日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

あきる野・蝉の7年

2007-08-21 | 自然・風景
東京の西、あきる野市は緑豊かな町だ
バブル期に裏山の木を切り
宅地分譲をしようとたくらんだ業者がいたが
斜面を買う物好きが現れずに計画は頓挫した。
おかげで、切り倒され木々が自然に復活し、また林が出来た。

小学2年生と蝉取りも出来るようになった。
林に1歩入ると蝉の啼き声
早々とヒグラシをゲット!
日の当たる草地には涼しげな蔓植物
十字の花が珍しい「センニンソウ」



少し先に行くと古い家と新しい住人の「自然派の村」
中央に大きな紅葉
見ると葉のあちこちに蝉の抜け殻が
数えきれないくらいぶら下がっている
1歩踏み出すと「チッ!」と生まれたばかりの蝉の初飛翔
隣の雑木林ではうるさいぐらいの鳴き声
2年生がそろりと踏み出し難なくミンミンゼミを捕まえる
が、同じ木に何個もの蝉
仲間の不幸にもめげず啼き続ける。
今年は蝉の当たり年だろうか?

「蝉は7年も土の中で
やっと出てこられたんだから、明日逃がしてあげる」
(地中の蝉達の方が幸せよ・言葉を呑込む)
物分かりの良すぎる2年生。
チト物足りなさを感じてしまう。

緑豊かだから安心出来ない
裏山の反対側では山を切り崩し、谷を埋める工事の真っ最中。
裏山が崩れるような事は無いだろうか?
7年地中の蝉達は絶滅しないだろうか?



翌朝のヒグラシはヘトヘト・・
カゴから出しても飛び立たず木につかまらせた。
ミンミンゼミはあっという間にどこかへ・・
まだお役目が残っているのだろう。
コメント
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