三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

レース回顧~エリザベス女王杯

2011年11月13日 | 競馬
エリザベス女王杯の結果
1着スノーフェアリー
2着アヴェンチュラ
3着アパパネ

ホエールキャプチャが4着だったので、馬券は1、2、4着となりハズレ。せめてアパパネには負けないでほしかったのですが、残念です。

ホエールキャプチャは最高のスタート。ハナに行かんばかりの勢いだったのですが、外からシンメイフジがおっつけて先頭、大逃げを打ちました。離れた2番手という絶好の位置につけたので、これはホエールキャプチャの圧勝かと思っていたのですが、直線で思ったほど伸びず、早々とアパパネに交わされて4着が精いっぱいでした。そのアパパネを外から交わしたアヴェンチュラが勝つかと思われたときにホエールキャプチャの更に内側から凄い末脚で伸びてきたのがスノーフェアリー。道中は後方に構えて、3コーナー過ぎから内を突いて進出。直線は手ごたえ抜群で、あっという間に先行勢を交わして突き抜けました。報道されている通り発疹などもあったのでしょうが、強い馬が強い競馬をしたという形になりました。終わってみればG1馬の1、2、3着でした。
アヴェンチュラは直線でアパパネの内を突こうとして行けず、一旦止めてから外に出したのがやや響いたかもしれません。あれがなければかなりきわどい勝負になっていたでしょう。有馬記念でも上位に来る力があるかもしれませんね。
ホエールキャプチャは秋華賞のレース通り、アヴェンチュラとは力の差がありました。今後もアヴェンチュラには勝てないでしょう。
ダンシングレインの16着凡走にはがっかりしました。それほどスタートが悪くはなかったのにまったくいけなかったのは、日本の馬場に戸惑ったか、向いていなかったのでしょうか。大逃げのシンメイフジが7着に残っているのに、先行馬が後ろから行って大敗というのは納得できる展開ではありません。馬場入りを休んだこともあって、よほど体調が悪かったのかもしれませんね。
レーヴディソールの11着はやむを得ないところ。道中の行きっぷりはなかなかのものでしたから、もう少し短い距離であれば能力を発揮するでしょう。
イタリアンレッドはやっぱり末脚不発。少し前までは小倉専用馬と思われていた馬。G1で通用するほどではなかったということです。フミノイマージンも同様ですね。G1では荷が重い感じです。

さて次週はマイルチャンピオンシップ。安田記念馬リアルインパクトをNHKマイルカップで破っているグランプリボスが中心かと思っていましたが、前哨戦のスワンステークスでまさかの1秒0差8着。俄然混戦ムードとなりました。富士S組とスワンS組が中心で、天皇賞や秋華賞からの馬がどうかというところが予想のポイントになります。


エリザベス女王杯~ホエールキャプチャ

2011年11月13日 | 競馬
エリザベス女王杯G1です。
このレースから暮れの有馬記念までずっとG1レースが続きます。
今年は役者が揃いました。スノーフェアリーに発疹が出たとか、ダンシングレインは木曜日に馬場入りを取りやめたなどの報道がありましたが、真偽は定かではありません。フットボールでも競馬でもアウェイは難しいものです。それでも昨年はスノーフェアリーが4馬身差で優勝。私の馬券も4頭ボックスの3連単が的中しました。強い馬は強いということです。断片的な情報よりもいつもどおりデータ重視で予想します。

まず昨年と同じく消去法で、牝馬だけに格よりも調子を重視、前走で離されすぎたり着順が悪すぎたりする馬は消します。2000m以上の距離実績のない馬も消し。前走条件戦組も消し。これで11頭が消えます。無敗馬はデータを覆すとは、井崎脩五郎さんの名言ですが、故障明けで8ヶ月ぶり、しかもマイルまでしか走ったことがないレーヴディソールは、さすがにここでは上位入線も難しいでしょう。
残りは7頭。去年は年内に勝ち星のない馬を消しましたが、スノーフェアリーは牡牝混合の欧州G1で2、3着しており、勝ちに準じる扱いとして残します。国内で今年勝ち星のないアニメイトバイオは消し。距離も長いと思います。
フミノイマージンは重賞実績がG3の2勝だけで、格下感が否めません。前走4ヶ月ぶりを好走、今回人気になって凡走するパターンのような気がします。
イタリアンレッドダンシングレインの単騎逃げでペースが落ち着くと末脚不発に終わる可能性が高く、馬券からは外すことにしました。
残ったのは4頭だけ。

◎ホエールキャプチャ
〇スノーフェアリー
▲アヴェンチュラ
△ダンシングレイン

本命はホエールキャプチャ。前走の3着で人気を落としていますが、外々を回ったことを考えると、アヴェンチュラと差はなく、内枠でコースロスなく回れる上に、人気を背負っていない分気楽に乗れるでしょう。3冠ジョッキーの腕にも期待できると思います。
実力的にはやはりスノーフェアリーで、人気薄の軽量3歳馬が1、2着した凱旋門賞で後方から追い上げて3着入線。日本馬を含めて人気馬がずっこける中、さすがの走りでした。昨年同様に圧勝する場面も考えられますが、昨年とは相手が違うことと、大外18番枠が気になったので2番手評価としました。
展開的に有利なのはアヴェンチュラで、ダンシングレインの単騎逃げを見ながらインで待機、直線抜け出すという秋華賞と同じ競馬が出来る可能性があります。
ダンシングレインは前走2馬身差の好タイム勝ち。しかし10頭立ての11番枠だったのが気になります。ゲートで気の悪さを出して外枠発走にされたのかもしれません。ただここでも単騎逃げなので展開有利。逃げ切りまであると思います。

なんだかんだ言って、人気サイドの予想になってしまいました。
馬券は去年と同じく4頭の3連単ボックス24点勝負。