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何で今頃??? 中国、ギョーザ事件の容疑者拘束 待遇に不満の元臨時工

2010-03-27 06:37:55 | Weblog
中国、ギョーザ事件の容疑者拘束 待遇に不満の元臨時工 新華社報道 2010年3月27日 日経
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE0E4E2E7918DE0E4E2E1E0E2E3E29F9FEAE2E2E2
 中国国営の新華社通信は26日夜、中国の警察当局が2008年1月末に千葉、兵庫両県で発覚した中国製冷凍ギョーザ中毒事件の容疑者として、製造元である天洋食品(河北省)の元男性臨時工、呂月庭容疑者(36)を拘束した、と報じた。外交ルートを通じて日本政府にも連絡があった。発覚から2年以上が経過し、事件は解決に向け動きだした。
 呂容疑者は河北省出身。工場の賃金や待遇に不満を持ち、その報復として注射器を使ってギョーザに毒を混入した。警察当局はすでに使用した注射器を押収し、多数の証人の証言も得ているという。5月末には日中韓の3カ国首脳会談を済州島で開く方向で最終調整している。ギョーザ事件が解決すれば、日中関係の大きな懸案が取り除かれることになる。

冷凍ギョーザ事件の容疑者拘束、日本の関係者に衝撃  2010年3月27日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E4E2E5E18DE0E4E2E1E0E2E3E29180EAE2E2E2
 冷凍ギョーザ中毒事件の容疑者が拘束されたとの情報に、日本国内の関係者にも衝撃が広がった。
 中国製冷凍ギョーザを食べた母子2人が下痢などの症状を訴えた千葉市。不安を訴えた市民の対応に当たった同市の男性職員は「こんなに時間がたってから犯人の身柄が拘束されるとは」と驚きを隠さない。「もっと早く事件が解決に向かっていたら、食料品店の風評被害も防げたはず」。
 兵庫県内のスーパーの従業員は「当時、冷凍食品の陳列棚から、中国製ギョーザを一斉に撤去し、大きな損害が出た嫌な記憶を思い出した」と驚いた様子。「真相を早く解明してほしい」と話した。
 ギョーザの輸入元の親会社の日本たばこ産業(JT)IR広報部は「今後の捜査の行方を見守っていきたい」とコメントした。

冷凍ギョーザ事件の容疑者拘束、真相究明へ急展開  2010年3月27日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E4E2E5E28DE0E4E2E1E0E2E3E29180EAE2E2E2
 中国製冷凍ギョーザ中毒事件は26日までに、中国公安当局が製造元の元臨時工、呂月庭容疑者(36)を身柄拘束し、真相究明に向けた捜査が急展開した。日本の消費者の間に中国製食品への根深い不信を生んだ事件。容疑者の刑事手続きは今後、中国で進むとみられる。
 2008年1月に判明したギョーザ中毒事件をめぐっては、警察庁幹部と中国公安当局幹部が情報交換会議を開催。捜査員や鑑定の専門家が両国をそれぞれ訪れる実務者レベルの会議を開くなどの連携を続けていた。
 しかし、密封された商品の内側からメタミドホスが検出されたことなどを根拠に「日本国内で混入された可能性は極めて低い」とする日本側と、「中国国内で混入した可能性は極めて低い」と主張する中国側とで見解が対立。同年3月以降、製造元である天洋食品(中国河北省石家荘市)の従業員や関係者らへの事情聴取などを進めていた中国公安当局の動きが止まった。
 暗礁に乗り上げていた現地の捜査が再び動き出す契機となったのは、同年6月中旬に中国国内で起きた中毒事件。回収・保管していた天洋食品製のギョーザを食べた同社関係者4人が、日本と同様の被害を訴えていたことが判明した。
 地元公安当局は当初、保管中の製品が再び流通した経緯など国内の中毒事件の解明を進めていたが、「日本側に事件を通知した同年7月以降、徐々に捜査の主軸を日本で発生した中毒事件へと移行」(中国公安関係者)した。
 事件発生から発覚まで数カ月経過していたことや、有力な物証に乏しかったことなどから捜査は難航した。一時は捜査態勢を当初の百数十人から十数人にまで縮小したが、専従捜査班は維持。こうした中、天洋食品関係者の証言などから同社の待遇や同僚に不満を持っていた臨時工の存在が浮上し、呂容疑者の身柄拘束にこぎ着けた。
 中国製冷凍ギョーザ事件を巡り、日本国内では被害者が出た千葉、兵庫両県警が捜査中。警察庁は今後、中国側に詳細な説明を求める。




 2008年の早々に発生した中国製冷凍ギョーザ中毒事件ですが、2年以上もたった今頃になって容疑者が拘束されたそうです…(呆れ
 殺人事件のように証拠固めがなによりも最重視される事件は別にしても、日本ならば数日もあれば容疑者を特定、拘束できるはずですし、いくら国土が広いとはいえ『本当は事件をうやむやなまま なかったことにしようとしていたのではないか?』という疑念をどうしても消し去ることができませんし、正直『今更になって だから何?』という気もしなくもありません。
 本気で犯人探しをしていたのかもかなり疑わしいと思いますし、とりあえずは『犯人と思われる容疑者は捕まえた もう安心して中国の冷凍食品を購入してください』という外国への政治的アピールを狙ったものとしか思えない とまで言うとさすがに言い過ぎになるでしょうか…。