米国株、ダウ200ドル超上昇 終値8426ドル 2009年05月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090505AT3L0500205052009.html
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続伸。前週末比214ドル33セント高の8426ドル74セントで終えた。3月の仮契約住宅販売指数が前月比で市場予想以上に上昇した。米住宅市場の底入れや米景気回復への期待が強まり、金融や素材株などを中心に幅広い銘柄に買いが優勢となった。ダウ平均は引け前に上げ幅を広げ、この日の高値圏で終えた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続伸し、同44.36ポイント高の1763.56で終えた。
3月の米建設支出は予想外の増加、6カ月ぶりのプラス 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846276120090504
米商務省が発表した3月の建設支出は0.3%増と6カ月ぶりのプラスとなった。アナリスト予想は1.5%減だった。
2月分は当初の0.9%減から1.0%減に下方修正された。 前年同月比では11.1%減だった。
項目別では民間部門が0.1%減。住宅建設支出が4.2%減と落ち込み、年率では2580億ドルと約12年ぶりの低水準となった。
一方、公共部門は1.1%増。前月は1.3%増だった。年率では3090億ドルと前年同月から2.6%増加した。
3月米住宅販売保留指数は+3.2%、予想外の上昇 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846268520090504
全米リアルター協会(NAR)が4日発表した3月の住宅販売保留指数は2カ月連続で上昇し、住宅市場の底打ちは近いとの見方を支援する内容となった。 指数は前月比3.2%上昇の84.6と予想外に上昇。ロイターが集計したエコノミスト予想は前月と変わらずだった。 前年同月比は1.1%上昇した。 前月は82.1から82.0に下方修正された。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は住宅購入者に向けた8000ドルの税控除などの支援措置を受けて初回の住宅購入者による契約が増加したと指摘。「経済全体の好転に必要とされる住宅市場の回復を証明するには、数カ月間にわたる持続した成長が必要だ」と述べた。
米景気は年内に底打ち、引き締めで遅れ取るべきでない 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846289720090504
米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は4日、米景気は年内に底を打ち回復を始めるとの見通しを示し、連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めで遅れを取るべきではないと述べた。
同総裁は講演原稿で「経済活動全体は依然収縮しているが、収縮ペースは鈍化しているようにみられる。年内のある時点で米景気は底を打ち、拡大が始まるだろう」と語った。
また、物価安定見通しがデフレ発生のリスクを抑制するとした上で、金融引き締めまでに時間をかけ過ぎることで、インフレ上昇を招くリスクを冒すべきではない、との見方を示した。
米銀セクター、一段の再編進む公算大きい 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846289120090504
米銀大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は4日、米銀行セクターは一段の再編が進む公算が大きく、同行が規制当局からさらなる買収を求められる可能性があるとの見解を示した。
同CEOはインターネット会見で「米国の銀行は依然多すぎる」とし、買収に関して規制当局がJPモルガンに「何らかの行動を起こす」よう求める可能性があると述べた。
また、JPモルガンはブラジル・中国・インド・ロシアなどで既存事業を拡大し、米国外での成長拡大を目指していると語った。
ダイモンCEOは、米消費者向け事業は依然緊張下にあると指摘。特にクレジットカード事業への影響が大きいと述べた。
バフェット氏がストレステストを批判、ウェルズ・ファーゴなどの株式を買い増す意向示す 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS846230120090504
米投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、米銀19行に対する政府のストレステスト(健全性審査)を批判し、バークシャーの投資ポートフォリオ内に保有する3行の株式を買い増す意向を示した。3日に記者団に対し語った。前日にはバークシャーの年次株主総会が行われていた。
バークシャーが株式を保有するウェルズ・ファーゴ、USバンコープ、サントラスト・バンクスは、いずれもストレステストの対象になっている。
バフェット氏は、ウェルズ・ファーゴ、USバンコープ、M&Tバンクについて、追加資本は必要ないと述べ、「これら3行のいずれの株式も現在の価格で買う」意向を示した。同氏はサントラストの増資の必要性については言及しなかった。M&Tはストレステストを受けていない。
同氏はまた、政府が審査を行う上で、銀行のビジネスモデルの違いを無視し、誤ったアプローチを取っていると指摘した。
オバマ米大統領、国際的な租税回避阻止に向け抜本的改革推進へ 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846291720090504
オバマ米大統領は4日、法人および個人の国際的な租税回避に対処するため、抜本的な税制改革を進める方針を明らかにした。生産拠点の海外移転などで雇用の流出をもたらしている企業向けの税制優遇措置を見直すほか、富裕層によるオフショア口座を利用した脱税への監視強化を目指す。
ホワイトハウスの試算によると今回の改革により、向こう10年間に2100億ドルの税収が確保できる見通し。
企業が海外で得た利益を海外子会社に再投資する場合、現行では納税を先送りできるが、この制度を改める考え。これについては、ファイザーやオラクルなどの多国籍企業から反発が上がっている。
大統領は改革案について、現行税法の問題点を是正する助けになると述べた。
伊フィアット、クライスラーとGM欧州部門統合めざす 2009年05月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090504AT2M0401704052009.html
伊フィアットは同社の自動車部門に、米クライスラーと独オペルなど米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州部門を統合する構想を表明した。クライスラーとはさきごろ資本提携に合意したばかり。今後米政府やGMと本格的な交渉に入る。実現すれば年間販売台数で約620万台(2008年実績ベース)となり、世界3位の独フォルクスワーゲン(VW)とほぼ並ぶ有力グループとなる。
フィアットのセルジオ・マルキオーネ最高経営責任者(CEO)は4日にベルリンで、ドイツのグッテンベルク経済技術相と会談し、同構想を伝えた。独政府はオペルへの金融支援を検討している。
GM欧州部門はオペルのほか英ボクソールや2月に経営破綻したスウェーデンのサーブを抱える。フィアットの構想では同社の自動車部門を分離し、クライスラー、GM欧州と統合。規模の拡大で生き残りを図る。統合新会社の売上高は年800億ユーロ(約10兆4000億円)、販売台数は世界3位のVW(627万台)と同じ水準になる。
NY原油、4日続伸 6月物は54.47ドルで終了 2009年05月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505ATQ2INYPC05052009.html
4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4営業日続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前週末比1.27ドル高の1バレル54.47ドルで終えた。一時54.51ドルまで上昇し、期近物として3月26日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。米住宅指標の改善や米株高を手掛かりに、買いが優勢だった。
3月の米仮契約住宅販売指数は前月を3.2%上回り、上昇率が市場予想(1.0%)を上回った。米株式相場はこの日、ダウ工業株30種平均の上げ幅が一時200ドルを超すなど堅調に推移。米景気回復への期待が高まり、先行きのエネルギー需要が増加するとの思惑が広がった。
中国で4月の製造業関連の指数が改善したことも、世界景気の回復への期待を強め、買いにつながったという。この日の安値は52.56ドル。
NY金、反発 6月物は902.2ドルで終了、大口のファンド買いなど 2009年05月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505ATQ7IAA0505052009.html
4日のニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前週末比14ドルちょうど高い1トロイオンス902.2ドルで取引を終えた。日本や英国が祝日で市場参加者が少ないなか、ファンドなどによる大口の買いが相場を押し上げたとの声があった。
心理的な節目である100日移動平均(895ドル前後)を挟む水準で買いが膨らんだといい、朝方に大きく値を切り上げる場面があった。外国為替市場でドルが対ユーロや円などの主要通貨で下落したことも、ドルと逆の動きをしやすい金に買いを誘った。
銀は続伸。プラチナは3営業日ぶりに反発した。
4日のNYダウは、3月の米建設支出や3月米住宅販売保留指数が予想外の上昇となったことなども好感して、NYダウは開始直後に8390ドル近辺まで急騰。その後も高値圏で推移し続け、一時前日終値(8212ドル41セント)から230ドル以上高い8434ドル86セントまで上昇し、終値ベースでも先週末比214ドル33セント高い8426ドル74セントで終了。上昇率も2.61%を記録しました。ナスダックも2.58%高、S&P500種は3.39%高となったようですね。
個別株を見ると、金融株が全面高で、バンカメが19.31%高、アメックスが12.31%高、JPモルガンチェースが10.16%高、シティグループが7.74%高で、バフェット氏が株の買い増しを示唆したウェルズ・ファーゴも23.66%高、、USバンコープも12.42%高、サントラスト・バンクスも22.38%高。
他、アルコアが6.91%高、インテルが5.25%高、デュポンが5.49%高、ウォルト・ディズニーが3.69%高、キャタピラーが3.27%高、ユナイテッドテクノロジーズが3.23%高、GEが3.23%高で、GMも1セントの小幅高。(フォードは3.69%高)
それにしても、確かに株価は上昇しているものの、クライスラーの連邦破産法申請が決まり、GMもまだどうなるかわからない状況だというのに、早くもオバマ大統領が国際的な租税回避阻止について示唆するなど、随分経済全般に対する雰囲気が変わってきたような…。
まあ、国際的な租税回避阻止など、ルールを決めてから即日施行するわけにもいかず準備期間が必要なこともあり、牽制の意味も兼ねて早めに言い出したのだろうな…とは思いますが、日欧の失業率や企業の倒産件数など、足元の指標がガタガタだというのに、何を気の早いことを言っているんだ! という気もしなくもありません。
NY原油は、前週末比1.27ドル高い1バレル54.47ドルで終了し、一時54.51ドルまで上昇。こちらはかなり水準を戻してきましたし、もうそろそろ上昇傾向に注意すべきかもしれません。
NY金は、前週末比14ドルちょうど高い1トロイオンス902.2ドルで終了しています。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090505AT3L0500205052009.html
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続伸。前週末比214ドル33セント高の8426ドル74セントで終えた。3月の仮契約住宅販売指数が前月比で市場予想以上に上昇した。米住宅市場の底入れや米景気回復への期待が強まり、金融や素材株などを中心に幅広い銘柄に買いが優勢となった。ダウ平均は引け前に上げ幅を広げ、この日の高値圏で終えた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続伸し、同44.36ポイント高の1763.56で終えた。
3月の米建設支出は予想外の増加、6カ月ぶりのプラス 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846276120090504
米商務省が発表した3月の建設支出は0.3%増と6カ月ぶりのプラスとなった。アナリスト予想は1.5%減だった。
2月分は当初の0.9%減から1.0%減に下方修正された。 前年同月比では11.1%減だった。
項目別では民間部門が0.1%減。住宅建設支出が4.2%減と落ち込み、年率では2580億ドルと約12年ぶりの低水準となった。
一方、公共部門は1.1%増。前月は1.3%増だった。年率では3090億ドルと前年同月から2.6%増加した。
3月米住宅販売保留指数は+3.2%、予想外の上昇 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846268520090504
全米リアルター協会(NAR)が4日発表した3月の住宅販売保留指数は2カ月連続で上昇し、住宅市場の底打ちは近いとの見方を支援する内容となった。 指数は前月比3.2%上昇の84.6と予想外に上昇。ロイターが集計したエコノミスト予想は前月と変わらずだった。 前年同月比は1.1%上昇した。 前月は82.1から82.0に下方修正された。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は住宅購入者に向けた8000ドルの税控除などの支援措置を受けて初回の住宅購入者による契約が増加したと指摘。「経済全体の好転に必要とされる住宅市場の回復を証明するには、数カ月間にわたる持続した成長が必要だ」と述べた。
米景気は年内に底打ち、引き締めで遅れ取るべきでない 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846289720090504
米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は4日、米景気は年内に底を打ち回復を始めるとの見通しを示し、連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めで遅れを取るべきではないと述べた。
同総裁は講演原稿で「経済活動全体は依然収縮しているが、収縮ペースは鈍化しているようにみられる。年内のある時点で米景気は底を打ち、拡大が始まるだろう」と語った。
また、物価安定見通しがデフレ発生のリスクを抑制するとした上で、金融引き締めまでに時間をかけ過ぎることで、インフレ上昇を招くリスクを冒すべきではない、との見方を示した。
米銀セクター、一段の再編進む公算大きい 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846289120090504
米銀大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は4日、米銀行セクターは一段の再編が進む公算が大きく、同行が規制当局からさらなる買収を求められる可能性があるとの見解を示した。
同CEOはインターネット会見で「米国の銀行は依然多すぎる」とし、買収に関して規制当局がJPモルガンに「何らかの行動を起こす」よう求める可能性があると述べた。
また、JPモルガンはブラジル・中国・インド・ロシアなどで既存事業を拡大し、米国外での成長拡大を目指していると語った。
ダイモンCEOは、米消費者向け事業は依然緊張下にあると指摘。特にクレジットカード事業への影響が大きいと述べた。
バフェット氏がストレステストを批判、ウェルズ・ファーゴなどの株式を買い増す意向示す 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS846230120090504
米投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、米銀19行に対する政府のストレステスト(健全性審査)を批判し、バークシャーの投資ポートフォリオ内に保有する3行の株式を買い増す意向を示した。3日に記者団に対し語った。前日にはバークシャーの年次株主総会が行われていた。
バークシャーが株式を保有するウェルズ・ファーゴ、USバンコープ、サントラスト・バンクスは、いずれもストレステストの対象になっている。
バフェット氏は、ウェルズ・ファーゴ、USバンコープ、M&Tバンクについて、追加資本は必要ないと述べ、「これら3行のいずれの株式も現在の価格で買う」意向を示した。同氏はサントラストの増資の必要性については言及しなかった。M&Tはストレステストを受けていない。
同氏はまた、政府が審査を行う上で、銀行のビジネスモデルの違いを無視し、誤ったアプローチを取っていると指摘した。
オバマ米大統領、国際的な租税回避阻止に向け抜本的改革推進へ 2009年05月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846291720090504
オバマ米大統領は4日、法人および個人の国際的な租税回避に対処するため、抜本的な税制改革を進める方針を明らかにした。生産拠点の海外移転などで雇用の流出をもたらしている企業向けの税制優遇措置を見直すほか、富裕層によるオフショア口座を利用した脱税への監視強化を目指す。
ホワイトハウスの試算によると今回の改革により、向こう10年間に2100億ドルの税収が確保できる見通し。
企業が海外で得た利益を海外子会社に再投資する場合、現行では納税を先送りできるが、この制度を改める考え。これについては、ファイザーやオラクルなどの多国籍企業から反発が上がっている。
大統領は改革案について、現行税法の問題点を是正する助けになると述べた。
伊フィアット、クライスラーとGM欧州部門統合めざす 2009年05月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090504AT2M0401704052009.html
伊フィアットは同社の自動車部門に、米クライスラーと独オペルなど米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州部門を統合する構想を表明した。クライスラーとはさきごろ資本提携に合意したばかり。今後米政府やGMと本格的な交渉に入る。実現すれば年間販売台数で約620万台(2008年実績ベース)となり、世界3位の独フォルクスワーゲン(VW)とほぼ並ぶ有力グループとなる。
フィアットのセルジオ・マルキオーネ最高経営責任者(CEO)は4日にベルリンで、ドイツのグッテンベルク経済技術相と会談し、同構想を伝えた。独政府はオペルへの金融支援を検討している。
GM欧州部門はオペルのほか英ボクソールや2月に経営破綻したスウェーデンのサーブを抱える。フィアットの構想では同社の自動車部門を分離し、クライスラー、GM欧州と統合。規模の拡大で生き残りを図る。統合新会社の売上高は年800億ユーロ(約10兆4000億円)、販売台数は世界3位のVW(627万台)と同じ水準になる。
NY原油、4日続伸 6月物は54.47ドルで終了 2009年05月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505ATQ2INYPC05052009.html
4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4営業日続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前週末比1.27ドル高の1バレル54.47ドルで終えた。一時54.51ドルまで上昇し、期近物として3月26日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。米住宅指標の改善や米株高を手掛かりに、買いが優勢だった。
3月の米仮契約住宅販売指数は前月を3.2%上回り、上昇率が市場予想(1.0%)を上回った。米株式相場はこの日、ダウ工業株30種平均の上げ幅が一時200ドルを超すなど堅調に推移。米景気回復への期待が高まり、先行きのエネルギー需要が増加するとの思惑が広がった。
中国で4月の製造業関連の指数が改善したことも、世界景気の回復への期待を強め、買いにつながったという。この日の安値は52.56ドル。
NY金、反発 6月物は902.2ドルで終了、大口のファンド買いなど 2009年05月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505ATQ7IAA0505052009.html
4日のニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前週末比14ドルちょうど高い1トロイオンス902.2ドルで取引を終えた。日本や英国が祝日で市場参加者が少ないなか、ファンドなどによる大口の買いが相場を押し上げたとの声があった。
心理的な節目である100日移動平均(895ドル前後)を挟む水準で買いが膨らんだといい、朝方に大きく値を切り上げる場面があった。外国為替市場でドルが対ユーロや円などの主要通貨で下落したことも、ドルと逆の動きをしやすい金に買いを誘った。
銀は続伸。プラチナは3営業日ぶりに反発した。
4日のNYダウは、3月の米建設支出や3月米住宅販売保留指数が予想外の上昇となったことなども好感して、NYダウは開始直後に8390ドル近辺まで急騰。その後も高値圏で推移し続け、一時前日終値(8212ドル41セント)から230ドル以上高い8434ドル86セントまで上昇し、終値ベースでも先週末比214ドル33セント高い8426ドル74セントで終了。上昇率も2.61%を記録しました。ナスダックも2.58%高、S&P500種は3.39%高となったようですね。
個別株を見ると、金融株が全面高で、バンカメが19.31%高、アメックスが12.31%高、JPモルガンチェースが10.16%高、シティグループが7.74%高で、バフェット氏が株の買い増しを示唆したウェルズ・ファーゴも23.66%高、、USバンコープも12.42%高、サントラスト・バンクスも22.38%高。
他、アルコアが6.91%高、インテルが5.25%高、デュポンが5.49%高、ウォルト・ディズニーが3.69%高、キャタピラーが3.27%高、ユナイテッドテクノロジーズが3.23%高、GEが3.23%高で、GMも1セントの小幅高。(フォードは3.69%高)
それにしても、確かに株価は上昇しているものの、クライスラーの連邦破産法申請が決まり、GMもまだどうなるかわからない状況だというのに、早くもオバマ大統領が国際的な租税回避阻止について示唆するなど、随分経済全般に対する雰囲気が変わってきたような…。
まあ、国際的な租税回避阻止など、ルールを決めてから即日施行するわけにもいかず準備期間が必要なこともあり、牽制の意味も兼ねて早めに言い出したのだろうな…とは思いますが、日欧の失業率や企業の倒産件数など、足元の指標がガタガタだというのに、何を気の早いことを言っているんだ! という気もしなくもありません。
NY原油は、前週末比1.27ドル高い1バレル54.47ドルで終了し、一時54.51ドルまで上昇。こちらはかなり水準を戻してきましたし、もうそろそろ上昇傾向に注意すべきかもしれません。
NY金は、前週末比14ドルちょうど高い1トロイオンス902.2ドルで終了しています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます