高知県宿毛市長に中平氏 投票率71・01% 3番目の低さ 2015年12月07日 高知
任期満了に伴う高知県宿毛市長選は12月6日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属で新人の元宿毛市議会議長、中平富宏氏(47)=港南台2丁目=が7154票を獲得。無所属で新人の元宿毛市土木課長、岡崎匡介氏(60)=平田町戸内=に1789票差をつけ、初当選を果たした。投票率は前回を1・99ポイント下回る71・01%にとどまり、過去3番目の低さとなった。任期は26日から4年間。
★高知県宿毛市 市長選挙結果(投票率71.01%)
当 7154 中平富宏(47)無新=自民、公明推薦
5365 岡崎匡介(60)無新
高知県宿毛(すくも)市は、県の西部で愛媛県と県境を接する人口約2.1万人の市で、市長選は2011年12月から1期4年現職を務めた沖本年男氏が健康上の理由から出馬を見送ったことから、元市議で自民・公明が推薦する47歳の中平富宏氏と元市土木課長で59歳の岡崎匡介氏の2新人による争いとなりましたが、
「これからの4・5年が、宿毛市にとって正念場。何もしなければ、5年後には人口が2万人を割ってしまう。県や国との連携もうまく取れていない状況で、このままでは宿毛市は消滅してしまう」と危機感を強調した中平富宏氏が7154票を獲得して
「公務員時代から、地方都市がどんどん元気をなくしていると感じていた。なんとか元気を取り戻したい」「市政の停滞は許されない。市の活性化のためには観光やIターン、Uターン支援、1次産業の振興などの拡充も必要だ」と強調。「女性が輝く社会づくりのためには、働きやすい環境づくりが大切で、乳幼児を安心して預けられる保育所や延長保育も検討したい」と訴え5365票を獲得した岡崎匡介氏
を退けて新人同士の争いを制しました。