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那覇の中華航空機の事故

2007-08-21 12:50:49 | Weblog
那覇・中華機炎上:爆発直前、間一髪 同型、世界に2200機2007年8月20日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070820dde041040069000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070820dde041040065000c.html
◇避難中「ドーン」--背後から風圧、転倒
 炎上し、乗客が逃げる途中に機体が爆発した--。20日午前、那覇市の那覇空港であった中華航空120便事故。「ドーンという大きな音がした」「雷のようだった」と、戸惑う空港関係者。幼児2人を含む乗客157人は火災に気づいた地上勤務員からの連絡で脱出して全員無事で、取り残された乗員数人も救助されたが、あわや大惨事という間一髪の脱出劇だった。
 約300メートル離れたビル内で仕事をしていた男性会社員(50)は「10時半ごろ、ドーンと大きい音が1~2回した。窓の外を見たら空港の方から煙が上がっていた。何が起こったのかと事務所内が騒然とした」と話した。
 空港の建物などを管理する「那覇空港ビルディング」の男性社員によると、事務所で約40人が仕事中、雷が落ちるような「ボーン」という音が聞こえ、数分後に再び同じような音がした。外を見ると、約300メートル先にある機体が激しく炎上しており、その後、利用客や報道から問い合わせが殺到し、職員全員で確認作業などに追われた。
 空港内の飲食店に勤める女性(36)は「気づくとものすごい火が出ていて怖かった。煙も高く上がり、周りの飛行機に引火しないか心配だった」と話していた。
 中華航空沖縄支店によると、午前10時40分過ぎ、空港にいる社員から「飛行機が大きく炎上している」と連絡が入った。連絡を受けた予約課の女性社員(30)は「空港のスタッフもパニック状態で、内容もよく分からなかった」。同支店にも「身内が乗っているはず」と乗客の安否確認の電話も多く、女性社員は全員の安全が確認される前、「『確認中です』と答えるしかないです」と話していた。
 空港の警備員によると、脱出した乗客は空港内の国際線と国内線の出発ロビーにいるが、落ち着いた様子だという。
 一方、炎上した機体の近くにある那覇空港検疫所支所の佐藤克美支所長(57)によると、「飛行機が着陸したので受け入れ準備をしていたところ、パチパチという雨のような音がした。窓の外を見たら飛行機から高さ1メートルぐらいの炎が上がっていた」という。機体に近づくと、乗客が次々と脱出しており、しばらくすると、窓から機長らしき制服姿の男性がロープで脱出したという。
 その直後に爆発し、歩いて避難していた乗客や空港職員数人が風圧で転んだという。炎が収まりかけると、台車つきの担架に乗せられて搬送される人がいたが、佐藤支所長は「約50メートルの距離でも熱風を感じたので、機内に入れる状況ではなかった。担架で運ばれたのが誰かは分からない」と話している。
 同機の乗客には日本人23人以外に、沖縄に観光旅行で訪れた台湾人が多く含まれていた。那覇市の太陽旅行社によると、乗客の中に3泊4日で同市内や中北部、平和祈念公園などの南部を巡る予定の家族連れら38人がいたが、同社は「まだ空港から出られない状態で、今後の日程調整が必要だろう」と困惑していた。また、同機に台湾人客17人がいた東亜旅行社も全員の無事を確認したが、「まだ空港から出られていない」と話していた。
 機体の消火活動は、国際線ターミナル前の駐機場で行われた。機体は左側にわずかにねじ曲がったような状態。乗客室や操縦席の上部には、火災によるものと見られる穴が無残に開き、前部の乗降用ドアからは緊急脱出のためのクッションが伸びていた。消防隊員が取り残された乗員の救助のため、はしごを機体の窓にかけて中の様子を確認していた。(以降省略)


那覇・中華機炎上:窓に炎「飛び降りろ」 薄氷の脱出「60秒」 2007年8月21日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070821ddm001040010000c.html
◇国際ルール、非常口が機能
 那覇空港の駐機場で20日、台北発那覇行き中華航空120便(乗客乗員165人、B737-800型機)が爆発し炎上した事故で、機体のほとんどが燃えたが、乗員・乗客165人は直前に機外に脱出し、奇跡的に一人の死者も出なかった。乗客の証言からは「危機一髪の脱出」だったことがうかがえ、誘導に手間取れば大惨事になっていた可能性もある。すでに着陸して乗客が降りる準備に入っていたことに加え、航空機の非常用脱出口の基準を定めた国際ルールの「90秒ルール」が機能した可能性が高い。
 「60秒だった」。中華航空は20日夜、那覇空港で開いた会見で、事故機の機長が燃料漏れの連絡を受けてから、全乗員・乗客が脱出するまでの時間が、90秒を大幅に下回っていたと説明した。
 国土交通省などによると、米連邦航空局が制定した90秒ルールは、機内の全非常用脱出口の半数以内を使って90秒以内に、脱出できるような機体の設計を航空機メーカーに求めているもの。欧州各国や日本も準じたルールを取り入れている。半数以内としているのは、火災などで、一部の脱出口が使用できないことが想定されるため。今回の中華航空機も計8カ所の脱出口(機体前部の左右各1カ所、機体後部の左右各1カ所、主翼付近の左右2カ所ずつ)のうち、機体前と後部の4カ所だけを使用した。
 国交省に入った連絡では、脱出は午前10時32~34分ごろの極めて短時間に完了したという。同省事故対策本部は「全体として避難はスムーズだったが、パイロットが操縦席の窓から脱出したとの情報もあり、課題も残した」としている。
 乗客の証言からも短時間に脱出した様子はうかがえる。香港在住の会社員、渡部修帆(しゅほ)さん(28)は妻(27)と2人、台湾経由で那覇市に帰省した。着陸後、通路に並んでいた時、台湾人女性が「煙が出ている」と声を上げた。「窓の外の煙は見る間に大きくなって、20~30秒後に炎に変わった。左もオレンジ色の炎になり、両窓とも炎に包まれた」
 「早く降りろ」。渡部さんが声を上げ、前のドアがあいてシューターが出た。女性客室乗務員が「飛び降りて」と指示、乗客が順番に降りていった。振り返ると、すでに機体は炎に包まれていた。渡部さんは「両サイドの窓が炎に包まれたときは、死ぬときはこんな感じになるのかと思った」と話した。
 また、那覇空港の国際ターミナルビルに入居しているヘリコプター運航会社の執行役員、辻本博史さん(41)は、駐機場で、航空機から煙が上がり、シューターから乗客が次々に避難してターミナルへ向かうのを見た。
 中華航空の趙国帥社長は記者会見で「機長はマニュアルに従って乗客と乗員を機外に避難させ、最後に機長が脱出した」と述べた。客室乗務員による避難誘導がどのように行われたかについては触れなかった。(以降省略)



クローズアップ2007:那覇・中華航空機炎上 「出力」減少後なぜ  2007年8月21日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070821ddm003040092000c.html
 那覇空港で20日、中華航空機(ボーイング737-800型)が爆発・炎上した事故の原因は、エンジンから漏れた燃料に引火したとの見方が強まっている。だが、エンジンの出力が落ちている駐機場で爆発が起きた異例のケースで、漏れた側と逆の左エンジン付近が爆発した理由も不明だ。関係者や識者の話から、原因を探った。

◇エンジン配管損傷?--燃料漏れ「胴体直下伝い」
 「航空機が駐機場に停止してから出火するなんて聞いたことがない」「エンジンをほぼ停止させていたから、危険性は減っていたはずなのに」
 国土交通省航空局の幹部たちは今回の事故について「想定外」を強調する。同種事故があった場合に、全世界に注意喚起を促す製造元のボーイングからの情報もなかったという。
 関係者によると、エンジンから出火するトラブルはまれに起きるが、多くはエンジンが激しく回っている時だ。この場合でも、コックピットでの操作で、エンジン内部に搭載されている消火剤をまいて鎮火に成功することが多い。
 これに対し、今回の事故では、エンジンはほぼアイドリング状態だったとみられるが、エンジン付近からの出火が周囲も激しく燃やし、乗客の生命を危機にさらした。
 さらに、着陸し41番スポットに到着した直後、地上整備士が燃料漏れを見つけたのは右エンジン付近だが、その約3分後に爆発したのは逆側の左エンジン付近。同機では左右のエンジンは別系統で、燃料タンクも仕切られている。左右のどちらかに燃料漏れがあっても、反対側に伝わる構造にはなっていないため、この点も解明が必要だ。
 こうした点について、識者はどう見るのか。
 航空評論家の浜田一穂さんは「事故は着陸後で、エンジンも相当出力を抑えていたはず」としたうえで、燃料漏れの原因について▽エンジンを支える配管部分が傷ついた▽燃料ポンプに損傷があった▽燃料タンクそのものが傷ついた--など外的要因を挙げる。
 例えば、シャルル・ドゴール空港で00年7月、コンコルドが離陸途中に墜落した事故では、破裂したタイヤの破片が燃料タンクを破損させ、大量の燃料漏れを起こした。
 また、燃料漏れが右エンジン付近で、左エンジン付近が爆発した原因については「左右別系統なので、反対方向が爆発することは通常考えられない」とする一方で、「燃料漏れが大量であれば、胴体直下を燃料が伝い、反対側のエンジンで引火・爆発することもあり得ないことではない」と話す。
 また、航空評論家の中村浩美さんは「スポットに到着してからの火災は例がない」と驚きながら、事故当初から、燃料系の問題を指摘していた。爆発については「右側から燃料が漏れただけで、左側エンジンがこれほどまで激しく炎上することは考えにくい」としたうえで「航空機事故は、複合的に起きることが多い。左側も燃料パイプの損傷などがあったか、エンジンにトラブルがあるなどして引火し、右側の漏れた燃料に燃え移って激しい炎上につながったのではないか」と推測した。
 機体全体が燃えたことについては「天井部分まで焼け落ちているのを見ると、ケーブルなどに引火して燃え広がった可能性が高い。客室や座席、カーペットなどは不燃材が使用されているが、天井裏のケーブルや電気系統は、プラスチックカバーに覆われてはいるものの、高温の熱があれば溶けてしまう」と解説した。

◇航空各社、同型機を緊急点検--人気機種、衝撃大きく
 事故を起こしたボーイング737-800型は、燃費性能が優れ、最新のコンピューターで高い安全性があるなどの理由で、世界の航空会社が導入している。受注数が計2200機に及ぶ人気機種だけに、今回事故が起きた衝撃は大きい。特に、日本の航空業界は、燃費性能の優れた小型機で多頻度運航するのが大きな流れになっており、各社は、緊急に点検するなどして自社の安全性をアピールする一方で、事故原因に注目している。
 国交省によると、国内の航空会社では、同型機は日本航空が今年3月から、スカイマークが06年2月から順次導入し、5機ずつ所有し運航している。また全日空グループは、既に12機を発注したほか、同系統のエンジンを「737-700型」13機で使っており、国交省は20日、各社にエンジン周辺で燃料漏れを起こす可能性がないか緊急点検をするよう指示した。
 「これまでに同じような燃料漏れによるトラブルは、国内では起きていない」(国交省)といい、製造元からの注意喚起も行われていなかった。それだけに、今回の事故は各社にとって「青天のへきれき」(日航幹部)だった。
 国交省の緊急点検指示に対し、日航は「原因の特定はされていないが、目視点検を実施し、異常はなかった」とし、20日夜には同型機5機について、燃料系統の点検を行った。全日空とスカイマークも「日々の点検に加え、今晩に燃料漏れがないかなど機体とエンジンを全機特別に点検する」という(以降省略)

那覇・中華機炎上:機内で「落ち着け」 恐怖の中、冷静に 台湾人客「もう乗らぬ」  2007年8月21日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070821ddm041040125000c.html
 「爆発したら一大事になると思った」「航空機は見るのも嫌だ」--。20日午前、那覇空港で起きた中華航空機の炎上。乗客乗員165人は間一髪、機外に脱出した。機内は大きなパニックには陥らず、乗客は比較的落ち着いて避難したが、脱出後、疲労を隠せない様子で炎上時の恐怖を振り返った。
 友人6人とヨーロッパを旅行し、台湾経由の帰途、巻き込まれた沖縄県糸満市の小学校教諭、篠原恵子さん(53)は「ベルト着用サインが消えて荷物を持って立っていたら、『急いで』と声が聞こえた。窓から飛行機の後ろを見たら火が出ていて『これは爆発したら一大事になる』と思った」と振り返った。
 ただ「『大丈夫だよ』『落ち着け、落ち着け』という声も上がり、機内は案外冷静でパニックにはならなかった」という。
 台湾人の女性観光客(65)は「窓から煙が見えていたが、乗務員からはタイヤの煙だと説明された。何も持たないで、取りあえず機外に出てくれと言われた」と腹立たしげにまくし立てた。別の台湾人女性は「ちょうど主翼の上あたりの席に座っていたが、窓から煙が上がった後、炎も見えた」と話した。
 台北から3泊4日で義妹(50)とその息子(19)と旅行で那覇に来た劉彩華(りゅうさいか)さん(61)は事故機の左尾翼が見える中央窓側の付近にいた。「(飛行中の)機内サービスでデザートが配られる際に、コーヒーのような油のような変なにおいがした」と飛行中の異変を感じていた。さらに「着陸時のブレーキ音がいつもより大きいと感じた」とも語った。
 劉さんは「飛行機が停止した直後に黒い煙と白い煙、さらに炎が窓から見えた」という。その後、外に出ようとしたが乗務員の誘導はなく、後ろ側の出口から脱出。機外に出て50メートルぐらい夢中で走り、約30秒後に飛行機が爆発・炎上したという。
 事故に遭った乗客のうち17人の台湾人観光客は、東亜旅行社(那覇市)が受け入れていた。同社の林国源社長(53)は客に観光旅行を続けるかどうかを確認すると「『(帰国のための)航空機に乗りたくないし、今は見るのも嫌だ』と言われた」という。
 一方、炎上した飛行機に夫が乗っていた那覇市内の50代の主婦は「午前10時半ごろ、夫から『今脱出した。僕は大丈夫』と電話があった。『何?』と聞いたら『テレビに出てる。見てごらん』と言われた。テレビには炎上している航空機が映り、びっくりした」と話した。
 空港内や周辺にも動揺が広がった。空港の建物などを管理する「那覇空港ビルディング」の男性社員によると、雷が落ちたような「ボーン」という音が聞こえ、数分後に再び同じような音がした。外を見ると、約300メートル先にある機体が激しく炎上。その後、他機の乗客や報道からの問い合わせが殺到し、職員全員で確認作業に追われたという。
 空港4階のコーヒーショップ、ロイヤル空港店の男性従業員(43)は「外を見ると、フロアと同じ高さまで真っ赤な火柱が上がり、その後黒煙がもくもくと上がった」と興奮気味に話した。空港近くにある那覇市立金城小学校では、九州大会を控えた合唱部の児童約40人が練習中だった。黒煙に気づき、バイクで空港へ確認に向かった兼城賢悟教頭は「機体から激しく炎が上がっているのを見て驚いた」と話した。(以降省略)

中華航空機炎上:左右エンジンで何が…  2007年8月21日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070821k0000m040121000c.html
 那覇空港で20日、中華航空機(ボーイング737-800型)が爆発・炎上した事故の原因は、エンジンから漏れた燃料に引火したとの見方が強まっている。だが、エンジンの出力が落ちている駐機場で爆発が起きた異例のケースで、漏れた側と逆の左エンジンが爆発した理由も不明だ。関係者や識者の話から、原因を探った。

◇燃料漏れと反対側で爆発
 「航空機が駐機場に停止してから出火するなんて聞いたことがない」「エンジンをほぼ停止させていたから、危険性は減っていたはずなのに」
 国土交通省航空局の幹部たちは今回の事故について「想定外」を強調する。同種事故があった場合に、全世界に注意喚起を促す製造元のボーイングからの情報もなかったという。
 関係者によると、エンジンから出火するトラブルはまれに起きるが、多くはエンジンが激しく回っている時だ。この場合でも、コックピットでの操作で、エンジン内部に搭載されている消火剤をまいて鎮火に成功することが多い。
 これに対し、今回の事故では、エンジンはほぼアイドリング状態だったとみられるが、エンジン付近からの出火が周囲も激しく燃やし、乗客の生命を危機にさらした。
 さらに、着陸して41番スポットに到着した直後、地上整備士が燃料漏れを見つけたのは右エンジンだが、その約3分後に爆発したのは逆側の左エンジン。同機では左右のエンジンは別系統で、燃料タンクも仕切られている。左右のどちらかに燃料漏れがあっても、反対側に伝わる構造にはなっていないため、この点も解明が必要だ。
 こうした点について、識者はどう見るのか。
 航空評論家の浜田一穂さんは「事故は着陸後で、エンジンも相当出力を抑えていたはず」としたうえで、燃料漏れの原因について▽エンジンを支える配管部分が傷ついた▽燃料ポンプに損傷があった▽燃料タンクそのものが傷ついた--など外的要因を挙げる。
 例えば、シャルル・ドゴール空港で00年7月、コンコルドが離陸途中に墜落した事故では、破裂したタイヤの破片が燃料タンクを破損させ、大量の燃料漏れを起こしている。
 また、燃料漏れが右エンジンで、左エンジンが爆発した原因については「左右別系統なので、反対方向が爆発することは通常考えられない」とする一方で、「燃料漏れが大量であれば、胴体直下を燃料が伝い、反対側のエンジンで引火・爆発することもあり得ないことではない」と話す。
 また、航空評論家の中村浩美さんは「スポットに到着してからの火災は例がない」と驚きながら、事故当初から、燃料系の問題を指摘していた。爆発については「右側から燃料が漏れただけで、左側エンジンがこれほどまで激しく炎上することは考えにくい」としたうえで「航空機事故は、複合的に起きることが多い。左側も燃料パイプの損傷などがあったか、エンジンにトラブルがあるなどして引火し、右側の漏れた燃料に燃え移って激しい炎上につながったのではないか」と推測した。
 また、機体全体が燃えたことについては「天井部分まで焼け落ちているのを見ると、ケーブルなどに引火して燃え広がった可能性が高い。客室や座席、カーペットなどは不燃材が使用されているが、天井裏のケーブルや電気系統は、プラスチックカバーに覆われてはいるものの、高温の熱があれば溶けてしまう」と解説した。
(以降省略)




 昨日の夕方以降のニュース報道は、日経平均の急回復と、この中華航空機の事故の話題で盛り上がっていたのですが、この事故 一歩間違えばとんでもない大惨事にもなりかねなかったようで、もし着陸準備中に発火していたら…、もし乗客がパニックに陥っていたら…などなど様々な可能性を考えると、よくこれだけの大事故で重傷者の1人も出さないで済んだものだと思いますし、乗客・乗員にとってはとんだ災難でしたが、人的被害がなくてほっとしています。
 原因は今後の調査でおいおいわかってくるのだと思いますが、今の航空機の製造技術ならば、仮にエンジンから火が出ても消化剤を散布することで、これ程の被害になることまでは想定していないでしょうし、死者が出なかったのはたまたま幸運に恵まれたものとして、この事故は重大事故に準じて真剣に事故原因について調査して欲しいものですしまた、ボーイング社には徹底的な原因追究及び問題部分の解決を行って欲しいと思います。

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