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親族ウソで「死なせ」忌引不正取得、京都市が53人処分

2007-10-10 14:14:22 | Weblog
親族ウソで「死なせ」忌引不正取得、京都市が53人処分 2007年10月9日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071009it06.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/1009/OSK200710090036.html
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071009/crm0710091314009-n1.htm
 京都市は9日、環境局や区役所、小学校などの職員43人が「親せきが亡くなった」とうそをつくなどして有給の服喪休暇(忌引)を不正取得していたとして、最も多い12回(計12日)を不正に休んだ上京消防署総務課女性職員(49)ら29人を停職処分(6か月~3日)にするなど、管理監督責任を含め53人を処分した。
 不正な休暇は、調査対象の2002年4月から今年6月までで計127回142日。計13の局・区などにまたがっていた。市は、過払いした給与の返還を求める。
 市は7月、服喪休暇を虚偽申請した環境局職員を処分したのを機に、出勤簿が残る過去5年分について全庁調査を実施した。
 その結果、上京消防署総務課の女性職員が、東山消防署在籍時、05年度1年間だけで5回、親族が亡くなったことにして休んでいたことが判明した。当時の上司は「まさか虚偽申請するとは思わず、最近たくさんの親族が亡くなり、大変だなと思っていた」と話しているという。
 また、04~06年度に10回(計10日)にわたって不正に休んだ西京区役所総務課男性職員(43)はおじを6回、おばを4回死んだと偽って申請。06年度1年間で5回休んでいた。
 一方、不正取得による給与の過払いは、最も多い職員で100万円を超えていた。市の調査に対し、言い訳を繰り返すなど非協力的な職員も10人おり、調査に約2か月もかかったケースがあったという。
 市の服喪休暇は、3親等以内の親族が死亡した場合、続き柄に応じて1~7日間取得できる。調査に対し、不正取得者は「ばれないと思った」「年次休暇を使い果たしたから」などと釈明しているという。



 民間企業では、会社が有給を消化させてくれないため、若い社員が親戚が死んだことにして休みを取るという話も時折聞くのですが、こちらは有給を使い果たした輩もいますし、本来ならば欠勤としてその分の給与をカットすべきところを有給の服喪休暇を使っていたようで、一民間人としては、法違反になる不正取得への怒りもさながら、有給を使い切り、それでも飽き足らずに嘘の服喪休暇を申請したという事実の方にむしろ嫉妬してしまいます。
 それにしても、12回(計12日)を不正に休んだ上京消防署総務課女性職員や10回(10日)にわたって不正に休んだ西京区役所総務課男性職員のような、どう見ても不自然なケースなどは、上司ばかりでなく周囲も不自然に思いそうなものですが、公務員はそこまで同僚の休みの取得に無関心になれるものなのでしょうか???
 いくら民間企業程、競争原理の働かない職場とはいえ、管理職たるもの、部下の勤怠管理くらいきっちり行って欲しいものだと思います。


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