁の味に感心した。
・街がコンパクトで見所もあるし、歩くのにとてもいいところだ。
・フェリーに乗るために行った舞鶴市って京都府なのか。

■奈良
・素朴な観光都市で大好き。
・仏像も寺もとても良い。
・飲食店にいわゆる名店が少ない。

・食べ物の名物も少ない(奈良漬、柿の葉寿司くらい?)。
・バーのマスターに「夏の北海道でツララを見た」とトンデモ話をされた。
・公園に鹿の糞が沢山あるのには閉口する。

・奈良ホテルも素晴らしいと思う。
・正倉院展を見てみたいものだ。

■兵庫
・甲子園球場に行った所、夏の甲子園で北海道の高校が出場しており、7対6で勝った。知人と二人だったが、盛り上がった。
・行ったことがあるのは西宮、神戸、三田、姫路と思っていたら、伊丹市も兵庫県なのか。
・伊丹は空港しか行ったことがない。

・西宮、三田は友達の家に遊びに行ったから、それ以外はあまり知らない。
・10人くらいで押しかけてご馳走になった。メロンを出してもらったのだが、私がうっかり「嫌いです」といった所、スイカを代わりに出してくれた。大変申し訳ない。
・西宮だったか? 斜行エレベータに乗った。

・姫路に行ったが、姫路城を見ていない。
・姫路から帰るとき、時間がなくて新大阪まで新幹線に乗った。

・神戸はずいぶん昔なので、記憶が定かではないなあ。
・多分、神戸牛のステーキを食べたが、サラダのドレッシングが一番印象に残っている。