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4日の欧州株は続落 英0.59%安、独0.34%安、仏0.33%安

2015-12-05 09:29:43 | Weblog
4日の欧州株式市場 2015年12月05日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N13T50L20151204
<ロンドン株式市場>
 続落し、FT100種総合株価指数は36.71ポイント(0.59%)安の6238.29で取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)が減産で合意できなかったことが嫌気され、石油や鉱業関連が売られた。
 OPECは4日の総会で、減産による過剰供給解消に向けた協調体制を築けなかった。イランが欧米諸国による経済制裁で生産規模が縮小していると主張し、本来の水準に戻るまで減産には応じない構えを示した。
 石油株ではBPとロイヤル・ダッチ・シェルがともに2.4%の下落。鉱業株ではグレンコアが3.2%、アングロ・アメリカンが2.8%の値下がりとなった。
 ホテルやコーヒー店で国内最大手のウィットブレッドは2.9%安。バークレイズのアナリストが投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に引き下げたことが嫌気された。
 この日発表された11月の米雇用統計は底堅く、米連邦準備理事会(FRB)が今月に利上げに踏み切るとの見方が強まった。統計発表後、ロンドン株は一段安となった。一方、住宅建設のバークレー・グループ は7.5%高。利益目標を達成する方向に進んでいるとしたことが買い材料となった。

<欧州株式市場>
 続落して取引を終えた。石油株が売られて全体水準を押し下げた。
 FTSEユーロファースト300種指数は4.92ポイント(0.34%)安の1457.84と約3週間ぶりの安値となった。
 DJユーロSTOXX50種指数は12.59ポイント(0.38%)安の3330.75だった。
 石油輸出国機構(OPEC)は4日の総会で減産合意に至らなかったことで、原油価格が下落。石油株指数 は1.98%の低下となった。
 前日に欧州中央銀行(ECB)が発表した追加金融緩和が期待外れの内容だったために市場心理は既に悪化していた。中銀預金金利のマイナス幅拡大や資産買い入れプログラムの期間延長は、市場が求めていた最低限の内容でしかなかった。景気刺激策への期待が高まっていただけに失望感が広がった。
 コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「もっと流動性が供給されると見込んでいたが、それがなかった。投資家は、中銀がいったい何をしてくれるのかについて再考している」と指摘。「今の経済基調を考えると株価は過大評価されていると思う。今年の残りの数週間は不安定な相場展開となるかもしれない」との見方を示した。
 スウェーデンの工作機械大手サンドビックは3.1%安。JPモルガンが投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に下方修正し、目標株価も切り下げたことが嫌気された。
 ホテルやコーヒー店で英国最大手のウィットブレッドは2.9%下落。利用可能な客室当たりの収入(RevPAR)が英国内で鈍化したことを理由に、バークレイズが投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に下方修正し、目標株価も下げた。
 一方、フランスの保険大手アクサは3.2%上昇した。欧州の新規制に基づいてソルベンシー(保険金支払い能力)比率の幅を設定し、増配などが見込めるとしたことが好感された。


 4日の欧州株式市場は続落。
 英FTSE100が0.59%安、独DAXが0.34%安、仏CAC40が0.33%安でした。
 他、オランダが0.66%安、スイスが0.56%安、ベルギー20は0.18%安。
 欧州ローカル市場は、イタリアのFTSE MIBは0.12%高、アイルランドは0.02%高に対して、ギリシャのアテネ総合が1.59%安、ポルトガル総合が0.47%安、スペインの2市場がIBEX35が0.14%安でMAマドリードが0.11%安。
 北欧も、ノルウェーが1.59%安、スウェーデンが0.99%安、フィンランドが0.57%安、デンマーク20は0.07%安。
 ロシアもMICEX指数が1.79%安でTRADED指数が2.01%安と軟調ですね。