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東電、新卒の大規模採用を断念…14年度入社

2012-12-24 11:41:22 | Weblog
東電、新卒の大規模採用を断念…14年度入社 2012年12月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20121224-OYT1T00223.htm
 東京電力は、2014年度入社から再開を予定していた大規模な新卒採用を断念する方針を固めた。
 技術職の欠員補充にとどめ、採用人数は予定の500人よりも大幅に抑える見通しだ。12月1日に企業説明会が解禁されて学生の就職活動が始まったが、東電は経営再建の前提となる柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働の見通しが立たないため、人件費削減を優先して従来の採用活動は見送る。
 東電は福島第一原発事故直後の11年度に1077人を採用後、12、13両年度入社の採用は見送った。14年度入社は、3年ぶりの本格採用再開となる予定だった。
 東電では事故後、人材の流出が続いている。定年前の依願退職者数は11年度で465人と前年度の3倍以上に増え、12年度は10月までの7か月間で391人と加速している。



 ん。会社の将来を十分に説明できずに、仮に例年度通りの採用数を掲示したところで、例年より採用の質が大幅に落ちる(大手企業から複数内定を得られるような本当に優秀な人ならあえて選択肢から外すでしょうね)でしょうし、14年度入社の新入社員については致し方ないとしても、問題はその後も新卒採用を絞り込んでいくかどうかですね。
 これまでも景気の変動に比例して新卒採用を絶えず増減させてきた大企業の中には、特定年齢層が極端に少なく人事に支障を生じているケースも決して少なくありませんし、とりわけ中途採用での補充がある程度見込めるホワイトカラーと異なり、現場要員は自前での長期養成が必要だけに、実質国有化状態だからといって極端に採用を絞れば、中長期的な企業の競争力を阻害しかねないわけで。
 税金を投入している以上無駄な人件費は出せませんが、かといって短時間で人を育てられるわけでもない。そういう意味では大企業の経営のかじ取りというのは本当に難しいと思います。


馬淵氏、民主代表選出馬を表明…海江田氏優位か

2012-12-24 11:36:15 | Weblog
馬淵氏、民主代表選出馬を表明…海江田氏優位か 2012年12月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121223-OYT1T00621.htm
 民主党の馬淵澄夫元国土交通相(52)は23日、東京都内のホテルで記者会見し、野田首相の後継を選ぶ25日の党代表選に立候補する意向を表明した。
 代表選に名乗りを上げたのは海江田万里元経済産業相(63)に続いて2人目。中堅・若手に影響力を持つ細野政調会長が23日、海江田氏支持を周辺に伝えるなど、海江田氏は着実に支持を広げており、海江田氏有利との見方は変わっていない。
 海江田氏は23日、陣営幹部の赤松広隆元農相らと情勢を分析。赤松氏は「いろいろな層の人たちが応援に来ている。決して負けることはないと思う」と記者団に語った。
 細野氏は23日、自らが主宰する勉強会のメンバーに対し、「海江田支持」で一本化するよう働きかけた。細野氏と海江田氏は19日に会談しており、代表選対応を話し合ったとみられる。
 このほか、大畠章宏元国土交通相グループが海江田氏支持を決定し、海江田氏が所属する赤松氏のグループや旧民社党系グループなどにも海江田氏支持が広がっている。また、党所属国会議員の6割を占める参院でも、輿石幹事長らが海江田氏への支持拡大を図っている。



 野田氏の代表辞任を受けて行われる民主党の代表選ですが、海江田万里元経済産業相と馬淵澄夫元国土交通相の一騎打ち?(推薦人集めを考えるとこれ以上の候補擁立は困難?)の様相になってきました。
 う~ん。細野政調会長が海江田万里氏指示に回った時点で、決まったかな…という感がなくもないのですが、馬淵澄夫氏が奈良2区を激戦の末自民や維新のライバル候補を制して自力で勝ち抜いてきた方に対して、海江田万里氏は自民の(長らく議席を競い合った与謝野馨氏相手ならまだしも)38歳の前通商産業省職員の新人に敗れてしまい、曜日が空けて、菅直人前総理と共に比例復活を決めた方。
 自民党をけん制する第二政党としては、リーダーも若い世代に引き継いだ方が党に抱く印象も改善するのではないかと個人的には思うのですが、このまま海江田氏で決まってしまうのでしょうか…。
 リーダー選びを間違えると新進党と同じ運命を辿りかねないだけに今後の動向が気になるところですね。