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熊本の赤ちゃんポスト、新たに男児2人…開始から6人に 

2007-08-21 13:18:49 | Weblog
熊本の赤ちゃんポスト、新たに男児2人…開始から6人に 2007年8月21日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070821it02.htm
毎日夕刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070821k0000e040018000c.html
 熊本市の慈恵病院が運用する「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)に今月上旬と中旬、新たに男の新生児計2人が預けられていたことがわかった。
 5月10日の運用開始以降、預けられた子はこれで計6人(男児5人、女児1人)となった。
 関係者によると、2人は生後1か月程度と10日程度で、いずれも健康状態は良好という。慈恵病院は「個別の事案についてはコメントできない」としている。
 養育できない新生児を匿名で預ける赤ちゃんポストについて、熊本県と市は運用状況などを検証するため、専門家による組織を設けることを決めており、9月以降に初会合を開く予定。


 う~ん また赤ちゃんポストに男の新生児2人が預けられていたようです。親に虐待されたりネグレクトされたりして育つことを考えれば、子供の幸せを最優先するならば、第三者の手で育てられる方法も検討すべきでは…というのが私の考え方なのですが、ここまで預入のペースがハイペースだと(いくら児童相談所に赤ちゃんを移すといっても)病院側の負担も相当きついでしょうし、もはや慈善事業で行うレベルでは済まない段階に入っているのではないでしょうか。
 その一方で、今月8日に預けられた(多分この2例のうち上旬に預けられた赤ちゃんのことだと思います)赤ちゃんを、両親と推定される若い男女2人が10日程経った後に、移送先の児童相談所に赤ちゃんを引き取りに来たという嬉しい報告もあり(児童相談所側は、男女が慈恵病院に置いてある赤ちゃんポストのパンフレットを持っていたことや、赤ちゃんの特徴がそっくりなことを総合的に判断して男女2人をこの赤ちゃんの親と認めたようです)、決してこの施設の存在が子捨てを助長するだけの一方的なものではないことをも立証しているように思います。
 今は子育てといっても、地域で支えあうような子育てではなく、孤立した中での子育てになりがちですし、(理想を言えば、子供を捨てる前の段階で子育て不安を解消することが良いと思いますが)、あらゆる形で子育て不安を解消していく仕組みを早急に導入する必要性が高まっているように思います。


1 コメント

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続報 (管理人)
2007-08-21 19:10:01
赤ちゃんポストに預けられた、赤ちゃんのうち、子供を引き取った両親の件について触れている記事があったので紹介します。

赤ちゃんポストに男児2人、1人は両親が引き取る 2007年8月21日 共同通信
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070821STXKC022821082007.html
 熊本市の慈恵病院(蓮田太二理事長)が運用する国内初の「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)に8月8日午前と16日夜、相次いで男の乳児が預けられていたことが21日、分かった。2人とも健康状態は良好とみられる。
 このうち、8日に預けられた子はその後、児童相談所を男女が訪れ、両親と確認できたことから返されたという。
 ポストに預けられたことが分かった子どもは、5月10日の運用開始から約3カ月で計6人。
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