散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20080419-20ギャラリー巡り

2008年04月20日 14時02分14秒 | ART
19日(土)たぴお→時計台→道新→札幌市写真ライブラリー→三越→スカイホール→さいとう→ivoryの8箇所。

20日(日)芸術の森美術館→ギャラリーエッセ→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→大同→市民ギャラリー→千歳鶴ギャラリーの7箇所。

■ivory「札幌市立大学美術部ノメノン STARTち展」。川内優加「底から」は鉛筆で水面を描き、紙の裏側から青いライトで照らした美しい作品。木村尚史「手のしわ」はアルミフォイルらしきものに手の跡をいくつもつけた、版画と金工の中間地点のような作品。なかなか面白い。



■芸術の森美術館「イタリア美術とナポレオン」。久々にクラシックな西洋画を堪能。早めに行ったので空いていたが、私が見終わる頃には人が続々とつめかけていた。

「聖女ヴェロニカ」マッティア・プレーティ(工房):中空を見上げる女性を絶妙のタイミングで捕らえた作品。
「聖ペテロの殉教」ルカ・ジョルダーノ:テーマはともかく、力量の凄さがわかる大作。
「神殿奉献」アンドレア・ポッツォ:神殿の幾何学的デザインに西欧らしさを感じる。
「聖母子と天使」サンドロ・ボッティチェッリ:描かれた時代のため、何となく平板な感じがする。また天使はかわいいけど、子どもがちょっとブサイクなのね。

「子供時代」サンティ・ディ・ティート:なぜか目を引く不思議メルヘンタッチの作品。
「風景」パウル・ブリル:岩場に立つ建物の幻想的な風景。
「ロバに乗った農夫」「狩に出る前にブーツを履く農夫」ヤン・ミール:このように素朴な民衆を描いた作品があるのも良いものである。
「亀と魚のある静物」ジュゼッペ・レッコ(帰属):うつぼや海亀など珍しい生き物が。海亀なんかはスープにしていたと言う話を聞くが、うつぼも食べていたんだろうね。

「難破船を救う聖女カタリナ・トマス」ベネデット・ルティ:聖女が空中から船のマストをつかんで助けようとしているシーン。普通の人の形をしているだけに、エスパーチックに見えたりして。
「カスティリオーネ伯爵夫人」ウジェーヌ・ジロー(帰属):この伯爵夫人は間違いなく魔性の人であるね。
「戴冠式のナポレオン1世」フランソワ・ジェラール:絶頂期のナポレオンなのかな。とにかく皆ひれ伏すこと間違いなしという堂々の大作。しかしこの後のデスマスクを見ると…。むなしいものだねえ。
「バスティアの港」レオン=シャルル・カニチオーニ、「リアモーネ川」リュシアン・ペリ:コルシカの風景がなのだが、近代的技法で描かれると随分違って見えるものである。

工芸館では「サッポロクラフト2008」。
「針のないアナログ時計」篠宮敏明:小さなひとでや唐辛子が盤面にマグネットで張り付き、三本の針の変わりに動くと言うもの。面白いが時間が全然わからない。
「ステゴザウルス」西山省一:恐竜をかたどった金工の塩・胡椒たて。他にもノミの形をしたジョッキとか、デザイン面白い。



■市民ギャラリー「北海道抽象派作家協会展」。

近宮彦彌「ノンタイトル」はネオンサインで人の顔だろうか(抽象だが)をかたどったユーモラスな作品。一部ネオンがちらついている個所があり、人が指を動かしているかのようだ。
「Key」外山欽平:既に見たことのある作品であっても、この配列で12枚組を一挙に視界に入れる価値はあると思う。小文字のkは何となく人の形にも見え、体操で宙返り・着地をしているかのようだ。

石川潤の各作品は多分見たことがあるものだと思う。彼の次の新作には非常に興味を持っている私である。

■千歳鶴ギャラリー「懐かしの写真展」。狸小路のクラシックな食堂が懐かしい(生まれる前だった気がするけど)。現在では見られないようなグデングデンのオヤジの写真は笑える。

元祖の店で違うものを食べる

2008年04月20日 12時16分11秒 | 食べ歩き
本日は昼前に大通に到着。ちょうど良い時間帯なので、以前ある方からご紹介のあったラーメン「S」へ行こう。大丸藤井セントラルの中にある店だ。幸い待つことなく入店し、スムーズに注文。私の注文は元祖味噌ラーメンではなくて、醤油ラーメンだ。ま、どちらかというと醤油ラーメンのほうが好きなのである。

最初に小皿にキムチがでて、ほどなくラーメンが到着。さて、どうかなあと一口。うむ、なるほど。これは旨いなあ。人により非常に評価の分かれる店なのであるが、私にとってはかなり好ましい部類に入る。麺がちょっとコシありすぎな所だけが難点だが、野菜の炒め加減、スープの味、脂の量、クラシックなチャーシューといい申し分ない(大体、最近のチャーシューってクドイのが多いのだ)。

どんなラーメンと言われると特に突出した所もなく「いや、普通のラーメン」と言うしかないが、昔は寒空の下、こういうラーメンをすすったんだろうなと思わせる懐かしさがある。札幌に来て二十余年、若い頃に行かずに今になって行ったのが、ある意味正解だったのではないだろうか。

評価がどう転ぶのかわからないが、やっぱり味噌も食べてみたい。ついでに塩も食べてみたい。

暖かいというよりは暑い

2008年04月19日 19時14分42秒 | Weblog
今日も会社へ。昼食は地下鉄で一駅移動(ドニチカキップを買っているのだ)し、食堂っぽい「Hグリル」に行こうと思ったら土日祝休に変わっていた。がっかりしてビル地下のカレー屋さん「I」へ。先日心残りだったカレースパゲッティを食べよう。

ふと気がつくと、私以外の客2名もカレースパゲッティを食べていた。やはり何となく心引かれる名物なのだ。ところで、この店ではこの注文には粉チーズとタバスコが出てくる。私は粉チーズを中盤戦から使ってみたが、カレーにタバスコがけというのはどういう味になるのだろう。興味ありつつも、やめておいた。

その後ギャラリーを3軒回り会社に戻る(ギャラリー巡りの話は別項)。今日の札幌は暖かいというよりも、足早に歩くとむしろ暑いくらいである。

仕事が終わり、まだ日の残る夕暮れの散歩。ギャラリーを5軒まわり、のどが渇いたのでポールタウンの「P」へ。ジャックダニエル+サザンカンフォート+レモン+ジンジャーエールのドリンクを注文。ちょっと甘いが結構アルコールは入っているようだ。

ということで、休日出勤ながら何となく楽しく終了。明日は芸術の森美術館に行ってみようと思う。

今日も早仕舞い

2008年04月18日 23時28分13秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
ある程度、仕事を切り上げる日をきちんと作るべきだと言うことを最近感じている。今日は社内の人と会う用事があるので、5時半に即刻退社。待ち合わせ時間まで、すすきののバー「C」で一杯だ。

最初にウィスキーソーダ、2杯目は白ワイン。3杯目にアードベッグ10を飲んだら、やはり個性の強さが旨かった。本日はカウンター逆側に心なしか自意識過剰な人がいて、私には考えられないような喋り方をしていた(「私ってさあ、○○だから…」という感じ)。

さて、地下鉄すすきの駅で待ち合わせして、居酒屋「S」へ。ビール2、焼酎、金滴、福司と北海道の地酒を飲んだ。食べたものは豚角煮と大根サラダと後なんだったかなあ…。

話が複雑なので疲れた。1軒目を出たところで「もう帰らせてくれ」とぶらぶら西11丁目まで歩いてから帰宅。

缶ジュース夜話ファイナル

2008年04月17日 22時10分42秒 | Weblog
後はこぼれ話を少々。

***
「缶ジュースコレクションは理解されない」

缶ジュースをコレクションしていることを、理解してもらえないこともあった。旅行先でもスーパーで缶ジュースを買いに行き、「何買ってきたの?」と聞かれた時に「缶ジュース」って言うとだいたい怪訝な顔されるのだ。一番困ったのはハワイに行った時の帰りの税関である。

税関の人「何か申告するものはありませんか?」
私 (ややうろたえて)「い、いえ何も」
税関の人(怪しんで)「ほんとに何も買ってませんか?」
私 (動揺しながら)「ジュースとか、ラーメンぐらいで・・・」
税関の人(怪しさを確信して)「ではかばんを開けてみせて下さい」

まさかハワイでそんなものしか買わない人、いないのだろうなあ。

「缶ジュースを買うのは大変だ」

当時、珍しい缶ジュースをどうやって見つけていたかというと、やっぱり丹念に歩いて探すしかないのである。私は運転できないし、自転車にも乗っていなかったので、ひたすら歩くのみ。で、どんな所に行くかというと、

・デパートの地下食品売り場、物産館
・スーパー、コンビニ
・小さい個人商店
・自動販売機

という事になる。旅先では、デパートによく行くものの、できれば地元密着スーパーみたいな店のほうが面白いジュースが置いてあるのだ。コンビニは売れ筋商品しか置かないので、なかなか珍しいものには出会わない。今でこそ、自販機は売れ筋商品で固められているが、かつての頼りは自動販売機であった。

ということで、自動販売機を求めてひたすら歩くわけだが、これもなかなか大変なのである。今まで長距離歩いたことといえば、「大通り~真駒内」「琴似~新さっぽろ」とか、仙台3日間徒歩100キロとかハードなものがある。もちろん缶ジュース探しだけでなく見かけた古書店に入ったりもしていたけど。

「缶ジュースを買う時恥ずかしいこと」

普通にジュースを買う時に、恥ずかしいってことはないのだけれども、まれに捜し求めていたジュースを発見した時に「あっ!!」とか「ま、まさか幻の!!」と口から出てしまう事があるのだ。スーパーなんかだと、買い物しているおばさんに気持ち悪がられたりして、情けないのである。

あと困ったのは、普通に人と街を歩いている時も自動販売機を見る癖がついているので、「何見てるの?」と質問される事もしばしば。親しい友人ならともかく、なかなか「珍しいジュース探しているので」とは言いにくいものであった。

「こんなジュースはあるのか」

このシリーズでも、「しょうが」「アルファルファ」「キンカン」など珍しい素材のジュースを取り上げてきた。しかしこれだけさまざまな素材が使用されていながら、見かけた事がないのが以下の素材。

・カキ
・ザクロ
・栗
・びわ

カキとザクロはカクテルにしてもらったことがあるので、果汁がないわけではないようだ。栗は無理かなあと思いつつ、焼き芋炭酸ソーダがあったのだから、無果汁・栗フレーバーは可能だろう。びわは日本古来の果物なので、ジュースにならないものかなあ。

以上である。

20080417最近読んだ本

2008年04月17日 08時44分46秒 | 読書
「ちゃぶニチュード 日本全国マズイ店列伝」野瀬泰申
店のマズさ度合いをマグニチュードならぬちゃぶニチュードで表現。私は普通にダメな店って結構すきだけどね。値段が高いのに大したことがない店のほうが腹立たしい。

「彩紋家事件Ⅰ、Ⅱ」清涼院流水
奇術サーカス一座におきる謎の連続殺人(?)。今の所、奇術サーカスの舞台と手品の描写が延々と続くのみ。ま、昭和テイストもあり結構面白い。

以下、図書館の5冊。
「新幹線から経済が見える」小宮一慶
新幹線から見える立て看板を考察したり、隣席に人が座るかどうかという所から分かり安い経済話に仕上げている。

「経済ニュースの裏とオモテがよくわかる本」坂田拓也
「痛快!経済学2」中谷巌
まあ、いかなるジャンルでも安手な本ってあるよな。

「司法の病巣」産経新聞司法問題取材班
もう少し掘り下げが欲しかった。司法ってクローズな世界でありながら、さらに個々人の独立性が高いので無理がある業界なのだと思う。

「領事の仕事」大日方和雄
領事って「外国でよろしくやってんだろ」という印象を持ってしまうのだが、色々な範囲の業務を担当していることがわかる。

悪くない

2008年04月16日 21時38分15秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日は帰宅途中で居酒屋「K」へ。

まずビールをもらい、通しは鱒子、タコ酢漬け、えのきの煮凝り。さて今日は何にしようかと黒板を眺め、ふくらぎ刺、もつ煮にした。

ふくらぎ刺は山わさびで食べさせる辛味を効かせたコクのある味。もつ煮はもう一つ平凡だった。北海道で「これは!」と驚くようなもつ煮込みっていうのは余りないからなあ。

日本酒に切り替えて鱒粕みそ焼き。これは味がじわっとしみていて、ご飯の友にもなりそうだが酒のあてにも申し分ない。

本日は常連客が盛り上がっており、楽しそうな話をしていた。私がひっそりと帰ろうとすると、「今度は話に参加しなよ」「うるさくてゴメンね」と声をかけてくれて、なかなかにそういう雰囲気というのも悪くないものである。

完成までもう一歩か

2008年04月14日 21時31分47秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日はスポッと仕事が終了し、定時すぐにすすきののバー「N」へ。

1杯目は春めいてきた雰囲気だし”さくら”のカクテルにしよう。ジン+桜リキュール+ライム+桜の花塩漬け。酒+甘み+酸味+塩気という全方向的な味わいだ。

2杯目は最近試しているフレンチ68の変化形。フレンチ68にシャルトリューズヴェールを1tspである。おおっと、これはぐっと大人の味になるな。もう少し砂糖と、ほんのもう少しシャルトリューズを加えるとパーフェクトな味になりそうだなあ。次回試してみよう。

3杯目はグレンリベット1970。店で発掘されたらしいオールドボトルを、特価でごちそうになった。まず香りは非常に良い。中盤の味はちょっと抜けかけているかもしれないが、酸味・渋みと複雑な後味を楽しんだ。ちょっとだけ加水すると、驚くような個性が出てくるのも素晴らしい。

最後にサシカイア・グラッパとちょっと贅沢な仕上げ。開拓の村のボランティア研修を受けているという年配氏と話が非常に盛り上がったような気がするのだが、どういう話題で盛り上がったのか記憶がない。まあ、良いか。

20080413最近読んだ本

2008年04月13日 23時14分19秒 | 読書
「昆虫女王 ペリーローダン346」ダールトン、エーヴェルス
知的水準の高い相手と艦隊決戦。今時珍しいシーンだ。

「証し」矢口敦子
卵子の売買の結果生まれた子どもが、16歳の少年になり4人家族を惨殺し自殺。卵子提供者は少年の無実を信じて、犯人探しをしようとするが・・・。テーマ的に全く共感することのできない作品。遠いなあ。

「パンドラ効果」ジャック・ウィリアムスン
ああ、とんでもなく余計なことをしてしまった・・・。という後悔話(再読)。

以下、図書館の5冊。
「実業美術館」赤瀬川原平、山下裕二
博物館やカメラ・自動車製造工場に乗り込み、そこで”美”を見出す。

「日本食の歴史地図」吉川誠次、大堀恭良
失われつつある各地の食文化。鹿児島のあくまき、広島のワニ(鮫)料理、岩手のおつこ(おからが入ったままの豆腐)など興味深い。

「コーヒー1杯からわかる経済」丸紅経済研究所、造事務所
さすがにこの程度の常識はある。

「ミュージアムの仕事」
学芸員になりたい人って沢山いるのだろうな。しかし展示という表現行為をする一方、交渉・実務もあり難しい職業であると思う。

「殺人犯を裁けますか?」田中克人
裁判員制度が一審にしか適用されないとはしらなかった。ほぼ上告されるという現実からすれば、実に無意味な制度ではなかろうか。作者は「大切な所は何度も繰り返し書きました」と言うが、さすがに文章がくどくダルい。

日曜日は休養日

2008年04月13日 13時13分27秒 | Weblog
残念ながらちょっと体がだるく本日は休養日。昨日、大体ギャラリーは回っておいて良かった。

昼食は中華料理「O」でエビとイカのチリソース。ご飯、玉ねぎと挽肉のスープ、ゲソ揚げの酢の物、ザーサイ、ウーロン茶。上品な辛さのチリソース、エビはプリプリ、イカは驚くほど柔らかい。ちょっとボリューム少な目だったのが残念。

図書館へ。今日は経済の棚になるが、どうも興味がもてない。社会人としてあるまじきことなのだが、本棚にも「すぐ分かる経済」的な本が多かったので、世の中の多くの人も分かっていないのだろう。

話は変わるが今年は帯広(法事)、小樽(滞在7時間)くらいしか出かけていない。旅行という大げさなものでなくて良いので、ふらりとどこかに出かけたいものだ。電車でふらり、一人で街歩き、夜に一杯やって帰宅という程度のもので十分なのである。

缶ジュース夜話8

2008年04月13日 10時22分44秒 | Weblog
本日はちょっと珍しい原料編。

***
「ビーチボーイホワイトジンジャー」
「冷しあめ」
ちょっとジュースになり難い素材というのはある。この2種類はいずれもしょうが味のジュース。まあ、ジンジャーエールやジンジャービールなんてものもあるくらいだから、飲み物に向かないってこともないのだろう。「ビーチボーイ」の方はまずいため、もうとっくに消滅しているのだが、「冷しあめ」は関西では缶ジュースのみならず、ごく一般的な飲み物なのではないだろうか。しょうが味の甘辛い飴ならば北海道でもあるのだが、あれを液体にした味なのである。

「アルファエー」
さまざまな原料でジュースは作られているが、よく作ったなあというのがこれ。アルファルファという植物(日本語で言うと「紫うまごやし」「糸もやし」らしい)のエキス入り。味は、熱狂的な健康食品マニアか、ダイエットマニアには好かれそう。

「ブランデーティ」
紅茶に1%とはいえブランデーが入っているのだ。甘かったので味は今一つだったが、コンセプトはいいのではないだろうか。大人になっても飲みたい。

「カネボウミルク金時」
ジュース以外の缶飲料も、おしるこドリンク、味噌汁、コーンスープ、コンソメスープ、玄米スープなど各種あるが、これはジュースと呼んでもいいのではないだろうか(飲むデザート?)。氷あずきを溶かして缶に入れたと思ってもらえれば、間違いない。

「ツイストシャンディ」
シャンディーガフというのはビールとジンジャーエールを合わせたカクテルなのだが、それを狙ったドリンク。実際ビールも入っている。ちょっと甘すぎるという欠点はあるのだが、いいアイディアではなかろうか。ぜひ味を再検討して、ビールに替わるライトアルコールドリンクとして、勝負に出てほしい。

「ココア紅茶アッサム」
いろいろ商品企画部の人は考えなきゃならないのだろうが、何もココアと紅茶という完全に独立した世界を持つ飲み物を混ぜなくても良かったのに。飲むと確かに、ココアの味もするし、紅茶の味もする。

「焼いも炭酸ソーダ」
これは本当に焼いもの味のする、しかも炭酸飲料。当然もう発売されていないのだが、何もこんなもの発売しなくてもねえ。当時は最初っから”狙った”変なドリンクというのは、まだなかったような気がする。ということは大真面目だったのか。

イノシシなど

2008年04月12日 21時39分33秒 | 食べ歩き
夕方になり、まずは食前酒。すすきののバー「C」へ。おっと、カウンター逆側の女性は、何度か見たことのあるカルヴァドスのソーダ割りに生オレンジを入れて飲むという、渋い人だ。

私はウィスキーソーダから。バックバーを見ていると、見慣れないボトルがあるなあ。余市20年は高いから次回にして・・・、もう一本はタムデューである。よし、今日はこれにしよう。派手さはないが、じわっと風味のするタムデューはいい感じだ。

3杯目はマティーニ。これでちょっとくらっとしつつ、二十四軒に移動。タンカレーと余市の安いのを買って、ビストロ「PE」へ。

ドイツの白ワインを飲むことにして、最初は生ハムとピクルスのアミューズ。続いて春らしい前菜。山菜と自家製ベーコンのキッシュ、パプリカと大葉のモルタデラソーセージ、春野菜のバーニャカウダ、春鰊とじゃがいものテリーヌの4点。春野菜の苦味がいい。春鰊とじゃがいもはそれぞれの味がして、なおかつ料理としての味付けも素晴らしいできだ。



次はいか墨のリゾットにタコを乗せたもの。リゾットはコクのある味で歯ごたえがまた絶妙だなあ・・・。タコからでるエキスの混ざるあたりがまた美味しい。



魚料理はこれも春らしい桜鯛のソテー。パリッと焼けた鯛はもちろん、野菜の味が溶け込んだあっさりソースが後を引く(パン注文しとけば良かった)。



最後にもち豚のローストポークサラダ仕立て。「今日はちょっとサプライズがありますよ」との事だったが、それは何かなと・・・。実はイノシシのソテーが2切れほど添えられていたのだ。あっさりしたポークを盛りだくさんの野菜と食べ、そしてイノシシ。おっと、ちょっと変わった風味がするが豚肉といわれれば気がつかないかもしれない。脂身がある程度入っているのだが、口中でさらさらと流れて行き、旨みが感じられる。


→手前のこんがりしたのがイノシシ。しかし写真がボケた。

大満足の夕食で、最後にカルヴァドスをゆっくり飲んで、料理を終えたシェフとRさんとマンガ雑談。Rさんは「マカロニほうれんそう」も「パタリロ」も知らんのね。若すぎるー。

20080412ギャラリー巡り

2008年04月12日 17時15分07秒 | ART
10日にたぴお、STV北2条の2箇所。
12日に時計台→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→大同→道新→さいとう→スカイホール→三越→アートスペース→北海道画廊の10箇所。

■ギャラリーたぴお「春への協奏曲」。上條千裕の作品が春めいた感じで心和む。

■STV北2条ビル「雪の果」。ホールに入ってすぐの左手にある細長い作品は色彩のグラデーションがいい。

■紀伊国屋「奥井理展」。失礼ながら「夭逝すると天才画家になるからなあ」と疑っていたのだが、十分作品として成立している。悩み全開でぶつけましたという感じだが、この年齢ならばそれでいい。むしろそうでなくてはいけないのだと思う。この先を見てみたかったと思わせる展覧会であった。

■富士フィルムフォトサロン「大高明写真展」。コロラドが舞台の素晴らしい風景写真で、奇岩・奇景の凄さはSF映画撮り放題。「水曜どうでしょう」でも登場したペトリファイドフォレスト国立公園の写真もあった。

■大同ギャラリー「森謙一個展」。久々に新鮮な驚きを感じた。札幌では久しぶりの展覧会らしく、私は過去に見た記憶がない。3階はデッサン、肖像画などの人物中心で、私は形をとらえるのが上手いと感じた。4階では奥の大作がやはり注目だろう。重厚な西欧古典風”嵐”からモネの睡蓮のような明るさへとつながる作品だ。こちらでは全体に波、空気、たゆたう水といった空気感がすばらしい。

■さいとうギャラリー「高畑宏治絵画展」。人物の顔が気球になってる不思議ムードの作品。誰にも近くない独自性を感じる。シンメトリックを意識しつつも、微妙にそこにズレがあるところが面白い。

急ぐ時はカレー

2008年04月12日 13時23分39秒 | 食べ歩き
今日は土曜日だが仕事の昼休みに時計台ギャラリーだけは行っておきたい。そんな慌しい時の昼食は、やはりカレーだ。大通のビル地下、カレー「I」へ。本日のカレー、チキンカレーにした。

後から来たおっちゃんが、カレースパを注文。そうなんだよ、それ無性に食べたくなるメニューなんだよね。ちょっと羨ましくなったが、自分のカレーに専念した。

20080412最近読んだ本

2008年04月12日 10時05分07秒 | 読書
「ゆめ? まぼろし? 幻想への招待」
北海道立近代美術館1986年の展覧会小冊子。マグリットと小川原脩はやっぱり好きだ。

「ライダー定食」東直己
奇想小説というジャンルに含まれるであろう短編集。落ちは読める。

「大いなる惑星」ジャック・ヴァンス
巨大惑星に不時着した人びとが6万キロ離れた地球直轄領までたどり着こうとする話。魅力ある設定ながら300ページ以下とあっさりぎみなのが良い(再読)。

「さすらいの食いしん坊3」
1980年の本。かなり郷土料理も紹介されていていいねえ。

「すぐわかる沖縄の美術」宮城篤正
結構沖縄には国宝があるのだね。

「鬼平犯科帳16」池波正太郎
再読。

「なんもかんも北海道だべさ」千石涼太郎
特に新知識はないが、根室の赤エスカ、オリエンタルライス、ビドックライスは食べてみたい。

「旅立つマリニア グインサーガ120」栗本薫
これにてタイス編がようやく終わりを継げたか。次はミロク教編なのかな? ところでミロク=弥勒だと、今回やっと気がついた。