■「蒼林堂古書店へようこそ」乾くるみ
ミステリ専門の古書店に集う常連が、小さな謎を解くという話。ここ何冊かトリッキーで複雑な作品を発表していた作者だが、もう少し素直に楽しい作品。しかし、短編全体を通した謎もある。
■「星の舞台から見てる」木本雅彦
顧客の死後にWeb上でメッセージを発信したり、サービスの解約を行う仕事をする主人公。この仕事の創始者メンバーが死んだ時、謎のメールが届けられる。一体、そのメールはどこへ導こうとしているのか。SFマインドの上に、SEマインドにもあふれる快作。
■「ふたつめの月」近藤史恵
せっかく正社員になったが、何故か解雇されてしまった主人公。時間を持てあますが、謎の老人に出くわして…。これもほのぼのミステリの系譜か。
以下、図書館の2冊。
■「また会う日まで」柴崎友香
高校時代のお互いに気になる二人が社会人になって再会。微妙な余韻があって悪くはないが、短編小説の長さでも十分。
■「しぐさや表情で9割見抜く心理術」樺旦純
まあ、面白くない。
■「官僚とメディア」魚住昭
いずれにせよ、問題のない組織はない。
ミステリ専門の古書店に集う常連が、小さな謎を解くという話。ここ何冊かトリッキーで複雑な作品を発表していた作者だが、もう少し素直に楽しい作品。しかし、短編全体を通した謎もある。
■「星の舞台から見てる」木本雅彦
顧客の死後にWeb上でメッセージを発信したり、サービスの解約を行う仕事をする主人公。この仕事の創始者メンバーが死んだ時、謎のメールが届けられる。一体、そのメールはどこへ導こうとしているのか。SFマインドの上に、SEマインドにもあふれる快作。
■「ふたつめの月」近藤史恵
せっかく正社員になったが、何故か解雇されてしまった主人公。時間を持てあますが、謎の老人に出くわして…。これもほのぼのミステリの系譜か。
以下、図書館の2冊。
■「また会う日まで」柴崎友香
高校時代のお互いに気になる二人が社会人になって再会。微妙な余韻があって悪くはないが、短編小説の長さでも十分。
■「しぐさや表情で9割見抜く心理術」樺旦純
まあ、面白くない。
■「官僚とメディア」魚住昭
いずれにせよ、問題のない組織はない。