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(山口)出直し美祢市長選 西岡氏が再選

2019-02-11 11:11:17 | Weblog
(山口)出直し美祢市長選 西岡氏が再選 2019年02月11日 山口新聞掲載記事
★山口県美祢市 市長選挙結果
当 西岡晃  6594票 無前
  篠田洋司 6045票 無新
  村田弘司 2763票 無元


 山口県美祢市は県中央部の2008年3月に旧美祢市が美東町や秋芳町と合併して発足した人口2.4万人程の市で、2016年4月から3年弱市長を務めていた西岡晃氏が女性問題を理由に信認を求めて辞職したことから、
 その出直し市長選に出馬した45歳の西岡晃氏に
 2008年4月から2016年4月まで2期8年現職を務めた元職となる65歳の村田弘司氏(16年4月の市長選では西岡晃氏が8624票、村田弘司氏は7858票となり敗退)、
 前副市長で55歳の篠田洋司氏の3人による争いとなりましたが、

 「脇の甘い行動で迷惑をお掛けした」と陳謝したうえで、潔白を主張。今年4月に開設する病児保育施設など実績を強調し「直近の民意をバックに、新年度予算を通したい」と支持を訴えた現職の西岡晃氏が6594票を獲得して
 市のあり方に懸念を示し「オール美祢で取り組まなければ市を将来に引き継げない」と強調。人口減少対策としての女性支援策などの施策を訴え「しっかりとした行政運営をやっていきたい」と支援を求めて6045票を獲得した篠田洋司氏
 疑惑を持たれた前市長の行動を批判して「市はとてつもなく悲惨な状況にある」と危機感をあらわにするとともに2008年の3市町合併から2期8年市のトップを務めた経験を強調して「必ずやこの美祢を立て直す」と主張。市が抱える課題には、少子高齢化や農作物の鳥獣被害を挙げ、廃校を利用した若年移住者の受け入れ促進などの政策を提案して2763票を獲得した村田弘司氏 の両氏を振り切って再選を決めました。

 う~ん。任期途中の辞職で再選なので(当初の任期満了予定だった)1年ちょっと先の2020年の4月には再び市長選を行い新しい人を選ばないといけなくなるわけですが、挑戦者陣営はもし候補を一本化できていれば合計獲得票数は西岡氏の獲得票数を上回っていたのに、実質両氏の票の奪い合いで共倒れ。西岡氏が漁夫の利を得る形になってしまいましたね。
 2020年4月の選挙も無投票にならない限り、おそらくは選挙戦が行われることになるでしょうし、現にその可能性も高いわけですが、残り任期1年あまりの間に西岡氏は市民の信頼を取り戻すことができるのでしょうか。


(茨城)潮来市長に原氏再選 前市長・松田氏破る

2019-02-11 10:59:05 | Weblog
(茨城)潮来市長に原氏再選 前市長・松田氏破る 2019年02月11日 読売新聞掲載記事
★茨城県潮来市(いたこし)市長選挙結果
当 原浩道  9000票 無現
  松田千春 6651票 無元

 茨城県潮来市(いたこし)は県の南東部に位置する2001年4月に潮来町と牛堀町が合併して発足した人口2.8万人程の市で、市長選は2015年3月から1期4年現職を務めて再選を目指す56歳の原浩道氏に、2007年3月~2015年3月の2期8年現職を務めた62歳の松田千春氏の一騎打ちとなりましたが、
 「四年間の市政の評価、四年前までの政治のあり方を問う選挙」と位置付け、ランドセル支給や18歳以下の医療費無料化などの実績を述べると共に「市民のみなさんと、政策を打つ仕組みと信頼関係をつくっていけるのは、私自身だ」と訴えた原浩道氏が9000票を獲得して
 過去四年間で市の空洞化が進んだと指摘した上で「多くのみんなのための政治でなければならない。そういう基本的な精神をもう一度、明確に訴える」「小さな市からも、県や国に物が言えるまちづくりを進めたい」と語り6651票を獲得した松田千春氏 を退けて再選を決めています。