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春日部市長選9万9145票点検しなおし 当落は8票差

2017-12-10 17:43:41 | Weblog
春日部市長選9万9145票点検しなおし 当落は8票差 2017年12月10日 朝日夕刊
www.asahi.com/articles/ASKD862K9KD8UTNB024.html?iref=comtop_latestnews_05
 当落が8票差で決まり、市民から当選の効力について異議申し出があった10月22日の埼玉県春日部市長選で、市選挙管理委員会は8日、9万9145票のすべてを点検し直す開披調査を16日に実施すると発表した。
 11月に市民161人から、各候補者の得票数の集計やり直しを求める異議申し出があり、市選管が同27日付で受理。「裁決を出すにあたって、より客観的な理由を示す必要がある」として開披調査を決めたという。開披調査は約60人の職員を動員。両陣営側から8人ずつ立ち合い、一票ずつ点検。両陣営からの指摘を記録し、後日開かれる選挙管理委員会で有効、無効などの判断を行う。
 市長選は、石川良三市長(66)が4万8453票で4選し、前市議で新顔の岩谷一弘氏(51)は8票差の4万8445票だった。


8票差で現職4選、異議申し立て受け全票点検へ 2017年12月10日 読売夕刊
www.yomiuri.co.jp/election/local/20171210-OYT1T50006.html?from=ytop_main6
 埼玉県春日部市の石川良三市長が8票差で4選を果たした10月22日投開票の市長選を巡り、市民から市選挙管理委員会に出された異議申し立てを受け、市選管は16日から、9万9141票の全票点検を行う。
 27日までに結果を出すよう努めるとしている。
 現職と新人の一騎打ちとなった市長選は、石川氏が4万8453票、前市議の岩谷一弘氏が4万8445票だった。無効票が2243票あり、市民約160人が連名で11月2日、結果に不服があるとして異議を申し立てていた。市選管は同27日に受理した。
 今月16日に「開披調査」が市役所で行われ、両陣営から8人ずつ立ち会って疑問票を選び出し、その後、市選管が判断する。


 埼玉県春日部市長選と言えば衆議院選挙と同日の10月22日に行われ、わずか8票差で現職が対抗候補を制して4選を決めたことが話題になりましたが、異議申し立てが出て得票された99145票を点検し直すようですね。
 投票率も衆議院選挙と同日開催となった影響もあり、前回の23.82%を上回る49.94%だったものの、もしこれで結果がひっくり返るような事態になれば更に混乱することになりそうな。
 議会議員選挙で最後の議席を巡り異議申し立てが出ることはしばしば見られるものの、人口23万人強の規模のそこそこ大きな市のトップ選びでこのような事態になるのはやはり異例なこと。
 千葉県市川市でもこの規模の市では異例の候補者のいずれも法定投票数を得ることができずに再選挙に追い込まれる異常事態に陥っていますが、
 現職でない方を応援するのなら最後まで諦めずに投票所に足を運び貴重な1票を投じましょうという恰好の事例なのでしょうが、どんな形で決着するにせよ、混乱の長期化だけは避けて欲しいものだと思います。