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顔認証、ヒゲや眼鏡もOK iPhoneⅩの使い心地は

2017-09-14 07:55:41 | Weblog
顔認証、ヒゲや眼鏡もOK iPhoneⅩの使い心地は 2017年9月14日 朝日
 日本時間13日未明、米アップルがカリフォルニア州クパチーノで開いた新製品発表会では、iPhoneが3種類発表されるなど、盛りだくさんの内容だった。実際に新型iPhoneⅩ(テン)を手に取って新機能を確かめた。
 事前に現地で話題となったのは、「機能」ではなく「価格」だった。「とうとう1千ドル超えのスマホが出るらしい」。そんなうわさが広がっていた。
 発表された「iPhoneX」は「999ドル」とぎりぎり3桁に。それでも、日本ほど高級志向が強くない米国では、もともと高めのアップルがここまで来たか、という感覚だ。なにせ、パソコンが買える値段。米国の記者は「いい機能だ」「すごいね」などと言いつつ、最後は「1千ドルかあ」と苦笑していた。
 「Ⅹ」を手に取ると、ややほっそりとしている。「7プラス」が大きいと感じる人には使いやすいだろう。ホームボタンはなく、ボタンを押す代わりに画面を下から上に素早く触ると、アプリを閉じたり、ホーム画面に戻ったりと、ボタンを押したのと同じ動作になる。下から上に指を動かしたまま画面から指を離さずに止めると、複数の画面が開く。最初は慣れないが、しばらく動かしていると要領がわかってくる。
 顔認証は便利だ。画面を見つめるだけですぐにロックが解除され、画面から顔をそらすとまたロックされる。発表のデモンストレーションでは、目を開けた状態の顔をセンサーが徐々に認識する様が示された。
 眼鏡や帽子、ひげがあっても認識するという。顔を立体的に認識する技術が使われ、顔写真でロックが解除されることはない。決済サービスのアップルペイなども画面を見ただけで支払い手続きができ、クレジットカードを持ち歩くより安全に思える。
 8と8プラスは背面がガラスで、色が抑えめできれいに見える。ガラスになった分、7や7プラスより10グラムほど重く、ずっしりと感じる。「落としたらヒビが入らないか」と心配する声もあった。
 アップルウォッチの外見はほとんど変わらない。iPhoneが近くになくても単体で使えて、用途はぐんと広がりそうだ。
 発表会の直前、会場には故スティーブ・ジョブズ氏とともにアップルを作ったスティーブ・ウォズニアック氏の姿があった。「新製品はどうですか」と話しかけると、「まだ見ていないよ。本当だよ。まずはちゃんと自分で触って動かしてみないと、評価は言えないね」と笑った。アップルの一時代を築いたウォズニアック氏。彼の目に、今回の発表はどう映っただろうか。

新iPhone、日本企業の貢献は…  ICチップ・銅箔など採用か 2017年9月13日 日経夕刊
 米アップルが12日、スマートフォン(スマホ)「iPhone」の新型モデルの概要を発表した。発売は11月から。日本企業に代わって中国や台湾企業によるデバイス供給が増えているとの指摘があるが、実際はどうなのか。日本企業の「中身」への貢献を調べてみた。
 確定したものとしてインパクトがあるのが、ソニーの非接触ICチップ「FeliCa」(フェリカ)。日本だけでなくグローバルモデルで利用可能になる。IC乗車券のSuica(スイカ)や楽天Edy(エディ)などが採用している電子マネー機能を実現する仕組みで、現行のiPhone7の日本モデルには搭載済みだが、これが世界のモデルに広がる。ソニーは「(フェリカを)利用してもらえる機会が増えるのは非常にうれしい」(広報)とコメントしている。
 2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、訪日外国人の一段の増加が予想される。成田や羽田空港に降りたって、すぐにアプリをダウンロードすれば、手持ちのiPhoneがSuicaに早変わり――。旅行当事者の利便性向上だけではく、訪日客の囲い込みを狙う旅行、流通、外食などのビジネスモデルにも影響を与えそうだ。
 日本の素材企業の新型iPhoneへの寄与も大きい。三井金属とJX金属は昨年から今春にかけて銅箔関連の生産設備を増強する方針を相次いで表明したが、これはiPhoneを含むスマホの技術進歩を見据えた投資判断だったとの観測が関係者の間で広がっている。
 新型iPhoneの魅力の一つは、その薄さ。顔認識やAR(拡張現実)といった最新機能を小さなボディーに盛り込むには、司令塔に当たるマザーボード(主基板)やフレキシブルプリント基板(FPC)の進化が不可欠だ。今回、アップルは部材を積み上げた上で折り曲げられる「リジッドFPC」を採用したと言われている。これらには三井金属とJX金属の銅箔技術を頼ったもようだ。
 主基板用に注目される三井金属の極薄電解銅箔「マイクロシン」は、最薄1.5マイクロメートル(1マイクロは100万分の1)という紙幣の60分の1の薄さだ。通常なら薄すぎて破れてしまうが、独自の3層構造で製造することで高い耐久性が得られる。
 JX金属の圧延銅箔は、三井金属の電解銅箔とは違う部分で使われている。最薄で5マイクロメートル。折り曲げても長年壊れず性能を発揮し続ける。数百カ所の改良を加えた圧延機などの独自の製造工程が強さの秘密で、中国勢などの後発組が「すぐまねができる技術ではない」(同社)。
 また、有機EL向けのタッチパネル部材で日本写真印刷、カメラ手ぶれ補正機能でアルプス電気、などの技術貢献が指摘されている。こうした日本のサポーター企業の収益を予想する上でも、新型iPhoneの売れ行きに注目が集まりそうだ。


 11月に発売されると言われている新型iPhone大人気になりそうな雰囲気ですね。
 素人目にも顔認証機能は十分差別化機能となり、(仕事のやり取りもあるため)恋人や妻にもスマホの中身を見られたくない特定の業種や社会的地位の立場の方からはかなりの関心を寄せそうですし、親の立場からみれば、逆にこの機能はオフにさせないと監視が面倒なことになりそうな。
 値段的にはかなり高額になりそうですが、新し物好きがいかにも飛びつきそうな新製品だと思います。

 さて新型iPhoneが出た時に気を付けたいのは、iPhone派は(向かい合って座ってもテーブルの上に置くなど)やたらと人に見せびらたがる癖がある人が少なくないこと。
 いいなぁと憧れがられるくらいならまだいいのですが、買わなくてもよい嫉妬を買った日には面倒臭いことこの上ないですし、上司やご年配の取引先から不用な反感を買うのもできれば避けたい所。
営業職など取引相手との会話のきっかけになるのならばそれもいいのですが、相手に合わせた諸言動に徹した方が無難だと思います。