本日は道新→時計台→きたいち→STV→たぴお→大同→エッセ→紀伊国屋→大丸→市民→三越→スカイホール→さいとう→ivory→ラルズプラザの15か所。天候が悪く、市内中心部のみとなってしまった。
■ギャラリーエッセ「WILDLIFE ART増田寿志作品展」。森のどんぐり、小動物からオオワシまでを精密に描いた展覧会。
■市民ギャラリー「第86回道展」。一言で言うと、安定。しかし、会場の途中に出品作家を取り上げた「鑑賞のしおり」があるところは、一歩踏み込んだものと言えるだろう。まずは絵画から。
川村未紗「20歳」:髪を切る女性を描いたもの。フレッシュ感。
折目桃子「Return Home」:もこもこと懐かしさを感じる家。バス停があるのが効果的だ。
岩崎加奈「whale~garnet~」:クジラの骨製飛行船と言う感じ。
山川彩子「trip」:ヘッドホンをつけて音楽に浸る女性3人(1人を三様に描いたものと言った方が良いか)。周囲の色彩は変わらないが、懐かしい作風から一歩踏み出した予感がする。
中原信孝「T61st DaM's B」:相変わらず恐るべき上手さは変わらないが、今回のテーマは赤ん坊。子供が生まれたのかな?
松尾道行「behind」:薄い赤に染まる積乱雲。この傾向の画もかなり見るようになったが、次の一手は誰が?
松谷真由子「日暮里」:懐かしい商店3軒。テーマにやられた。
西谷正士「刻」:広い納屋に太陽の光が差し込んでいる。すがすがしい。
朝地信介「内と外のはざま」:「北の日本画展」でも見た作品。感じは「ガヴァドンA」みたいなものなのだが、それでいて画になっているのはすごい。
安田祐子「あなたの水槽で泳ぐ夢」:背を向けて横たわる女性の前に、水に足をつける女性。夢の雰囲気が出ている。
木戸健市「白い磯舟」:捨てられたような寂しい磯舟。
田中元記「希望の扉」:錆びてペンキもはげた扉。がっしりしていて、開きそうにない。
佐々木睦「ふたりぼっち」:首の長い女性二人。ちょっと不気味だが画の力量はある。
石川潤「深深」:例のトゲトゲモチーフなのだが、黒色は周囲に追いやられ、噴出したかのように赤と白の色彩が湧きでている。恐らく意識的に、形と色彩に挑戦しているのだと思う。
山元明「北物語-冬の挽歌-」:樹林と執拗なまでの雪。北国の人にはよく分かる。
続いて彫刻。今回は大賞がそうだったからでもあるまいが、彫刻で良い作品が多かったように思う。
高橋知佳「透過する心」:錆びた針金で立体的な女性像を作ったもの。繊細である。
北村哲朗「蝉しぐれ」:二つの木がうねうねと立ち上る。自然と人工のバランスに優れている。
板本伸雄「1W」:ダボッとしたパンツのポケットに手を突っ込んだ女性。表情は悩める若者。
続いて版画。
土岐美紗貴「それが行く先にあるもの」:不定形な形から落ちる水玉。割と硬い線を好む私だが、これは何だか面白い。
西村明美「鎮魂花」:水色と紫の花。あっさりしていながら、ハッとするところがある。
さて、今回はチャリティー作品として、ロビーに会員の小品が展示されていた。購入方法は10月30日に早いもの順、値段は5000円以上で任意ということらしいのだ。私が見た中では野沢桐子と宮川美樹の作品を非常に欲しくなったのだが、もし5000円でもいいなら、信じられないほどお得だと思う。もしかすると、市民ギャラリーのロビーで乱闘が起きるかもしれない(それ程のことは無いか)。
■ivory「北海学園大学一部写真部2011写真展」。フライヤーになった作品のサンマ、ご飯、味噌汁の三点セットが美味しそう。
■ラルズプラザ「絵画バザール」。北海道の画家だけでなく、いろいろな作家の作品を見ることができ、下手な展覧会よりよほど面白い。「こんなところにこの人の作品が!」と発掘する喜びがある。
今回の目玉は片岡球子か。謎の奇怪な花が描かれており、あまり見たことのない感じ。480万円だが、既に売れていた。ビュッフェの水彩(500万)というのも、版画しか見たことがないので、少々珍しい。
それから今回は「安田侃 野外彫刻展-街に触れる-」が行われているため、それと連動してか安田作品が多かった。大理石の彫刻は小品ながら150万円。北海道画廊の社長さんが「これ珍しいでしょ」と教えてくれたのが、女性デッサン2作品。確かに抽象彫刻と版画は見たことがあるが、人物画は珍しいかもしれない。
■ギャラリーエッセ「WILDLIFE ART増田寿志作品展」。森のどんぐり、小動物からオオワシまでを精密に描いた展覧会。
■市民ギャラリー「第86回道展」。一言で言うと、安定。しかし、会場の途中に出品作家を取り上げた「鑑賞のしおり」があるところは、一歩踏み込んだものと言えるだろう。まずは絵画から。
川村未紗「20歳」:髪を切る女性を描いたもの。フレッシュ感。
折目桃子「Return Home」:もこもこと懐かしさを感じる家。バス停があるのが効果的だ。
岩崎加奈「whale~garnet~」:クジラの骨製飛行船と言う感じ。
山川彩子「trip」:ヘッドホンをつけて音楽に浸る女性3人(1人を三様に描いたものと言った方が良いか)。周囲の色彩は変わらないが、懐かしい作風から一歩踏み出した予感がする。
中原信孝「T61st DaM's B」:相変わらず恐るべき上手さは変わらないが、今回のテーマは赤ん坊。子供が生まれたのかな?
松尾道行「behind」:薄い赤に染まる積乱雲。この傾向の画もかなり見るようになったが、次の一手は誰が?
松谷真由子「日暮里」:懐かしい商店3軒。テーマにやられた。
西谷正士「刻」:広い納屋に太陽の光が差し込んでいる。すがすがしい。
朝地信介「内と外のはざま」:「北の日本画展」でも見た作品。感じは「ガヴァドンA」みたいなものなのだが、それでいて画になっているのはすごい。
安田祐子「あなたの水槽で泳ぐ夢」:背を向けて横たわる女性の前に、水に足をつける女性。夢の雰囲気が出ている。
木戸健市「白い磯舟」:捨てられたような寂しい磯舟。
田中元記「希望の扉」:錆びてペンキもはげた扉。がっしりしていて、開きそうにない。
佐々木睦「ふたりぼっち」:首の長い女性二人。ちょっと不気味だが画の力量はある。
石川潤「深深」:例のトゲトゲモチーフなのだが、黒色は周囲に追いやられ、噴出したかのように赤と白の色彩が湧きでている。恐らく意識的に、形と色彩に挑戦しているのだと思う。
山元明「北物語-冬の挽歌-」:樹林と執拗なまでの雪。北国の人にはよく分かる。
続いて彫刻。今回は大賞がそうだったからでもあるまいが、彫刻で良い作品が多かったように思う。
高橋知佳「透過する心」:錆びた針金で立体的な女性像を作ったもの。繊細である。
北村哲朗「蝉しぐれ」:二つの木がうねうねと立ち上る。自然と人工のバランスに優れている。
板本伸雄「1W」:ダボッとしたパンツのポケットに手を突っ込んだ女性。表情は悩める若者。
続いて版画。
土岐美紗貴「それが行く先にあるもの」:不定形な形から落ちる水玉。割と硬い線を好む私だが、これは何だか面白い。
西村明美「鎮魂花」:水色と紫の花。あっさりしていながら、ハッとするところがある。
さて、今回はチャリティー作品として、ロビーに会員の小品が展示されていた。購入方法は10月30日に早いもの順、値段は5000円以上で任意ということらしいのだ。私が見た中では野沢桐子と宮川美樹の作品を非常に欲しくなったのだが、もし5000円でもいいなら、信じられないほどお得だと思う。もしかすると、市民ギャラリーのロビーで乱闘が起きるかもしれない(それ程のことは無いか)。
■ivory「北海学園大学一部写真部2011写真展」。フライヤーになった作品のサンマ、ご飯、味噌汁の三点セットが美味しそう。
■ラルズプラザ「絵画バザール」。北海道の画家だけでなく、いろいろな作家の作品を見ることができ、下手な展覧会よりよほど面白い。「こんなところにこの人の作品が!」と発掘する喜びがある。
今回の目玉は片岡球子か。謎の奇怪な花が描かれており、あまり見たことのない感じ。480万円だが、既に売れていた。ビュッフェの水彩(500万)というのも、版画しか見たことがないので、少々珍しい。
それから今回は「安田侃 野外彫刻展-街に触れる-」が行われているため、それと連動してか安田作品が多かった。大理石の彫刻は小品ながら150万円。北海道画廊の社長さんが「これ珍しいでしょ」と教えてくれたのが、女性デッサン2作品。確かに抽象彫刻と版画は見たことがあるが、人物画は珍しいかもしれない。