散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

立ち飲み新店

2008年09月12日 19時03分58秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
先日、日中テレビを見ていると南2条のオヨヨ通り(←誰も呼んでないと思う)の紹介をしていた。すると紹介された店ではないが、ちらっと「立ち飲み」の看板が画面に映った。これは行かなくてはなるまいと調べてみると、開店から1年は立っているようなのだ。私は立ち飲み好きと公言しているのだが、何たる不覚!

ということで、まだやや明るい夕方(立ち飲みはこの時間帯が似合う)、最初の客として店内へ。「DRINKERS PARADISE」がキャッチフレーズらしい立ち飲み「S」だ。中央カウンターは基本立ち飲みだが、壁際に若干の椅子と、奥の小スペースはテーブル・椅子ありの模様。

最初の一杯はハッピーアワーで100円引きのビールだな。焼鳥が注文を受けてから串に刺し、炭火で焼く本格派ということなので、鳥串を注文。焼きあがるまでに、ということで大根醤油漬けが出てきた。あっさりしてちょうど良い具合に味がしみこんでいる。

さて金属皿に結構大き目の鳥串2本が登場。なるほど、これは柔らかく火が通り申し分ないな。飲み物を赤ワインに変えて、バリバリ食べる。後は軽めにクリームチーズの葉わさび和えにしておこう。赤ワインも2杯目に突入だ。

先日偵察に来た時には店内満席の模様だったが、今日は時間が早いから他には女性二人組みだけだ。落ち着いて軽く一杯(3杯飲んでるけど)やれて、中々好感の持てる店だ。多分また来店すると思う。

※追記
翌日写真を撮りに行って見た。

「なんこ」食べる

2008年09月11日 20時46分32秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近の札幌は秋の空だ。早めに仕事が終わったが、日の落ちる時間もめっきり早くなってきた。そんな中をすすきのまで歩き、バー「N」へ。

刺激的でかつ爽やかなカクテルを求めて、まずはジンジャービア入りのやつをお願いする。ジン+ライム+砂糖+ジンジャービアに加えて、生姜の絞り汁を少々加えたものが登場。これは刺激あるなあ。

さて今日はNさんの「あれ食べますか」の問いかけに「食べましょう」と即答。そして登場したのが「なんこ」である。具体的にいうと馬の腸味噌煮込みだな。昔は地元の馬だったのかもしれないが、現在はアルゼンチンからの輸入が多いそうだ。厚みのある腸(見た目結構不気味だ)を味噌ダレに絡めて食べる。この味だよなあ。

これに合う酒は・・・、うーん焼酎ロックというところだが、それならばマティーニにしよう(合うのか?)。強く切れのある酒が良いのではないかという選択である。今日もちょうど冷凍庫に入ったばかりの完全に冷え切っていないゴードンがあるということで、それを使ってもらう。最近、冷え冷えでないマティーニというのに興味を持っているのだが、やはり感じる味が違うのだ。

そうこうしているうちに、3杯目はシェリー+ウィスキー+オレンジジュース+オレンジキュラソーの中々に複雑な味のカクテル。よーし、調子が出てきてもう一杯と思った時に、常連F氏が持ち込んだノンラベルの梅酒を飲ませてもらった。和歌山県平和酒造の梅酒とのこと。梅酒だから確かに甘いといえば甘いのだが、果実風味がしっかりしバランスが良い。すいすいと結構な量を飲ませてもらった。

最後にちょっと甘くなった口にジャマイカマティーニ。少々飲みすぎて帰宅だ。

20080910最近読んだ本

2008年09月10日 21時35分35秒 | 読書
今回は図書館の本、8冊。

■「食い逃げされてもバイトは雇うな 上」山田真哉
得るものなし。

■「日本を降りる若者たち」下川裕治
こういう現象が発生することの原因として、非正規雇用の問題はあるのだと思う。それにしてももう少し戦略的に「降り」ないと、先行きに困るぞ。

■「日本人はなぜシュートを打たないのか?」湯浅健二
タイトルから想像される「だから日本人は」という論ではなく、それより上質な内容であった。コーチング論を踏まえているのだと思う。

■「「終のすみか」のつくり方」高見澤たか子
住居に興味のない身としては、こんなにエネルギーを使うことができない。

■「住まいと防犯住宅」中西崇
地の利やデザインで住居を決めるということが多いと思うが、もう少しだけでもセキュリティという観点を持つべきなのだろう。

■「SFと宇宙」大林辰蔵
昭和58年の本なので、まだチャレンジャーも爆発しておらず、未来は明るいぞ。

■「昭和のりものヒーロー」藤田馨
オート三輪、路面電車、新幹線などの歴史。私も1度だけ新幹線にのったことがあるのだが、それが何と姫路-新大阪の一駅だけなのである。

■「もしも宇宙を旅したら」ニール・F・カミンズ
夢のある話のようだが、放射線や隕石や精神的な病で大変な危険ばかりなのだ。

20080907最近読んだ本

2008年09月07日 23時11分13秒 | 読書
■「消えた山高帽子」翔田寛
明治初期の日本を舞台にしたミステリー。あのワーグマンが探偵役というのも歴史上の人物としてはいい所をついたと思う。表題作がロマンティックでよろしい。

■「仲のいい死体」結城昌治
いやー、この動機はどうだろう。

■「Oton10」
今回は餃子特集。これで餃子が無性に食べたくなったのだ。しかし、餃子+ビール+ラーメンというのは私には苦しいのだ。素ラーメンを出すところ、無いかな。

■「芸術新潮1992年6月」
この号はムンク特集。札幌でも展覧会をやったのだが、残念ながら見ていない。ムンクのモデルって、いい女が多いんだよなあ(写真で見る限り)。

■「自由への旅立ち ペリーローダン351」エーヴェルス、ダールトン
ローダン追放から40年、愛を忘れた地球ではひたすら論理に従った暮らしが営まれている。さて、これからどうなることやら。

■「暗い海深い霧」高城高
昭和30年代の道東を舞台にした陰鬱なストーリー。

■「鬼平犯科帳24」池波正太郎
多分8回目の再読完了。

以下、図書館の2冊。
■「阪神大震災の教訓」山室寛之他
この時も震災というよりは手抜工事が原因となる人災の要素が強いという本。しかし、その後のマンション耐震偽装を見ると、何一つ反省も無く教訓は生かされなかったという結論に至る。

■「はじめての寿司教室」佐川芳枝
読みやすく、臨場感のある寿司教室物語。

そして多少の散策

2008年09月07日 17時02分25秒 | 写真館
山の手付近をぶらぶらと歩くと、まだ通りがかったことのない道というのも結構あるものだ。私はどこかに行く時に、さまざまなコースを取り、なるべく多くの道を通るようにしているのだ。

普通の住宅の窓から見えた看板。「魁!!男塾」の伝統行事のようだ(分からない人、スマン)。



いきなり話しかける自動販売機。勝手に顔認証を行い、大人かどうか判別するのだ。幸いなことに私は大人と判断された。何か「機械の分際でー!」と言いたくなる。


20080907ギャラリー巡り

2008年09月07日 14時48分51秒 | ART
本日は陰鬱な天気の中(天気予報に反し、雨は降らなかった)、宮の森美術館と彫刻美術館へ。



■宮の森美術館「粟津潔展」。会場に入るといきなり写真・ポスター・絵画、書のようなデザインのようなものと多彩な展示が広がる。正直な所、絵画は今ひとつピンとこない。ポスターが印刷というフィルタを経ているせいか、メッセージを内在しているせいか、ハッキリして分かり易い印象だ。



■彫刻美術館「北の彫刻展2008-心の中の自由な世界-」。私はいつもこのシーズンの彫刻美術館の展示(北の彫刻展or本郷新賞記念展)を見ると、夏も終わりだなあという感じがしてくる。気温はそれなりに高くて、美術館までの坂道を登っていくと、汗をかいたりするのではあるが。

さて今回、いわゆる彫刻展と思ってくると「違うじゃないか!」という人もいるだろうが、それはそれで良いのだ。面白い作品がそろったと思う。

川上勉「かくれた月を探す」。乾漆像の落ち着いた色彩もさることながら、この作品には男子たるもの目が行くよなあ(やらしい意味ではない)。背面の物体にうもれるように身を寄せる女性が大変可愛らしい。所々の小さな建物は何を意味するのか考えるのも面白いところだ。

佐々木秀明「雫を聞く2008」。以前ATTICで1時間以上見てしまった、水滴が水面に落ちるのとライティングをあわせた作品。ランダムな音と光のゆらぎが、気持ちを落ち着ける。希望としてはもう少しゆったりと見るために、良い椅子を置いてほしい。ところで水滴の元になっている氷をどうしているのか聞いてみたところ、1日3回学芸員の方が補充しているそうである。ややひんやりとした室内なので、氷がすぐに溶けずに持つようだ。

藤田真理「River」。タイトルを見ずに作品を見たが「これは時の流れを表す川だな」と思ったのである。デジタルの数字が配置されているが、数字が変わるわけではないのと、色合いが違うので宮島達男を想起させるということはない(←いや、少しはあるのか?)。数字をどう置いたのかが興味深く、私などは「偶数・奇数同士で近くに寄るのだろうか」「足して10になるペアが配置されているのでは」などと、規則性を見出そうとしてしまうのだ。



写真は阿地信美智の「使いものにならない領域 弐の弐」。美術館の前庭に展示してあるものだ。木製の紙飛行機(言葉の矛盾だ)ということであろうか。

やはり興味が薄かった

2008年09月07日 12時21分14秒 | 食べ歩き
宮の森美術館の近くは食事をする店があまりなくていつも困る。今日は豆腐専門店のランチメニューにしてみた。

最初に豆乳が出てくる。実は生まれて初めて飲むのだが、まあ、液体豆腐だな。多少、塩気か出汁の味を加えた方が食べ物としては美味しくなると思う。



そして、品数の多い定食。豆乳で温めた湯豆腐、鳥ササミ入りサラダ、豆腐の生春巻、湯葉と野菜の天ぷら、白和え、二種冷奴、漬け物、ご飯、お吸物、デザート(豆腐のプリン?)、コーヒー。



それぞれ淡白な味だが、ボリューム的には十分な量。湯豆腐の味が一番豆腐らしかった。温度が上がるので風味が分かりやすくなるのだろう。冷奴は出汁醤油で半分、残り半分をポン酢醤油で食べる。上にのっている炒ったじゃこも効果的だ。

それぞれ文句はないのだけれども、もう一つ喜びがこみ上げてこないんだよなあ。私もまだ枯れ度合いが足りないということなのであろう。

20080906ギャラリー巡り

2008年09月06日 16時52分31秒 | ART
9月3日さいとう→スカイホール。
9月4日札幌市写真ライブラリー→丸井→趣味の郷ギャラリー。

そして9月6日コンチネンタル→ADPギャラリー→市民ギャラリー→ファクトリー→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→たぴお→時計台→道新→大通→さっしん→ivory→ARTスペース→NHK→CAI02→アリアンスフランセーズ→NEW STARの17箇所。

■スカイホール「札幌大谷大学短期大学部美術専攻科企画展」。3人がどう見ても同じモデルの裸婦を描いているのだが、三者三様。但し、もっと明確に違う方向性を打ち出してみても面白いのでは。中では後藤志姫のタッチが面白かった。

■丸井今井「金子國義の世界」。作品のタイプは全く好きになれないが、丸井美術ギャラリーが普段とは違う世界に大変身なのは間違いない。しかし原画は高いねえ。

■趣味の郷ギャラリー「北海道現代美術展」。3万円均一で販売されているので、物によってはお徳かもしれない。

■ADPギャラリー「川本結衣、在間和音、山下綾美3人展」。「4×4」という4枚の写真をつないで作品にしたものが面白い。川本結衣「いき交うものたち」という作品は水平の電車に垂直の電柱を合わせて、この表現方式が一番あっていると思った。

■市民ギャラリー「新道展」。これだけの作品が展示されていて「おおっ、こんな表現があるのか!」とあまり驚くことがないように思う。私がいかんのか? どうにも「画バカ、出でよ!」という気持ちがするのだ。とはいえ、もちろん素晴らしい作品もある。

大塚富雄「愚」:大きな木製の小屋の中に梟の親子。何が「愚か」なのだろうか。
亀井由利「冥い川」:白いしぶきで表現された冥界の川に人の手だけが流されていく。亀井の作品はたぴおでよく見るが、何とも言えない情感がある。
河合キヨ子「時空間」:いつもの宙に浮かぶサヨリがイカに変更。結構この人の作品は好きだ。

佐井秀子「奏」:生物の細胞を思わせるぼやけた不定形の物体を描いた、今回の一番押し作品。
細木博子「時の流れの中で」:建物やカップの断片が木の形を形作っている。不思議な浮遊感がある。
松本道博「緑立つ」:水面に映る抽象化した雲の表現がうまい。

高橋孝「平成20年8月9日、今日」:羽化直前のセミなどを大量に配置した、ユーモラスでいて夏の一瞬を表現した作品。
市川正勝「潮風にゆれて」:植物の緑を戯画的なくらい強調した作品。
宮崎亨「道1」:勝手に名づけた「悩める人シリーズ」。荒っぽく引かれたものの形に関係ない縦線が、なにやら考え方の方向を表しているようだ。

■時計台ギャラリー「清水良洋・公子二人展」:「インストルメント」は電子基板+歯車の時計のようなメカに女性像を配置した面白い表現。

■道新ギャラリー「青野昌勝個展」。ピンク、ブルー、紫と大胆な色使いでハッとする風景画。

■大通美術館「石垣渉水彩画教室展 蒼の会」。知人が出品しているのもあり見にいった。複数点出品しているのだが、それぞれ違った表現で見ることのできる作品になっているので中々だと思う。

■さっしん「川上直樹展」。「冬の声が聞こえる-Ⅰ」は手前から茶色の荒れ野が続き、遠くにブルーの山と陰鬱な空。ディフォルメされた遠近感が壮大な景色を感じさせる。川上さんご本人にうかがった所「星置」風景だそうで、意外な近くの景色である。「午前2時の記憶」は古書を積み上げた上に青リンゴを配置した作品。本への愛着が分かるような気がする。

会場奥では「川上留市遺作展」。右端の廃墟を描いた作品に目が行く。もしかして阪神大震災かと思ったが、手稲鉱山の跡を描いたものらしい。大地の大きな割れ目など、人類滅亡後の世界にも見えるシュールな味わい。

その他、会場に見に来た方を含め、いろいろ会話させていただき楽しかった。弊ブログをマメに見ていただいているようで、これも恥ずかしいやら困るやら。しかし、私もいい大人なので照れないでしっかりしようと思う。

■ivory「北海道イラストレーターズクラブα(アルファ)会員作品集 マイワーク26原画展」。西村昌実のスーパーリアル草むらが目に付いた。阿部夕希子「廃都バム」は石造りの回廊を魚や鯨・イルカが通過していく幻想的な作品。

CAI02でビールを飲んで休憩。今日もじめじめした暑さであった(27度)。

餃子が食べたかったのね

2008年09月06日 11時33分57秒 | 食べ歩き
某雑誌を読み、餃子が食べたくなっていたようだ。札幌駅PASEO付近を歩いていて発見した「E」にまっしぐらに突入。存在は知っていたが、いわゆる札幌ラーメン店であるこの店に入るのは初めてかもしれない。



本日のお得なセットはチャーハン+餃子なのだが、それはちょっと汁気が足りない。やや値段が高くなるものの、ラーメン+餃子にしてみた。





ラーメンはハーフ仕様であろうか。炒めたもやしがのり、スープにはひき肉が忍ばせてある伝統的な作り。ま、普通に美味しいという範疇。餃子は小振りの5個だが、肉汁を結構含んでおりこちらは満足の味。一個、ラーメンスープに投入して食べるもまた良ろし。

単品ラーメンが770円とちょっと気になる値段だが、場所のせいか、それとも最近の原材料費値上げの影響であろうか。

歯止めのかからなくなる週末

2008年09月05日 20時18分44秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今週は結構クリエイティブな仕事をした。歯止めがかからなくなって、すすきののバー「C」へ。1杯目はウィスキーソーダ。

「結構まだ夏っぽいですよね」などと言いながら、2杯目はミントジュレップだ。3杯目はバックバーから発見した珍しいボトルの封を切ってもらった。グレンギリー10年である。少し甘い香り、オーソドックスな味だ。

今年は「C」も参加するイベント「さっぽろタパス」の話になり、参加店リストをもらった。結構行ってみたい店はあるのだが、こういうはしご酒企画に参加したことがない。

理由を自分で考えてみたが、新しい店に行くハードルが下がるのがつまらないのだと思う。新しい店を開拓する時には、事前調査を行い(やりすぎるとつまらない)、店の外観から中を想像し、そしてかなりの緊張感を持って入る。注文やお店の人とどういう会話をするのかも一つの勝負と言えよう。

その緊張感の先に「いい店じゃないか!」という感動があるのだと思う。クーポンを持って、おきまりの1杯1品ではその楽しさを味わえないと、私は思っているのかも知れない。

とあるバー

2008年09月04日 21時08分59秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
先日ある古本屋さんに行った時に耳にしたヒントより、バー「S」に行ってみた。仕事が早く終わったので18時半前についてしまったのだが、本来開店は19時頃とのこと。大変申し訳ないが、むりやり開店してもらった。

さて、ちょっとのどの渇いた今日、1杯目は角ハイだ。店の中を眺めると店名から予想したように、デヴィッド・ボウイのレコードジャケットが飾ってある。私も「Aladdin Sane」のあたりをピークに好きなんだよね(「レッツダンス」は無視!)。

2杯目は今月のお得なウィスキー、カリラ18年。パンチの効いた12年より大人のマイルドな風味。これを好むかどうかは分かれるところかもしれない。3杯目はド・カステルフォール1979。小ぢんまりしたバーではウィスキーはあってもブランデーをおいてあるところは少ない。こいつを手ごろ価格で飲めるというのは、かなり嬉しいことである。

さて更に「やっぱりツェッペリンは好きで・・・」と音楽会話をしながらたどり着いたのはルー・リード(というより、私はヴェルヴェット・アンダーグラウンドが好きなのだが)であった。ヴェルヴェットに在籍した二人(ルー・リード、ジョン・ケイル)のアルバムがかかる。この曲を聞きながら飲んでいると、札幌にいるのを忘れてしまいそうだ。

最後にオーバン14年が珍しいので飲んでみた。また立ち寄ってみることにしよう。次回はもう少し遅い時間に来よう。

少々勢いがついて、発端となった古本屋「A」へ。オゼノユキドケ・ホワイトヴァイツェンを飲む。爽やかな感じということでもっとライトなイメージだったが、麦の風味がしっかりするので薄い感じはしない。

美術雑誌を見ながらしばし滞在していると、結構女性の一人客が多い。そしてことごとくビールを注文する。やはり気軽に外で一杯やりたいという要望は、女性にもあるのだと思う。いわゆるバーってのは、少々敷居が高いのかな。

久々に地元の居酒屋

2008年09月03日 21時06分44秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は琴似神社祭で東側歩道が込んでいるため、それを避けてJR駅方向へ。ずいぶん久しぶりに琴似の居酒屋「F」へ。歩道から見えるカウンターが空いているようなので、入ってみたのだ。この店はいろいろな魚が手ごろな値段で食べられるため、いつも混雑しているという印象が強い。

秋刀魚から揚げを通しに、まずはビールだ。ここ最近の残暑(といっても30度は越えない)で、朝などは寝汗をかいて起きてしまう。まだビールの季節は続いている感じだ。カウンター客へのサービスであろうか、板さんから、カスベとイカ軟骨の唐揚げを手渡された。それをポリポリ食べながら、メニュー選択。この店はメニューが多くて選ぶのが大変なのだ。



今日のお勧めのなかから、ホッキ刺身にしよう。すぐに到着したホッキはもちろん新鮮、かなり大振りの貝で、貝柱・ヒモの部分もついてくるのが嬉しい(ま、当たり前だが)。香りの良い山わさびで食べる。



続いてマグロホッペバター焼き。肉っぽいマグロにオニオンスライス、マヨネーズ、一味などをあわせて食べる。これも食べごたえ十分。飲み物はここで国稀に切り替える。そういえば、国稀酒造の揉め事は落ち着いたのだろうか。



最後に食事代わりに茶蕎麦。実はこれだけがちょっと残念な感じ(もう一つ冷たく引き締まってない)だったのだが、久々の活気あふれる店と料理を堪能した。さて、もう一軒はいつものバー「D」だ。

9月の新入荷に切り替わった1杯目はボイエル・エ・サンドリ・ミュラートゥルガウというグラッパ。グラッパ特有の香りがするが、ぶどう風味が強く果実由来という感じが強くする味だ。

2杯目はアドニス。オレンジピールの香りがアクセント。3杯目はシェリー+シェリーカスクのラム酒。すなわちジャマイカマティーニのレシピに近いのだが、甘みと風味の強いラム酒の力が感じられる。

最後にラフロイグ18年カスクストレングス(SMWS)。刺激のなかにも甘さ、スモーク、マイルドな味わいとさすがによく出来た酒だ。恒例のタイトルは「sock tingling(ちくちくする靴下)」。ぜひ味わいを想像してほしい。

結構飲んで終了。まだ水曜日だ。


20080903最近読んだ本

2008年09月03日 06時49分37秒 | 読書
■「新しい太陽のウールス」ジーン・ウルフ
全4冊からなる前のシリーズを完全に忘れているので、少々きつかった。

■「鬼平犯科帳23」池波正太郎
再読。

■「殺人現場はその手の中に」柄刀一
それぞれに工夫のある短編集。本にあるちょっとした仕掛も楽しい。

以下、図書館の6冊。
■「乙女の東京」甲斐みのり
私はもちろん乙女ではないのだが、美術館散策のあたりは趣味が合う。

■「東京の階段」松本泰生
タモリの”坂道”といい、いろいろなジャンルに詳しい人がいるなあ。この人は階段マニアというわけではなく、大学のフィールドワークとしてやっている模様。私がピンと来るのは、谷中の「夕やけだんだん」くらいだ。

■「館を行く」篠田真由美
建築探偵桜井恭介(もちろん作中の人物)が作者と有名建築を旅するのだ。内田康夫にもこういう形態の作品があったが、ファンには嬉しいのだろうか。

■「ダム」萩原雅紀
「ダム本」というのを読んでみたいと思っていたのだ。意外と一つ一つ個性的なダムに驚き。これはそれぞれにファンがついてもおかしくない。

■「町並」森田敏隆
割ときちんとした景観地区の写真ばかりのようで、綺麗だが面白くはない。

■「集客都市」橋爪紳也
今の都市エリア(領域)のまま人口減になっていくため、コンパクトシティ化が必要という理屈は分かる。その先の主張が特に読み取れない。