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茨城 稲敷市長に田口氏 新人退け3選果たす

2017-04-17 17:53:57 | Weblog
茨城 稲敷市長に田口氏 新人退け3選果たす 2017年04月17日 茨城
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14923521545080
 任期満了に伴う稲敷市長選は16日、市内22カ所で投票が行われ、即日開票の結果、現職の田口久克氏(68)が新人で元会社役員の根本光治氏(49)を退け、3回目の当選を果たした。人口減少問題への対策が主な争点となる中、任期中、年間数十回に上る市政報告会に足を運び、市の施策や現状を市民に直接説明するなど堅実な行政運営が評価された。当日有権者は3万6124人。投票率は57・04%(前回は56・73%)。
 午後10時すぎ、同市阿波の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、詰め掛けた支持者から拍手が湧き起こった。3回目の当選を果たし、万歳三唱の後、田口氏は「皆さまの温かい声援に支えられたおかげで、3選を果たすことができた。皆さまと約束した政策の一つ一つをしっかりとやっていきたい」と、支持者を前に喜びを語った。
 田口氏は小中高校の同級生をはじめ、合併前の旧自治体の元首長や市議らの人脈を生かし、地盤の桜川地区だけでなく、根本氏の地元である江戸崎地区にも浸透し、市内全域で着実に支持を広げた。同市の人口減少問題を巡っては、県内でいち早く地方版の総合戦略を策定し、多くを事業化するなど堅実な行政手腕に多くの賛同が得られた。
 根本氏は、人口減少問題に対する市の施策について、「他の自治体と横並びで、問題の解決にはならない」と市政刷新を訴えたものの、及ばなかった。 
★茨城県稲敷市 市長選挙結果(投票率57.04%)
当 10940票 田口久克
  9435票 根本光治

 茨城県稲敷市は県南部の2005年3月に江戸崎町・新利根町・東町・桜川村が合併して発足した人口4.2万人程の市で、市長選は2009年5月から2期8年現職を務めて3期目を目指す68歳の田口久克氏に、元会社役員で49歳の根本光治氏が挑みましたが、
 年数十回、市政報告会を行ってきた実績を強調。市民の意見をこれまで以上に市政に取り入れることや、市内七つ目となる工業団地の開発、県内でいち早く策定した地方版の総合戦略の推進などの公約を掲げた田口久克氏が10940票を獲得して
 多子世帯向けに小中学校の給食費を半額または無償にする支援策のほか、年収に応じて保育料の負担を軽減するなど子育て環境を向上させる施策の実現を訴え9435票票を獲得した根本光治氏 を振り切って3選を決めています。

栃木さくら市長選 花塚隆志氏が圧勝

2017-04-17 17:48:36 | Weblog
花塚氏が初当選 さくら市長選 投票率は47.66% 2017年04月17日 下野
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20170416/2662907
 任期満了に伴うさくら市長選は16日投開票が行われ、無所属新人の前県議花塚隆志氏(57)=自民、公明推薦=が、無所属新人で前さくら市議桜井秀美(さくらいひでみ)氏(63)を破り、初当選を果たした。投票率は47.66%。

★栃木県さくら市 市長選挙結果(投票率47.66%)
当 12026票 花塚隆志
  4790票 桜井秀美

 栃木県さくら市は、県中部の2005年3月に氏家町と喜連川町が新設合併して誕生した人口4.5万人程の市で
 市長選は2009年4月から2期8年現職を務めた人見健次氏が出馬を見送ったことから、前県議で自民・公明が推薦する57歳の花塚隆志氏と前市議で63歳の桜井秀美氏の2新人による争いとなりましたが、
 現市政を肯定的にとらえ、その発展的継承を訴えた花塚隆志氏が12026票を獲得して
 権力者中心の行政だと批判して変革を主張して4790票を獲得した桜井秀美氏 に2倍半の大差をつけて新人同士の争いを制しました。
 自民・公明の推薦を受けて路線継承 VS 刷新を訴える方…  とはいえ新人同士の争いで2倍半差…。圧倒的支持を得た花塚隆志氏の行政手腕に注目が集まりそうです。

福島 郡山市長に品川氏再選、新人・浜津氏を下す 投票率最低38.05%

2017-04-17 17:46:44 | Weblog
福島 郡山市長に品川氏再選、新人・浜津氏を下す 投票率最低38.05% 2017年04月17日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/senkyo/FM20170417-165045.php    
 任期満了に伴う郡山市長選は16日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の品川萬里氏(72)が6万7354票を獲得、無所属で新人の浜津和子氏(63)との一騎打ちを2倍以上の得票で制し、再選を果たした。4年間の経済県都の活性化施策や子育て支援策、教育施策などに対する有権者の評価が問われたが、投票率は前回を7ポイント近く下回る38.05%と過去最低となり、関心は低かった。品川氏の任期は27日から4年。
 今回の郡山市長選の投票率38.05%(男性37.65%、女性38.44%)は、前回の45.01%を6.96ポイント下回り、同市長選の記録が残る中で最も低かった。県内では2009(平成21)年の福島市長選の投票率が38.18%で、市長選の投票率が30%台となったのはそれ以来。郡山市長選の最低は01年の42.60%。当日有権者数は26万8210人、確定投票者数は10万2067人。

-1期4年の実績評価 再び商都のかじ取り役へ
 現新一騎打ちとなった市長選は、現職品川氏が1期4年の実績を評価され、再び商都のかじ取り役を託された。JR郡山駅前の再開発や県内初の義務教育学校整備などの成果が多くの有権者から支持された。
 品川氏は4年前の初当選後、後援会組織を市内全域に拡大、組織は約50を数え、地盤を固めた。昨年の12月市議会で立候補を表明した後、組織力を生かしてきめ細かくミニ集会を開き、「市民総活躍」を掲げて子育て支援の充実や環状道路整備などを訴え、政策を着実に浸透させた。
 政党の推薦こそなかったものの、市議会会派「新政会」の市議や民進党の県議らの支援を受けたほか、自民、公明、社民各党の支持層にも浸透するなど党派を超えて幅広く支持を広げた。さらに、連合福島やJAをはじめ多数の業界団体から推薦を受け、着々と票を積み重ねていった。
 浜津氏は自民系の市議会最大会派「創風会」に推されて今年1月に正式に立候補を表明し、女性による変革を訴えた。告示直前に共産党の支持も得て反現職勢力の結集を狙った。しかし、同会派の一部の市議が支援を明確にせず、共産党支持が保守層の反発を招いたことなどから批判票の受け皿となりきれなかった。
 また、自民党の有力県議が品川氏支持を明確にしたことなどから、自民党支持層が分裂した。
 子育て支援策や市の将来像などを市民にどう示せるかが焦点となったが、両氏に政策面で大きな違いは見られず、投票率は同市長選で初めて40%を割り込んだ。「市民総活躍」を訴えた品川氏には、市政への関心を呼び起こし、市民参加による経済県都の活性化を実現させる手腕が求められる。


郡山市長 品川氏再選 浜津氏に3万票差 2017年04月17日 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2017041740766
 任期満了に伴う郡山市長選は16日、投開票され、現職品川萬里氏(72)が6万7354票を獲得し、元郡山市議の新人浜津和子氏(63)に3万3991票差を付け再選を果たした。品川氏は子育て支援などを訴え、市内全域に築いた後援会を中心に選挙戦を展開し、有権者に浸透した。投票率は過去最低の38・05%だった。当選証書付与式は19日午前10時から市役所で行われる。品川氏の任期は27日から4年。
★福島県郡山市 市長選挙結果(投票率38.05%)
当 67354票 品川萬里
  33363票 浜津和子

福島県郡山市は、中通り中部に位置する人口33万人程の中核市で
 郡山市長選は現職で再選を目指す72歳の品川萬里氏と、元市議で63歳の浜津和子氏の一騎打ちとなりましたが、
 「市民総活躍こおりやま」をスローガンに掲げる。課題解決型行政の実現を目指し、子育てと女性の活躍に対する切れ目ない支援や教育環境の改革、浸水被害対策の推進、環状道路の完成などを唱えた品川萬里氏が67354票を獲得して
 「女子力で変わる郡山」をスローガンに女性の視点を生かしたまちづくりを強調。小中学生の給食費の無料化や保育士・幼稚園教諭の処遇改善、保育所の待機児童解消、高齢者福祉の向上などを訴え33363票を獲得した浜津和子氏にダブルスコアの大差をつけて再選を決めました。
 共産は浜津氏を支持、連合福島は品川氏の推薦に回り、自民・民進・公明・社民は自主投票に回りましたが、終わってみればダブルスコア。
 政策面でも大きな争点は見られず現職が有利に選挙戦を進めた印象があります。

大分県の市長選 竹田は首藤氏3選 豊後高田は佐々木氏当選 豊後大野は川野氏現職打破

2017-04-17 17:34:00 | Weblog
★大分県竹田市 市長選挙結果(投票率77.35%)
当 7977票 首藤勝次
  6901票 阿南修平
  229票 坂本イツ子

★大分県豊後高田市 市長選挙結果(投票率73.57%)
当 7127票 佐々木敏夫
  6987票 野田洋二

★大分県豊後大野市 市長選挙結果(投票率77.28%)
当 12296票 川野文敏
  12205票 橋本祐輔

 大分県で行われた3つの市長選結果を報告します。
 大分県竹田市は、2005年4月に旧竹田市と荻町・久住町・直入町が合併して発足した県南部の人口2.2万人程の市で、市長選は2009年4月から2期8年現職を務めて3期目を目指す63歳の首藤勝次氏に、電気通信会社元理事・農業経営で66歳の阿南修平氏、3度目の市長選挑戦となる72歳の坂本イツ子氏の2新人が挑みましたが、
 「市政の歩みを止めない」と2期8年の実績や事業継続を訴えた首藤勝次氏が7977票を獲得して
 「新しい風を」「行政に企業経営の視点を」と民間で実績を上げた手腕をアピールして6901票を獲得した阿南修平氏
 行政や市民の意識改革を一貫して主張。思想・信条の近い協力者らと「愛のある政治」の実現を目指すと訴え229票を獲得した坂本イツ子氏 を退けて3選を決めています。
 実質現職の首藤勝次氏と阿南修平氏の一騎打ちだったと思いますが、ほとんど選挙運動をしたと思えない(同日に行われた市議選の最下位当選候補の獲得票数が711票。同市議選でダントツ最下位の方でさえも355票獲得しています。)坂本イツ子氏は一体何をしたかったのでしょうか…。

 大分県豊後高田市は県北部の2005年3月に旧豊後高田市と真玉町・香々地町が合併して発足した人口2.2万人程の市で、合併前の1998年から5期18年現職市長を務めていた永松博文氏が引退を表明したことから、元県議で74歳の佐々木敏夫氏と会社役員で69歳の野田洋二氏の2新人による争いとなりましたが、
 8期30年の県議経験としての実績をアピール。中学までの給食費と高校までの医療費無料を公約に打ち出した佐々木敏夫氏が7127票を獲得して
 永松市長の手厚い後押しを受けると共に、民間感覚を生かし、責任ある財政運営と積極的な地元中小事業者振興を打ち出して6987票を獲得した野田洋二氏 を接戦の末に振り切って新人同士の争いを制しました。

 大分県豊後大野市は、2005年3月に大野郡5町2村(三重町、清川村、緒方町、朝地町、大野町、千歳村、犬飼町)が合併して発足した県南部の人口3.6万人程の市で、市長選は2009年4月から2期8年現職を務めて3期目を目指す63歳の橋本祐輔氏に、元市職員で58歳の川野文敏氏が挑みましたが、
 定住促進、農林業活性化、雇用創出などを公約の柱に掲げる。「今こそ豊後大野を変える時」と主張した川野文敏氏が12296票を獲得して
 「豊後大野市はひとつ」を合言葉に、財政健全化、再生可能エネルギー発電所の建設・誘致といった実績を強調して12205票を獲得した現職の橋本祐輔氏 を大接戦の末振り切って初当選を決めました。
 今回は自民党が自主投票を決めたことでどちらに転ぶか読めなかったのですが、市民は川野文敏氏を選択。新市長に就任する川野文敏氏の行政手腕に注目が集まることになりそうです。

静岡県の市長選 磐田は渡部氏3選、掛川は松井氏3選、伊豆の国は小野氏再選

2017-04-17 12:56:10 | Weblog
磐田市長、渡部氏3選 静岡県内ミニ統一選 2017年4月17日 静岡
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election/349867.html
 静岡県内のミニ統一地方選は16日、投票が行われ、即日開票された。磐田市長選は渡部修氏(66)が、掛川市長選は松井三郎氏(70)がそれぞれ新人を退け3選を決めた。伊豆の国市は現職小野登志子氏(72)が三つどもえの争いを制した。西伊豆町長選は無所属新人の元町議星野浄晋氏(39)が3選を目指した現職を退け、初当選を果たした。袋井市を加えた5市町の議員選は当選者が決まった。投票率は同町長選で前回選より5・99ポイント低い77・47%となったのをはじめ、磐田、掛川、伊豆の国市の市長選でも2005年の合併以降、最低となった。
★静岡県磐田市 市長選挙結果(投票率59.22%)
当 47121票 渡部修(66)無現
  31680票 柏木健(48) 元県議

★静岡県掛川市 市長選挙結果(投票率64.54%)
当 35519票 松井三郎 無現
  23981票 平出隆敏 無新

★静岡県伊豆の国市 市長選挙結果(投票率61.31%)
当 13045票 小野登志子 無現
  8509票 秋田清 無新
  3012票 柴田三智子 無新

 静岡県の3市長選はいずれも現職が勝利。

 静岡県磐田市は、県西部の2005年4月に旧磐田市と竜洋町・福田町・豊田町・豊岡村が合併して発足した人口約16.7万人の市で、市長選は2009年4月から2期8年現職を務めて3期目を目指す66歳の渡部修氏に合同会社増金代表社員で48歳の柏木健氏が挑みましたが、
 行財政改革などの実績を強調、市の総合力の底上げを目標に据えた渡部修氏が47121票を獲得して
 国・県との連携強化を訴え、防潮堤整備の前倒しなどを公約に掲げて31680票票を獲得した柏木健氏 を破り3選を決めています。

 静岡県掛川市は、2005年4月に旧掛川市と大東町・大須賀町が対等合併して発足した県西部の人口約11.4万人程の市で、市長選は2009年4月から2期8年現職を務めて3期目を目指す70歳の松井三郎氏に、47歳の平出隆敏氏が挑みましたが、
 「教育文化・健康子育て・環境で三つの日本一」を目標に市政継続を訴えた松井三郎氏が35519票を獲得して
 業務改善による行政のスピードアップを掲げ、生活に身近な施策を提案して23981票を獲得した平出隆敏氏 を退けて3選を決めています。

 静岡県伊豆の国市は、2005年4月に伊豆長岡町・大仁町・韮山町が合併して発足した人口約4.8万人の伊豆半島北部に位置する市で、市長選は2013年4月から1期4年現職を務めて再選を目指す72歳の小野登志子氏に、元市議で58歳・創作古布作家の柴田三智子氏、(株)アキタ代表取締役会長で66歳の秋田清氏の2新人が挑みましたが、
 1期4年の実績に加え、産業振興や雇用促進などを掲げた小野登志子氏が13045票を獲得して
 子育て支援や高齢者福祉の充実を訴え8509票を獲得した秋田清氏
 自治基本条例の制定など市民協働のまちづくりを主張して3012票を獲得した柴田三智子氏 を退けて再選を決めています。

東京日野市長選 大坪さんが再選 投票率は過去最低の36.65%

2017-04-17 12:41:13 | Weblog
東京日野市長選 大坪さんが再選 投票率は過去最低の36.65% 2017年4月17日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201704/CK2017041702000151.html
 日野市長選は十六日投開票され、無所属現職の大坪冬彦さん(59)=自民、民進、公明、生活者ネット推薦=が、無所属新人で市民団体共同代表の磯崎四郎さん(64)=共産、自由推薦=を破り、再選を果たした。当日有権者数は十四万九千四百十三人。投票率は36・65%で、過去最低だった前回(39・71%)を3・06ポイントも下回った。
 当選確実の知らせを受けた大坪さんは市内の事務所で「今回の選挙はチームワークの勝利だった。投票率は低かったが、これから四年間、市民の皆さんと一緒に新しい日野市をつくりたい」と抱負を述べた。
 大坪さんは、地域コミュニティー強化など四年間の実績を強調。高齢化社会をにらんだ健康長寿のまちづくり推進などを掲げた。
 磯崎さんは、国分寺、小金井との三市共同による可燃ごみ処理計画の白紙撤回などを訴えたが及ばなかった。 

★東京都日野市 市長選挙結果(投票率36.65%)
当 36919票 大坪冬彦 無現
  16915票 磯崎四郎 無新

 東京都日野市は、多摩地区南部に位置する人口約18.7万人の市で、市長選は現職で再選を目指す自民・民進・公明・生活者ネットが推薦する59歳の大坪冬彦氏に、市民団体共同代表で共産と自由が推薦する64歳の磯崎四郎氏が挑みましたが、
 国分寺市や小金井市との三市で進めている可燃ごみ処理の広域化問題について、「多くの反対はあったが、2020年度稼働に向けて道筋をつける」と強調するとともに、「高齢化に対応し、在宅でもしっかりと医療、介護が受けられるようにする。ベッドタウンから転換して、職住近接の市民一人一人が活力をもって働けるような街を目指す」と語った大坪冬彦氏が36919票を獲得して
 国分寺市や小金井市との三市で進めている可燃ごみ処理の広域化問題について、「市民合意がない押しつけで、市長になったら白紙撤回する」と主張するとともに、教員の経験も踏まえて「全校の学校図書館に専任の司書を配置し、子どもたちが本を大好きになるように応援したい。市の計画では八年かかる学校の和式トイレの改修を二年でやり遂げる」と訴え16915票を獲得した磯崎四郎氏 に得票数にして2万票・ダブルスコア以上の大差をつけて再選を決めました。
 保育所の待機児童対策問題については2人とも公約に掲げていて、3市の広域可燃ごみ処理問題問題が最大の争点になりましたが、結果は現職の圧勝。
 ごみ処理施設問題はどこの自治体でもNINMY = Not In My Back Yard” (我が家の裏には御免)で、複数の自治体で協議を進める以上そう簡単に後戻りも難しいでしょうし、他の2市で現職あるいはその後継者が敗れるような波乱がない限りは現路線で話が進んでいくことになるのだと思います。

宮崎日南市長選 崎田氏再選

2017-04-17 12:33:17 | Weblog
「多くの支え実感」 崎田さん2期目へ抱負 2017年4月17日 宮崎日々
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_25394.html
 16日投開票の日南市長選は、現職の崎田恭平さん(37)=無所属=が新人との一騎打ちを制して再選を果たした。崎田さんは「これから成長し続けるリーダーとして自分を高め、市民に『良くなった』と言ってもらえる日南をつくりたい」と2期目へ力を込めた。

★宮崎県日南市 市長選挙結果(投票率50.60%)
当 16359票 崎田恭平
  6300票 河野誠
 
 宮崎県日南市は県西部の2009年3月に旧日南市と北郷町・南郷町が合併して発足した人口5.3万人程の市で、
 市長選は現職で再選を目指す37歳の崎田恭平氏に、会社代表取締役で59歳の(元日南市長…と言っても直近の方ではなく、74年2月~80年5月まで市長を務めた故・河野礼三郎氏の長男の)河野誠氏が挑みましたが、
 「市政を前に進めてきた。まだみなさんに実感していただけないこともあるが、意見を聞きながら取り組みを進めたい」と市政継続を訴えた崎田恭平氏が16359票票を獲得して
 現在の日南市について「消滅自治体になる」と懸念を示すと共に、「誤送信問題で日南が全国の笑いものになった。現職を当選させていいのか、選挙で有権者の判断を仰ぎたい」と現職を批判。父親の礼三郎氏が飫肥城や油津港を再建し観光地へと発展させた実績があり、その遺志を継いで市政を刷新したいと訴えて6300票を獲得した河野誠氏 に票数にして1万票以上、2倍半の圧倒的大差をつけて危なげなく再選を決めました。

 日南市の崎田恭平市長と言えば年末にLINEでインフルエンザで体調を崩した20歳代の女性職員を気遣い、「会いたかった」「(病気を)変(代)わってあげたい」などとハートマーク入りで記したメッセージを宛先に登録していた市職員に一斉誤送信したことが騒動になったことが記憶に新しい(その後、市長は「不適切な関係はなく、セクハラ、パワハラでもない。市議会や市民には心配や迷惑をかけ申し訳ない」と陳謝)のですが、この方は部下が育児と仕事の両立ができるような職場環境作りに取り組む「イクボス宣言」を行っていて昨年2月には夕方から子育てに積極参加する「ゆう(夕)パパ運動」の推進を提唱するなど中々若手には人気のある方のようで、ライバル候補も義憤だけでは勝利を得られなかった模様。
 崎田氏も年齢的には37歳とかなりの若手ですし、市民としてはこれまでの実績と先述の騒動とを比較して、あえて前者の利を取り、若い方に未来を託したと言ったところではないかと思います。

富山市長選は森雅志氏が4選 市議選は自民勢力回復

2017-04-17 12:20:16 | Weblog
富山市長選、森雅志氏が4選 2017年04月17日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20170416-OYT1T50112.html
 富山市長選は16日、投開票が行われ、自民、民進両党と公明党県組織から推薦を受けた現職の森雅志氏(64)(無所属)が、共産党の推薦を受けた富山県労連事務局長の高野善久氏(65)(無所属)を破り、4選を果たした。
 投票率は47・84%(前回53・06%)だった。中心市街地や駅周辺などに都市機能を集約するコンパクトシティー政策の是非が争点で、森氏が推進、高野氏が反対の立場を示した。

富山市議選、不正関与の3人落選 政活費問題、5人は当選 2017年4月17日 共同
 計4千万円を超える政務活動費の不正が発覚し計14人が辞職した富山市議会(定数38)の任期満了に伴う市議選は16日投開票された。58人が立候補し、焦点となった不正に関与した候補計8人のうち、元職と自民現職2人の計3人が落選。自民現職5人が当選した。投票率は47.83%で、前回2013年市議選を5.22ポイント下回った。
 富山で問題が発覚した昨年8月以降、各地で不正が表面化し、地方議会の在り方が問われた。
 関与した8人の内訳は、不正を認め辞職し自民党を離党した元職1人と不適切使用を認めた自民現職7人。

★富山県富山市 市長選挙結果(投票率47.84%)
当 11万7825票 森雅志
  4万0636票 高野善久


 富山県富山市は、2005年4月に旧富山市と大沢野町・大山町・八尾町・婦中町・山田村・細入村の7市町村が新設合併して発足した人口約41.8万人の県都で、市長選は、合併前の2002年1月に市長に初就任、自民・民進党の推薦を受けて(合併後の新市からみて)4選を目指す64歳の森雅志氏に、共産が推薦する富山県労連事務局長で65歳の高野善久氏が挑むも、
 路面電車の南北接続事業推進などを公約に掲げると共に、居住人口の転入超過などコンパクトシティ政策の成果も示しながら関連施策を継続する意義を訴え市政継続を訴えた森雅志氏が11万7825票を獲得して 
 コンパクトなまちづくりを進めた結果、旧町村部が衰退したと指摘し政策転換の必要性を訴え4万0636票を獲得した高野善久氏に2.9倍近い圧倒的大差をつけて危なげなく4選を決めました。

 こちらの選挙区は、市長選の結果や政策の争点とされるコンパクトシティ問題よりも、むしろ去年8月に政務活動費の不正が発覚してから初の本選となる同日開催の市議会議員選挙(定数38人に58人が立候補)の方にむしろ注目が集まっていた(投票に訪れた方も、組織票と呼ばれる熱心な支持者は別にして、市長選のためというよりも特定の市議に1票を投じるために投票所に足を運び、ついでに市長選に投票した印象。投票率も市長選が47.84%で市議選が47.83%でした)と思いますが、
 市議選でも定数38に対して、自民が22議席と単独過半数を維持(公明4、社民3、共産2、維新2、政策チーム光2 無所属2 民進1)して、政務活動費の不適切使用を認めた現職8人のうち2人が落選。
 勢力回復を目指した自民は現職19人に新人8人を公認して22人を当選させ、公明は改選前の議席を維持。社民は3人全員当選させ議席を1つ増やす形に。
 一方共産は4人から2人に半減して代表質問権を失う形に。
 政務活動費の不正を追及し続けてきた赤星ゆかり氏こそ4294票を獲得してトップ当選ですが、前回の補欠選挙で8位当選した小西直樹氏は37位でかろうじて逃げ切り。
 同半年前の補欠選挙で5位当選だった吉田修氏は41位で半年前に補欠当選した13人の中で唯一議席を失い、43位の中山雅之と共倒れ。
 共産の2人が共倒れしたおかげで民進党の候補が最後の議席に滑り込んだ(といっても次点とは120票以上の差をつけていますが…)わけですが、共産は正直欲張りすぎて1議席余計に落とした感を感じなくもありません。