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石川 白山市長に山田氏 現職に6777票差、初当選

2014-11-17 12:57:03 | Weblog
石川 白山市長に山田氏 現職に6777票差、初当選 2014年11月17日 北國
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20141117101.htm
 任期満了に伴う白山市長選は16日、投票が行われ、即日開票の結果、前石川県議の新 人山田憲昭氏(63)=無所属、同市佐良=が3万355票を獲得し、現職作野広昭氏( 57)=同、同市上小川町=に6777票の差をつけて初当選した。山田氏は「対話と参加」を重視した市政への転換や、県との連携強化を訴えて支持を集めた。山田氏の任期は 12月5日から4年間となる。
 保守系同士の激戦を反映し、投票率は60・96%と前回49・56%を上回った。
 山田氏は、旧吉野谷村長や県議5期を務めた人脈を生かし、地元白山麓地区や鶴来地区の団体から推薦を受け、市議7人が支援に回った。
 現市政では地域の声を十分聞かずに痛みを伴う行財政改革が進められたとし、市民本位の市政の実現を掲げた。合併後、市内で地域格差が拡大していることに対する不満の受け皿にもなり、有権者の多い松任地区を地盤とする現職を大差で破った。
 作野氏は、松任地区や美川地区の町内会、経済団体などから推薦を受け、市選出県議3氏と市議12人が支援した。しかし、自民県連が自主投票となるなど政党の推薦が得られず、行財政改革の前進を訴えたが、及ばなかった。
■やまだ・のりあき 1975(昭和50)年金沢工大卒。83年から旧吉野谷村議。8 8年から同村長。95年に県議に初当選し、今年9月まで5期務めた。2012年に第9 4代県議会議長に就任した。手取川を愛する会会長。白山市佐良チ2。

☆石川県白山市 市長選挙結果
当 30355 山田憲昭(63) 無新
  23578 作野広昭(57) 無現



 石川県白山市は、2005年2月に松任市と美川町・鶴来町・河内村・吉野谷村・鳥越村・尾口村・白峰村の1市2町5村が新設合併して誕生した人口約10.9万人の県南部の市で、市長選は2010年12月から1期4年現職を務めて再選を目指す作野広昭氏に元県議の山田憲昭氏が挑みましたが、
 現市政について「県政との連携、住民との対話姿勢に課題がある。これ以上、市政が停滞するのを看過できない」と語った山田憲昭氏が30355票を獲得して
「市政の発展と市民の幸せのために全身全霊で取り組む決意だ」と訴え23578票を獲得した現職の作野広昭氏を破り初当選を決めました。
 ん。まだ1期4年しか務めていない現職がこれだけの大差で敗れるとは余程市民の評価も低かったのだと思いますが、広域合併を行った自治体の地域間格差問題が議論されるのはある意味避けられない現実。
 新市長に就任する山田氏がどのような舵取りを行うかが問われそうです。

愛媛 松山市長選は現職野志氏 圧勝

2014-11-17 12:52:52 | Weblog
新人滝本氏ら退け現職野志氏再選 松山市長選 2014年11月17日 愛媛
 任期満了に伴う愛媛県の松山市長選挙は16日投開票され、現職野志克仁氏(47)=無所属=が投票総数の62%に当たる12万5334票を獲得し、元経済産業省九州経済産業局長の新人滝本徹氏(53)=無所属=と共産党中予地区委員長の新人田中克彦氏(47)=共産=を退け再選した。投票率は48.36%で、5新人が出馬し保守分裂選となった2010年の前回を5.60ポイント下回った。
 選挙戦は、野志氏と滝本氏を軸に展開、野志氏が滝本氏に5万9375票と倍近い差をつけた。

松山市長選、現職・野志克仁氏が再選 2014年11月17日 読売
 松山市長選は16日、投開票され、現職の野志克仁氏(47)(無所属=民主推薦)が、元経済産業省職員の滝本徹氏(53)(無所属)、共産党中予地区委員長の田中克彦氏(47)(共産)の2新人を破り、再選を果たした。
 投票率は48・36%(前回53・96%)だった。
 野志氏の1期目の評価などが争点だった。野志氏は、同日選の愛媛県知事選で再選した中村時広氏との4年間の連携を強調。県と手を携えた観光振興などを訴えて支持を集めた。
☆愛媛県松山市 市長選挙結果
当 12万5334票 野志克仁<2>無現=[民]
  6万5959票 滝本徹 無新
  9426票  田中克彦 共新


 愛媛県松山市は、県中部の2005年に北条市と中島町を編入した人口約51.6万人の中核市で、市長選は現職で再選を目指す47歳の野志克仁氏に、元九州経済産業局長で53歳の滝本徹氏、共産党地区委員長で47歳の田中克彦氏による争いとなりましたが、
 観光振興や高齢者に配慮した公共交通の整備などを掲げた野志克仁氏が12万5334票を獲得して
 国の経済政策と連動した企業支援や誘致、創業を後押しする施策の推進を訴え6万5959票を獲得した滝本徹氏 にダブルスコア近い大差をつけて再選。
 国に対して消費税増税反対を主張し、従業員を酷使するブラック企業を規制する制度作りを目指すと述べた田中克彦氏は9426票の獲得に留まりました。
 この市長選。現職の野志克仁氏には民主党や自民党北条支部、市議会の会派・松山維新の会が推薦に回り、滝本徹氏は自民や公明両党の松山支部連合会が推薦する保守分裂選挙となりましたが、結果は現職の圧勝。党派の違いを乗り越えて現職が信任を得る形になったでしょうか。

愛媛県知事選は現職中村氏が挑戦者一蹴

2014-11-17 12:51:12 | Weblog
現職中村氏が再選 愛媛県知事選 2014年11月17日 愛媛
 任期満了に伴う第18回愛媛県知事選は16日投開票の結果、無所属現職の中村時広氏(54)=自民、民主、みんなの党推薦=が43万9619票を獲得し、無所属新人で共産党県委員会副委員長の小路貴之氏(71)=共産推薦=に39万207票差をつけ、再選された。投票率は42.93%で、前回2010年の49.17%から6.24ポイント下がり、過去最低。中村氏の得票数は前回を下回ったが、得票率は89.90%で11.75ポイント上回った。
 選挙戦は中村氏を含む新人の三つどもえだった前回に比べ、現職と新人の一騎打ちの構図となり低調なムードのまま推移した。
 中村氏は、推薦した自民など3党県連のほか、社民党が支援。県議会会派の愛媛維新の会を加え「オール愛媛」の体制で終始リードを保ち、県市長会や町村会、経済団体などが幅広く支えた。
☆愛媛県知事選挙結果
当 中村時広 43万9619票
  小路貴之 4万9412票


 愛媛県知事選は現職で自民・民主・みんなの党が推薦する54歳の中村時広氏に対して、共産が推薦する71歳の小路貴之氏が挑みましたが、
 加戸守行前知事による県政改革の発展的継承とともに、独自に取り組んだ県産品の販路拡大や観光振興など4年間の実績を強調。防災・減災強化や少子化対策を公約に掲げた中村時広氏が43万9619票を獲得して
 東京電力福島第1原発事故を踏まえ四国電力伊方原発は危険と指摘し、即時廃炉を主張。西条市と松山市に異論がある県営黒瀬ダムからの「分水」中止などを掲げて49412票を獲得した小路貴之氏を一蹴。
 実に8.9倍の圧倒的過ぎる大差をつけて危なげなく再選を決めました。
 ん。県知事選挙ともなると共産党も対抗候補を擁立せざるを得ないのでしょうが、本気で戦う気があるのか? という結果ですし、もう少し勝負になる候補を擁立しましょうよといいたくなる結果です。

那覇市長に城間氏 県都初の女性リーダー 

2014-11-17 07:53:32 | Weblog
那覇市長に城間氏 県都初の女性リーダー 2014年11月17日 沖縄タイムズ 
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=90866
 第21回那覇市長選は16日に投開票され、無所属新人で前副市長の城間幹子氏(63)が過去最高得票数となる10万1052票を獲得し、無所属新人で前副知事の与世田兼稔氏(64)=自民、公明推薦=に4万3284票差をつけて初当選した。城間氏は米軍基地問題を最大の争点に掲げ、県知事に当選した前市長の翁長雄志氏(64)と二人三脚の選挙戦を展開。30年余の教職経験を生かした子育て施策も訴えて女性票や幅広い層を取り込み、那覇市政初の女性市長になった。
 城間氏は基地問題で「辺野古移設に反対」と訴え、支持を拡大した。与世田氏は「基地問題は那覇市の問題ではなく、争点は新しい那覇市の展開」と訴えたが、出遅れも響き支持は伸びなかった。
 当日有権者数は24万8914人。投票率は65・25%で前回選挙より25・82ポイント上回った。
 城間氏は1951年1月生まれ。伊是名村出身。宮城教育大卒。80年に教員採用され、中学校の国語教諭として採用された。市内の中学校や香港日本人学校中学部で校長、市教育委員会学校教育部長、教育長を経て2014年4月から11月4日まで副市長を務めた。


■風格ある那覇に
 城間幹子氏 知事選のオール沖縄の力を私もいただいた。これから私が市民に恩返しをする。翁長さんから受け取ったバトンを握り、職員と力を合わせ、沖縄のフロントランナー、県都那覇市を運営する。風格ある那覇市へとさらに高みへと押し上げていきたい。


☆沖縄県 那覇市 市長選挙結果
当 城間幹子 101052票
 与世田兼稔 57768票

 沖縄県那覇市は、県南部の人口約32万人の県都で、前市長で64歳の翁長雄志氏が沖縄県知事選に立候補するために辞職したことから、市長選は前副市長で翁長雄志氏の後継者で63歳の城間幹子氏と、仲井真弘多知事側が擁立した弁護士で自民・公明が推薦する64歳の与世田兼稔氏の2新人による争いとなりましたが、
「翁長市政を継承、発展させる。辺野古移設には反対」と訴えた城間幹子氏が101052票票を獲得して
「安心して子育てできる街づくり」を訴え、移設問題については「市長選の争点にならない」と述べて57768票票を獲得した与世田兼稔氏 に、こちらも辺野古移設反対派が大差をつけて勝利しました。
 ん。確かに那覇市は直接この問題は関係ないかもしれませんが、この移設問題から答えをそらすようでは市長候補として不誠実としか言いようがありませんし、態度を曖昧にしたのが与世田兼稔氏の最大の敗因のように思えます。

辺野古反対の翁長氏が初当選 沖縄知事選、推進派の現職破る

2014-11-17 07:49:18 | Weblog
辺野古反対の翁長氏が初当選 沖縄知事選、推進派の現職破る 2014年11月17日 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014111601001534.html
 任期満了に伴う沖縄県知事選が16日、投開票され、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する無所属新人の前那覇市長翁長雄志氏(64)が、移設手続きを進めて3選を目指した無所属現職の仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=ら3人を大差で破り初当選した。那覇市長選でも移設反対の候補が当選した。政府は日米合意に基づき辺野古移設を進める方針だが、反対派知事の誕生で関連手続きが遅れる可能性がある。
 安倍政権にとって、7月の滋賀県知事選に続く敗北となった。安倍晋三首相は12月に衆院選を実施する意向。首相は知事選敗北による打撃を最小限に抑えたい考えだ。

新知事に翁長氏 仲井真氏に約10万票差 2014年11月17日 沖縄タイムズ
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=90865
 第12回知事選は16日投開票され、無所属の新人で前那覇市長の翁長雄志氏(64)が36万820票を獲得し、初当選を果たした。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設が最大の争点となり、翁長氏は「辺野古新基地は絶対に造らせない」との立場を主張し、辺野古埋め立てを承認した現職の仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=を9万9744票差で破った。得票率は50%を超え、県民が辺野古移設に「反対」の民意を明確に突きつけた。投票率は64・13%で前回の60・88%を3・25ポイント上回った。
 翁長氏の当選で辺野古沖で進む国の移設工事の進捗に影響を与えるのは必至だ。日米両政府が沖縄の民意にどう向き合うのか、今後の新県政との対応が焦点になる。
 自民出身の翁長氏が保守・革新の枠組みを超えて知事選に挑み新県政が誕生したことで、稲嶺恵一前知事から続く16年の自公体制の県政は崩壊。年内に想定される衆院総選挙にも大きな影響を与えそうだ。
 翁長氏は2013年1月に県議会や県内全41市町村長などが普天間の閉鎖・撤去、県内移設断念などを求めて政府に提出した「建白書」の実現を公約に掲げた。
 社民、社大、共産、生活、県議会会派県民ネットに加え、自民を離れた那覇市議会保守系会派の新風会や経済界有志が結集し運動を展開することで、従来の革新・中道・保守の政党支持層だけでなく無党派層にも支持を広げた。
 3選を目指した仲井真氏は普天間の危険性除去を最優先とし、返還を実現するために辺野古埋め立てを承認した立場を訴えたが、有権者への浸透は限定的となった。
 新人・無所属の元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)は県民投票による普天間問題の決着を掲げたが支持に広がりを欠いた。新人・無所属の前民主県連代表の喜納昌吉氏(66)は承認の取り消しを主張したが、出遅れや組織的な運動で他候補に差をつけられた。
 当日有権者数は109万8337人(男性53万3786人、女性56万4551人)。

■埋め立て阻止へ権限行使 翁長雄志氏
 感無量。県民の皆さまに支えられた選挙だった。いっぺーにふぇーでーびる。県民の心に寄り添い、ぶれずに今回の公約を実行し、子や孫が故郷沖縄に誇りを持てるようにしたい。昨年末に現知事は辺野古埋め立てを承認したが、県民の考えは違うと国内外に知らせ、日米両政府、国連に訴える。埋め立て申請を厳しく審査し知事権限を行使する。県民の先頭に立ち、基地問題や経済に取り組みたい。
☆沖縄県知事選挙結果
当 翁長雄志  360820票
  仲井真弘多 261076票
  下地幹郎  69447票
  喜納昌吉  7821票


 沖縄県知事選は、2期8年現職を務め3選を目指す仲井真弘多氏に対して、4期14年務めた那覇市長を辞職して挑んだ64歳の翁長雄志氏、元国民新党出身の下地幹郎氏、元民主県連代表の喜納昌吉氏の4人による争いとなりましたが、
 普天間基地移設問題について、
 県内移設でなく国外・県外移設により解決が図られるべきと訴えた翁長雄志氏が360820票を獲得して
 辺野古への移設が現実的と述べて261076票を獲得した現職の仲井真弘多氏 を破り初当選。
 県民投票で終止符をつけると述べた下地幹郎氏は69447票を獲得。
 辺野古基地建設を合法的、平和的に阻止するには、埋め立て承認を新知事が行政法に基づき職権で取り消すしかないと述べた喜納昌吉氏は7821票の獲得に留まりました。

 ん。世論調査から翁長雄志氏の有利は伝えられていましたが、まさか現職が10万票近い大差をつけられて大敗するとは…(唖然
 これで普天間基地の移設問題は一層混迷の度を深めそうですね。
 アジア全体の安全保障を考えると、一本土人としては米軍の縮小は国防上冗談じゃないと思いますが、現地沖縄では家族や親戚・知人を太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くした方も多く、米軍部隊に対するイメージの違いというものもあるのでしょうし、東アジア情勢が混迷しているからこそこれ以上米国と事を荒らたげてくれるなよと思うのですが、安部政権としても難しいかじ取りを迫られそうですね。