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三重四日市市長選 森氏が新人争い制す

2016-11-28 20:11:29 | Weblog
三重四日市市長選 森氏が新人争い制す
元市議の新人、森氏が初当選 四日市市長選 2016年11月28日 中日
 三重県四日市市長選は27日、投開票され、いずれも無所属新人の元市議森智広氏(38)が、元県議稲垣昭義氏(44)=民進推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は36・02%だった。
 森氏は政党からの推薦や支持を受けずに「しがらみのない政治」を訴え、民進系議員や連合三重が支援する稲垣氏を上回った。

四日市市長に森氏初当選 稲垣氏との接戦制す 2016年11月28日 伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20161128/news03.htm
 任期満了(十二月二十三日)に伴う四日市市長選は二十七日投開票され、新人で元市議の森智広氏(38)=同市水沢町=が、新人で元県議の稲垣昭義氏(44)=同市東坂部町、民進党推薦=を下し、初当選した。
 当日有権者数は二十五万二千五百七十五人(男性十二万五千百七十四人、女性十二万七千四百一人)。投票率は前回に比べ1・12ポイント高い36・02%だった。
 森氏は同市日永西二丁目の選挙事務所を訪れ、支持者らと握手を交わして万歳。「何のしがらみもない市民第一の市民のための政治を今日からスタートさせていく。市民政治を選択していただいた三十一万人の市民の皆様と一丸となって頑張ります」と決意を語った。
 子育てや教育の支援、産業振興、少子高齢化対策などが主な争点となった。森氏は選挙戦で「しがらみのない政治」を掲げ、若さや公認会計士としてのキャリアを強調。保守系の市議や企業経営者のほか、告示日直前に立候補を取りやめたNPO法人理事長、伊藤昌志氏の陣営からも支援も受けたことで、幅広い層から得票した。
 稲垣氏は推薦を受けた民進党系の県議、市議らの支援で大規模な選挙活動を展開。航空宇宙産業の拡大や防災対策の推進を訴えたが、及ばなかった。


★三重県 四日市市 市長選挙結果(投票率36.02%)
当 46051 森智広 無新
  43964 稲垣昭義 無新

 三重県四日市市は、県北部の人口31万人程の市で、市長選は2008年12月から2期8年現職を務めた田中俊行氏が出馬を見送ったことから元県議で44歳の稲垣昭義氏と元市議で38歳の森智広の2新人による争いとなりましたが、
「しがらみのない政治」を訴えた森智広氏が46051票を獲得して、
 航空宇宙産業の拡大や防災対策の推進などを訴え民進が推薦・連合が支援して43964票を獲得した稲垣昭義氏 に2000票程の差をつけて新人同士の争いを制しました。
 中々の接戦でしたが、制した森氏は最初の4年間でどれだけの実績を打ち出すことができるのでしょうね。

現職の伊藤氏が再選 三重 桑名市長選

2016-11-28 20:09:08 | Weblog
現職の伊藤氏が再選 三重 桑名市長選 2016年11月28日 中日
 三重県桑名市長選は27日、投開票され、無所属現職の伊藤徳宇氏(40)=自民、民進推薦、公明支持=が、いずれも無所属新人の元市議小川満美氏(57)、NPO法人理事長小林正和氏(52)を破り、再選された。投票率は前回選を15・28ポイント下回る37・97%で、旧市を含めて過去2番目の低水準だった。
 伊藤氏は財政再建など1期4年の実績を訴え、政党の推薦を受けて手堅く支持を固めた。

桑名市長に伊藤氏再選 新人2氏破る 2016年11月28日 伊勢
「任期満了(十二月十八日)に伴う桑名市長選は二十七日投開票され、現職の伊藤徳宇氏(40)=矢田=が、いずれも新人で元市議の小川満美氏(57)=筒尾三丁目=と、NPO法人理事長の小林正和氏(52)=汐見町三丁目=を破り、再選を決めた。
 同市江場の選挙事務所では午後十時二十分すぎ、当選確実の報を待たず、当選祝賀会を開いた。伊藤氏が選挙事務所に入ると、「よし」「やったー」と大きな歓声と拍手が沸き起こった。伊藤氏は支援者らと万歳三唱して喜びを爆発させた。
 伊藤氏は「次の四年間もかじ取り役を務めてほしいと、多くの市民から支援をいただいた。一期四年間で皆さんと進めてきた市政に一定の評価をいただいたと思う」と謝辞を述べた。
 二期目に向けて「桑名駅の整備や行財政改革、縦割り行政の打破など選挙で示した重点プロジェクトを形にする」と意気込みを語った。
 小川氏は「市の財政改革が全く進んでいない」とし、市長給与の50%カットや市長退職金廃止など身を切る改革などを訴えたが、及ばなかった。
 小林氏は企業誘致や、子ども医療費助成制度の拡充など人口減少を食い止める施策を訴えた。災害時要援護者への支援強化も主張したが、届かなかった。
 投票率は前回に比べ15・28ポイント低い37・97%だった。当日有権者数は十一万五千二百十五人(男五万六千百八十四人、女五万九千三十一人)。


★三重県桑名市 市長選挙結果(投票率37.97%)
当 30568 伊藤徳宇 無現
   8584 小川満美 無新
   4020 小林正和 無新

 三重県桑名市は県北部の2004年12月に旧桑名市と多度町・長島町が合併して発足した人口14万人程の市で、
 市長選は2012年12月から1期4年現職を務めて再選を目指す自民・民進が推薦する40歳の伊藤徳宇氏に、元市議で57歳の小川満美氏、特定非営利活動法人くさのね理事長で52歳の小林正和氏の2新人が挑みましたが、
 1期4年の実績をアピールした伊藤徳宇氏が30568票を獲得して、
 市長給与の50%カットや市長退職金廃止など身を切る改革などを訴え8584票を獲得した小川満美氏、
 企業誘致や、子ども医療費助成制度の拡充など人口減少を食い止める施策を訴え4020票を獲得した小林正和氏の両氏を危なげなく退けて再選を決めています。

現職の林氏が3選 愛知知立市長選

2016-11-28 20:06:17 | Weblog
現職の林氏が3選 愛知知立市長選 2016年11月28日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016112790231153.html
 愛知県知立市長選は27日、投開票され、無所属現職の林郁夫氏(56)=自民、民進推薦=が無所属新人の岩城道雄氏(67)を破り、3選を果たした。投票率は38・67%で、前回の47・42%を大きく下回り、過去最低となった。
 林氏は自身初の与野党相乗りの形で、優位に選挙戦を展開。子育てや教育対策といった2期8年の実績を強調し、トヨタ系労組の組織票にも後押しされ、市の財政強化を訴えた岩城氏を下した。
★愛知県知立市 市長選挙結果(投票率38.67%)
当 16754 林郁夫 無現
   4045 岩城道雄 無新

 愛知県知立(ちりゅう)市は、刈谷市・豊田市・安城市に周囲を囲まれた人口7万人強の市で、市長選は2008年12月から2期8年現職を務めて3期目を目指す56歳の林郁夫氏に、不動産賃貸業で67歳の岩城道雄氏が挑みましたが、
 子育てや教育支援に取り組んだ2期8年の実績を強調。市政の継続を訴えた林郁夫氏が16754票を獲得して
 財政健全化のため、企業誘致や産業創出に取り組むことなどを訴え4045票を獲得した岩城道雄氏 に4倍以上の圧倒的大差をつけて危なげなく3選を決めています。



福井 勝山市長選、山岸正裕氏が5選 新人の松村治門氏を退ける

2016-11-28 20:02:09 | Weblog
福井 勝山市長選、山岸正裕氏が5選 新人の松村治門氏を退ける 2016年11月28日 福井
 任期満了に伴う福井県勝山市長選は27日投票が行われ即日開票の結果、現職の山岸正裕氏(71)が6546票を獲得、新人で前市議の松村治門氏(48)を211票差で振り切り、激戦を制した。市政最長記録を更新する5選を果たした。
 投票は午前7時から市内18カ所で行われた。12年ぶりの選挙戦となったが雨の影響もあって有権者の出足は鈍く、投票率は63・35%と、2004年の選挙を14・75ポイント下回った。過去最低は1980年選挙の58・69%。
 山岸氏は午後10時25分ごろ同市片瀬の選挙事務所に姿を見せ、支持者の歓声と拍手に迎えられた。両手を高々と挙げて何度も万歳し、喜びを表した。当選インタビューでは「ここまで厳しい選挙になるとは思わなかった。批判には実績で応えたい」と決意を述べた。
 山岸氏は、4期16年で培ってきた国、県との太いパイプによる企業誘致策やI・J・Uターン者を増やすための政策などを訴え市政継続を呼び掛けてきた。自民、公明党のほか区長会、各種団体から幅広い推薦を受け組織戦を展開。選挙戦中盤からは松村氏の追い上げへの危機感が広がり、組織の引き締めを図った。
 一方、松村氏は「勝山再生」を旗印に、行政の刷新、企業誘致策などを組織に頼らず草の根で訴えたものの、大きな争点がない中で、浮動票を取り込みきれなかった。多選批判の受け皿にもなったがわずかに届かなかった。
★福井県勝山市 市長選挙結果長(投票率63.35%)
当 6546 山岸正裕 無現
  6335 松村治門 無新

 福井県勝山市は、石川県と県境を接する人口約2.3万人程の市で、市長選は2000年12月から4期16年現職を務めて5期目を目指す現職で自民・公明が推薦する71歳の山岸正裕氏に、元市議・行政書士で48歳の松村治門氏が挑みましたが、
 「市民と一体でまちづくりを進めた」と4期16年の実績を強調するとともに、人口減対策やまちなか誘客に取り組む姿勢を示し「市民がいつまでも住みたいまち、(市外に出ても)」帰って来ることができるまちをつくりたい」と訴えた山岸正裕氏が6546票を獲得して
 「人口半減という悲惨な社会に突入する前に手を打たなければならない。一年一年が勝負。10年後の勝山を皆さんと一緒につくりたい」「市の停滞感を打破する」として市政全般を刷新する考えを示して 6335票を獲得した松村治門氏 を211票の僅差で振り切ってかろうじて5選を決めました。
 5期目となるとそろそろ多選批判が出てくるころですし、現職は71歳と年齢的にも懸念をもたれたことが接戦になったのではないかと思いますが、その接戦を振り切った山岸正裕氏は次の4年間でどれだけの実績を打ち出してくれるのでしょうか。現職市長としての仕事を遂行することは勿論のこと後継者の育成という大きな課題もまた背負うことになるのではないかと思います。

茨城県古河市長選は針谷氏 現職破り初当選

2016-11-28 19:55:20 | Weblog
茨城 古河市長に針谷氏 現職退け、初当選 2016年11月28日 茨城
http://this.kiji.is/175690319737406966?c=41699317457911808
 任期満了に伴う古河市長選と同市議補選(欠員1)は27日、市内57カ所で投票が行われ、即日開票の結果、一騎打ちとなった市長選は、保険代理業の針谷力氏(55)が、再選を目指した現職の菅谷憲一郎氏(64)を退けて初当選した。3市町合併後の市政の継続性が争点となる中、市民は合併時の新市建設計画に基づいた施策の続行を重視する針谷氏を評価する選択を下した。当日有権者数は11万9027人。市長選投票率は47・42%(前回は64・71%)。
 針谷氏は、特に継続性の薄らいだ市政を批判。県や国との連携の重要性を強調し、若さをアピールした。自民党県連の県議、国会議員、旧古河の商工業層などから全面的な支援を受け、積極的な街宣活動で序盤の知名度の低さを挽回。自民以外の保守層にも支持を広げつつ、旧総和・三和への急速な浸透に成功した。
 20歳までの医療費助成制度導入やICT教育推進などの実績をアピールし再選を目指した菅谷氏は現職の強みを発揮し優位だったものの、終盤失速した。
 初当選の知らせが伝わると古河市上辺見の針谷氏の選挙事務所に集まった自民党県連の国会議員、県議や支持者数百人は歓喜に包まれた。針谷氏は当選のあいさつで「お約束の通り、針谷力は古河の力となります。どうか皆さん改めてご支援よろしくお願いします」と意欲を示した。
【針谷力(はりや・ちから)氏の略歴】アライヴ社長、わたらせ水辺の楽校運営協議会長。当選1回。元古河市議会議員。当選3回、旧古河市議3期。獨協大卒。松並。

★茨城県古河市 市長選挙結果長(投票率47.42%)
当 32988 針谷力 無新
  22796 菅谷憲一郎 無現

 茨城県古河(こが)市は、埼玉県と県境を接する2005年9月に旧古河市と総和町・三和町が新設合併して発足した人口約14万人の市で、市長選は2012年12月から1期4年現職を務めて再選を目指す64歳の菅谷憲一郎氏に、元市議で55歳の針谷力氏が挑みましたが、
 合併時の新市建設計画に基づいた施策の続行を重視。特に継続性の薄らいだ市政を批判して県や国との連携の重要性を強調。地域経済の活性化を目指すと訴えた針谷力氏が32988票を獲得して
 福祉と教育の充実を訴え22796票を獲得した現職の菅谷氏を破り初当選を決めました。
 こちらは、当時事業費125億円相応の文化センター建設の是非をめぐり解職請求(リコール)運動を受けた市長辞職に伴う出直し市長選が4年前に行われ建設反対運動の流れにのり針谷氏が前職を破り就任しましたが、市民の期待を得ることができなかったのか4年後の今回選挙ではあえなく逆転負け。
 ハコモノ問題は別にして、自民系が推す候補が首長の座を奪還した形になりましたが、針谷力氏は最初の4年間でどのような実績を打ち出してくれるのでしょうか。
 人口14万規模の市で保険代理業という前職の方が自治体のトップになるのも珍しいケースでしょうし、行政手腕が注目されることになりそうな気がします。

鹿児島市長選、森氏が4選 投票率25%、過去最低を更新

2016-11-28 08:01:10 | Weblog
鹿児島市長選、森氏が4選 投票率25%、過去最低を更新 2016年11月28日 南日本
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=80468
 任期満了に伴う鹿児島市長選挙は27日投票があり、即日開票の結果、無所属で現職の森博幸氏(67)=自民、民進、公明、社民推薦=が、無所属で新人の前同市議会議員・桂田美智子氏(63)=共産推薦=を退け、4選を果たした。
 投票率は25.00%となり、同じ顔ぶれだった2008年の前々回25.47%を0.47ポイント下回り、過去最低を更新した。
 
◇鹿児島市長選挙結果
当 101417 森博幸 67 無現
  21745 桂田美智子 63 無新

 鹿児島県鹿児島市は、2004年11月に吉田町・桜島町・松元町・郡山町・喜入町を編入した人口59.9万人程の県都で、市長選は2004年12月から3期12年現職を務めて4期目を目指す自民・公明が推薦する67歳の森博幸氏に、元市議で共産が推薦する63歳の桂田美智子氏が挑む8年前と同じ顔ぶれによる一騎打ちとなりましたが、
 「3期12年、しっかりと市政運営ができたと自負している。今まさに鹿児島市に平成維新の波が訪れようとしている。まちの活力を増せるよう、しっかりとチャレンジしたい」と訴えた森博幸氏が10万1417票を獲得して
 「原発再稼働の問題や消費税増税など、国や県にきっぱりとモノが言えない市長、市政を変える。この思いで全力で取り組む」と訴え21745票を獲得した桂田美智子氏に4倍半以上の圧倒的大差をつけて危なげなく4選を決めました。
 4年前の前回はみんなの党系と共産系の別の候補が出馬したものの、今回はその共産系の方が前回ボロ負け(今回の桂田氏の半分しか獲れていません)したことに嫌気がさして出馬を断られでもしたのか、8年前に出た方が再び出馬するという市民からすれば何この構図? な光景になりましたが、全く勝負をさせて貰えなかった感があります。

青森市長に小野寺氏が初当選

2016-11-28 07:57:27 | Weblog
青森市長に小野寺氏が初当選 2016年11月28日 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2016/20161127020111.asp
 前市長の辞職に伴う青森市長選は27日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元総務省官僚の小野寺晃彦氏(41)が6万4218票を獲得、前県議の渋谷哲一氏(55)、元衆院議員の横山北斗氏(53)ら無所属新人3人を大差で破り、初当選を果たした。再開発ビル「アウガ」問題などで続いた混迷からの再出発がかかった市長選。市民は豊富な行政経験を持ち、市政刷新を訴えた小野寺氏にかじ取りを託した。任期は同日から4年間。投票率は48.78%で、前回2013年を0.40ポイント上回った。
 当選確実の報を受け、小野寺氏は27日夜、「愛するふるさと、青森市を前に進めたい」とあいさつした。支援候補が鹿内博前市長に連敗していた自民党、公明党にとっては、7年半ぶりの市政奪還。次期衆院選に向けて弾みをつけた。
 小野寺氏は今年7月に総務省を辞職して出馬表明。鹿内市政を「停滞」と断じ、「あおもり、再生」をスローガンに掲げ、アウガへの市役所窓口機能移転、市庁舎建て替えの規模圧縮などの政策転換を訴えた。
 中学、高校の同級生、市民グループを中心とした選挙態勢を構築。出馬要請した市議有志をはじめとした議員団の人脈も生かし、市政刷新を求める層や無党派層への浸透を強めた。
 国政の構図を持ち込みたくない-とし、政党に推薦願は出さず、自民党県連が「応援」、公明党青森第1総支部が支持を決定。政党対決の色合いを薄めたが、両党は組織の引き締めを図り、票を手堅くまとめた。三村申吾知事も全面支援した。選挙初挑戦で知名度不足の懸念もあったが、序盤から先行し、押し切った。
 小野寺氏は戦後最年少の青森市長となった。これまでの最年少は故横山實氏(在任期間1947~63年)の45歳。青森県内の現職市長では、むつ市・宮下宗一郎市長の37歳に続き、2番目の若さとなる。
 渋谷氏は「市民が主役の市政」を掲げ、「自民党市政に戻してはならない」と対決姿勢を打ち出した。離党した民進党のほか共産、社民両党の支援を受け、7月の参院選青森県選挙区で勝利した時と同じ野党共闘の態勢を築いた。しかし出馬表明から告示まで約1カ月と準備不足が響き、勢いに乗れなかった。告示直前からは鹿内氏も二人三脚で支えたが、13年の前回市長選での鹿内氏の得票には約3万7千票及ばなかった。
 横山氏は市政の抜本的な転換を主張。衆院議員2期の知名度を生かし、草の根選挙を展開した。ただ政党・団体の支援がなく、小野寺、渋谷両氏が組織戦を進める中で広がりを欠いた。医師の穴水玲逸(れいいつ)氏(64)は独自の戦いに終始した。

★青森県青森市 市長選挙結果(投票率48.78%)
当 64218 小野寺晃彦 41 無新
  31156 渋谷哲一 55 無新
  22526 横山北斗 53 無新
  1466 穴水玲逸 64 無新


青森県青森市は県中部に位置する人口約27.8万人の県都で、市長選は青森駅前の複合商業施設「アウガ」を運営する市の第3セクターが経営破綻状態になった責任をとって2009年4月から2期現職を務めた68歳の鹿内博氏が任期を半年前倒しして辞職したことから、市長選は元衆院議員で53歳の横山北斗氏、前県議で55歳の民進・共産・社民が支援する55歳の渋谷哲一氏、元総務省職員で自民党県連や公明党の支部が支援する41歳の小野寺晃彦氏、内科医師で64歳の穴水玲逸氏の4新人による争いになりましたが
 「停滞した市政を引き継ぐのか、前に進めるのか」と強調、市政刷新を訴えた小野寺晃彦氏が64218票を獲得して
 「市民主役の市政を作る」と訴え、アウガ問題の情報公開などを強調して31156票を獲得した渋谷哲一氏
 アウガ中心の街づくりから決別し、社会サービスが行き渡る市政を訴え22526票を獲得した横山北斗氏
 基礎的医療の全年齢の無料化などを掲げて1466票を獲得した穴水玲逸氏 を退けて新人同士の争いを制しました。
 前市長の辞職理由が理由だけに主要3候補の焦点も2001年に開業するも西武に逃げられ核テナントのない慢性赤字体質の抜けないアウガ(青森駅前再開発ビル)の経営問題に集中した感がありますが、結果は自民・公明が推す候補が組織力で押し切った形。
 どうこの問題を解決していくか…でしょうね。


参考記事 日経ビジネスオンライン2016年01月27日付記事 西武も逃げ出した青森駅前再開発ビルの今 官製再開発が失敗するワケ
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/012600153/