日本国民はまともな政治意識や世界観もなく、マスコミの報道を分析し分別する能力もない。報道を鵜呑みにし、ただ印象や気分、雰囲気で政治を評価するだけだ。マスコミに煽動される衆愚政治がいまの日本の有様であり、国民は政治主導を望まない。せっかく去年の総選挙で政権交代を自分たちの投票で実現しておきながら、政治を検証することもなく、ただマスコミに流されて現政権を否定するだけだ。
鳩山さんは、最後に国民にダメ出しをして辞めていきました。しかし、最後に言うくらいなら最初からダメ出しをしておけばよかったと思います。
前々回の総選挙で小泉自民党を大勝させたのも同じ有権者です。その結果、日本経済は弱体化して格差社会となり、沖縄では子供たちや女性が米軍兵に犯されたり殺されたりしています。米軍兵は精神レベルは日本の暴走族と似たり寄ったりですが、人殺しの訓練を受けているので日本の暴走族よりも遥かに残忍です。
日本の年間自殺者は政府発表では3万人ですが、それは明らかに自殺と断定できる人数に過ぎません。ほぼ自殺または恐らく自殺という事例を含めると、年間の自殺者は10万人を超えます。5分にひとりが自殺している勘定です。
誰がこんな社会を望んだのでしょうか。小泉自民党に投票した日本の有権者がこんな社会を望んだのです。
日本は憲法で国民主権の国であると定められています。政治責任は政治家だけに帰せられるべきではありません。主権者たる国民にも、自分の投票行動に対する責任があります。
鳩山さんは、郵政選挙を改めて総括し、その反動としての政権交代に対する有権者の責任について、就任早々に国民全員に伝えるべきでした。
鳩山さんと小沢さんがいなくなった政権は、もはや官僚の言いなりです。官僚は国民の生活や国の将来などどうでもいいのですから、今後も格差は続き、自殺者は増えつづけ、沖縄の人々はひどい目に遭いつづけるでしょう。それはマスコミに煽動されたされないにかかわらず、主権者たる私たち国民の責任なのです。