ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

25日のNYダウは232ドル高の20996ドル ナスダックは6000の大台乗せ

2017-04-26 07:43:15 | Weblog
米国株、ダウ続伸し232ドル高 好決算が買い誘う、ナスダックは初の6000台乗せ 2017年4月26日 日経
 25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続伸した。終値は前日比232ドル23セント(1.1%)高の2万0996ドル12セントと、3月3日以来およそ2カ月ぶりの高値を付けた。四半期決算で好調な業績を発表した主要企業が相次いだのを好感した買いが広がった。ダウ平均は節目の2万1000ドルを上回り、過去最高値まで残り100ドルを切る場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、前日比41.673ポイント(0.7%)高の6025.492で終えた。連日で過去最高値を更新し、初めて6000台に乗せた。
 ダウ平均は2日間で450ドル近く上げた。建機のキャタピラーが8%近く上げ、指数をけん引した。取引開始前に発表した2017年1~3月期決算はリストラ費用がかさんで減益だったが、1株利益は市場予想を上回った。中国を中心に建機販売が伸びて増収を確保。通期予想の上方修正も好感され、上昇率はダウ平均を構成する30銘柄でトップとなった。
 四半期決算で1株利益が市場予想を上回ったマクドナルドや化学のデュポン、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が上昇した。「米企業業績が株高の支援材料だ」(CMCマーケッツのコリン・チェシンスキ氏)との声もあり、幅広い銘柄の買いを誘った。
 米経済政策への期待も株高につながっている。トランプ米大統領は26日に税制改革案を公表する見通し。法人税率を現状の35%から15%に引き下げる方針を明言しており、相場の追い風になると見方がある。
 23日のフランス大統領選の第1回投票を波乱なく終え、欧州の政治リスクへの警戒が和らいだ。25日は仏株価指数がリーマン・ショック前の08年1月以来の高値で終え、ドイツの株価指数は過去最高値を更新。世界的に株高の勢いが強まっていることも市場心理を強気に傾けた。
 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち9業種が上昇した。「素材」「エネルギー」「金融」が上げた。一方で「電気通信サービス」「公益事業」が下落した。
 動画配信のネットフリックスが上場来高値を更新した。中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)傘下の動画配信会社と提携し、中国市場に進出することが明らかになり、将来の収益拡大を期待した買いが増えた。
 ダウ平均ではゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株の上げも目立った。アップルのほか、グーグル持ち株会社のアルファベットやフェイスブックなど主力のハイテク株も上昇し、ナスダック指数を押し上げた。
 一方で、食肉大手のタイソン・フーズが安い。食品のアドバンスピエール・フーズの買収を発表。市場では42億ドル(約4620億円)とされる買収総額は割高との見方もあり、目先の財務負担を嫌気した売りが優勢だった。
 最大の顧客から19年末での契約打ち止めを明らかにされた米薬剤給付管理(PBM)大手のエクスプレス・スクリプツが急落。ダウ平均では通信のベライゾン・コミュニケーションズや米コカ・コーラが下げた。

NY商品 原油が小反発、米在庫の減少観測で 金は2週ぶり安値  2017年4月26日 日経
 25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比0.33ドル高の1バレル49.56ドルで取引を終えた。市場で米原油在庫の減少観測が浮上。前日に期近物としてほぼ1カ月ぶりの安値を付けたとあって、短期的な反発を見込んだ買いが入った。
 25日夕に米石油協会(API)、26日午前に米エネルギー情報局(EIA)がそれぞれ週間の米在庫統計を公表する。通信社などの集計によると、市場では原油在庫の減少が予想されているという。在庫の余剰感が一服するとの期待が先物の買いを誘った。
 ただ、供給過剰への警戒は根強く、原油相場は下げに転じる場面もあった。ロシアのインタファクス通信は25日、「価格下落リスクがなければ産油量を増やす」との政府高官の発言を伝えた。
 ロイター通信によるとロシアは24日、5月下旬の石油輸出国機構(OPEC)総会で減産延長が決まらなければ産油量を過去30年の最高水準まで増やす可能性があると表明した。OPEC非加盟国で最大の産油量を誇るロシアの増産観測が相場の重荷になった。
 ガソリンは3営業日ぶりに反発。ヒーティングオイルは8営業日ぶりに反発した。
 ニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比10.3ドル安の1トロイオンス1267.2ドルで終えた。一時1262.8ドルと、2週間ぶりの安値を付けた。
 フランスの政治リスクが後退し、米株式相場が急伸するなど投資家のリスク選好が強まった。現物の裏付けがあり安全資産とされる金には売り圧力が強まった。
 銀は反落。プラチナは3日続落した。

米デュポン、1~3月は5%増収 8月にダウ・ケミカルと統合へ 2017年4月26日 日経
 米農業・化学大手のデュポンが25日発表した2017年1~3月期決算は、売上高が前年同期比5%増の77億4300万ドル(約8520億円)だった。新興市場を中心に種子や工業品の需要が伸びた。同業大手ダウ・ケミカルとの合併は8月に手続きを完了できるとの見方を維持した。
 純利益は9%減の11億1300万ドル。リストラ関連など特別費用が重荷となった。特別項目を除いた1株利益は1.64ドル。前年同期の1.26ドルと市場予想(1.39ドル程度)をともに上回った。
 全体では販売価格が1%、販売数量が4%それぞれ売り上げの押し上げ要因となった。事業別では売り上げ規模が最大の農業分野で、欧州や中南米向けの種子販売が拡大した。消費者向け電子機器用の部材や、自動車向けの高機能製品など、幅広い工業品も需要が伸びた。
 デュポンは15年に同業大手ダウと合併を発表した。ただ、主要各国での承認取得手続きなどが長引き、これまでに合併完了の見通し時期を数度にわたり後ろ倒ししている。


 25日の米国株式市場は企業決算で好決算が出揃ったこともあり大幅続伸。
 NYダウは、前日比232ドル23セント高い20996ドル12セントで終了(1.12%高)。
 ナスダックは、前日比41.67ポイント高い6025.49ポイントで終了(0.7%高)。
 S&P500種は、前日比14.46ポイント高い2388.61ポイントで終了(0.61%高)しました。
 キャタピラーが7.86%高、マクドナルドが5.57%高、デュポンが3.58%高。
 ナスダック指数は心理的節目の6000ポイント乗せで終了です。

 NY原油は、前日比0.33ドル高い1バレル49.56ドルで終了。
 NY金は、前日比10.3ドル安い1トロイオンス1267.2ドルで終了しています。